ランニングマシンを購入してこれから運動を、の前に基本設定をどうするか把握しておこう
なかなかランニングやジョギングの機会もないし、久々に出来ると思ったら天気が悪くて、などという人のためにあるのがランニングマシンです。
これなら気がついた時に天候にも問題なく、家の中で走ることが可能です。
しかしこれ、ランニング初心者さんの場合、どういう設定で始めたらいいのか迷ってしまいますね。
すでに走っている人でも、時速何キロで設定すればベストなのかちょっと疑問に思うかも知れません。
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目次
ランニングマシンは便利な運動器具です
天候にも関係なく、交通事故の心配もなく走ることの出来るのがランニングマシンです。
高齢者の方でも、何かあってもすぐに対応できる家の中なので安心して運動ができます。
普段仕事に忙しい人の場合、休みの日にせっかく走ろうとしたら雨で走れない、などということもなく運動ができます。
ちょっと寂しいのは、家の中なので景色の移り変わりとかが見られない、単調な走りになってしまうことです。
まあこれは、音楽を聞きながらとか動画を見ながらなどの、ながら運動にすれば単調さは解決できますね。
こんなに便利な運動器具です。
上手く利用して、筋トレにダイエットにリハビリにと積極的に使っていきたいものです。
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機能がたくさんあるので逆に設定で悩むことも
近頃のランニングマシンには、機能が本当に多くついています。
昔のマシンは本当に、ベルトの上を走っているだけでしたから、ある意味単純で設定がとかいう問題も出ませんでした。
その代り、自分の体調や走りの速さに合わせてなどということも不可能でしたから、そこは今のマシンのほうが優れているのは明らかです。
しかしランニング初心者の人だけでなく、ランニングマシン初心者の人も、この多くの設定には最初戸惑ってしまうこともありますね。
設定の複雑さで引いてしまってそれっきり、などということもないとは言えません。
せめて基本的な設定は、把握しておきたいものです。
基本的な設定って言うと
心拍数がとかそういった問題はちょっと置いておいて、まずは完全に基本的な設定です。
つまり速度設定ですね。
どの程度の速度が自分の今の状態にふさわしいのか、見当をつけておかないと面倒なことになります。
というか、怪我をしかねません。
実は先日、ネットに上がっていた動画を見て思わず笑ってしまったのですが、これ下手をすれば笑うだけでは済みません。
動画のアップ主が実験したのは、時速25キロに設定したランニングマシンで走るということでした。
正直無謀です。
マラソンランナーのトップクラスでも、時速20キロと言うのが現状です。
まあ結果、走るどころかあっという間にベルトから滑り落ちてしまいました。
怪我がなかったようで幸いです。
時速の設定は大事なので目安を見てみよう
ランニングマシンの時速設定は、1キロから設定できるものもあります。
上限はマシンによってかなりの差がありますので、そこも購入時にチェックしておきたいですね。
リハビリなどでゆっくりと歩きたい場合
成人が普通に歩く時の目安が、1キロを歩くのに15分と言われています。
時速にすると4キロです。
最もこれは結構早足になりますね。
背の低い人だと、早足でということになってしまうこともあります。
リハビリでの使用でしたら、ここから換算して時速1キロから2キロで始めるのがおすすめです。
しっかりと足を上げて歩くことで、全身の筋肉のリハビリをしますので、物足りないくらいからのほうがいいですね。
ウォーキングを目的とした場合
普通に歩くよりちょっと頑張って歩く、という感じのウォーキングです。
しっかりと腕を振って、脚を上げて歩きます。
なので、普通に歩く時速目安の時速4キロよりもうちょっと上に設定すると効果的です。
時速5キロから6キロくらいですね。
ウォーキングの特徴は、両足がいっぺんに地面から離れないということにあります。
下半身への負担が、ジョギングやランニングより少ないので、初心者の場合ここから始めるのがおすすめですね。
ジョギングクラスの走り方の場合
ランニングとジョギングは一緒にされてしまうことが多いのですが、大別するとランニングよりちょっとゆっくりなのがジョギング、といったところです。
ランニングより少々スピードが遅いので、焦らずに走る感じです。
時速で見てみますと、8キロを越えた場合ウォーキングの特徴である両足がいっぺんに地面から離れない、が難しくなってしまいます、なのでこの速度の辺りで、ジョギングになったと言うことですね。
別の言い方をすれば、会話ができる程度のスピードです。
つまりはきちんと呼吸が出来る速さということで、初心者にはうってつけの走る速度です。
まあこれも目安ですので、人によってはもっと遅い設定が良いこともあります。
その辺りは少しずつ見つけていってください。
ランニングのスピードでしっかり走りたい場合
しっかりと全身を使用しての走りです。
ジョギングよりも速い速度になりますし、呼吸なども荒くなっていくのは当然です。
設定速度としては、時速9キロ以上ですね。
ただしプロのマラソンランナーでも、時速は20キロ程度です。
ダッシュでもかけるのなら別ですが、そうでない場合せいぜい10キロ程度の設定がおすすめです。
この10キロの速度設定ですが、一部の安価なランニングマシンだと8キロ位で打ち止めになっていることがあります。
しっかりと走りたくてランニングマシン購入を考えている人は、ここにも注目して機種を選んでください。
他にもランニングマシンでの運動にちょっと気をつけておきたいこと
ランニングマシンを使用して、短距離の訓練をするというのは、まあ無いと言って過言ではありませんね。
ある程度の時間をかけて、有酸素運動をするために利用するというのが、一般的です。
どの程度の時間を走るのがいい?
マラソンの場合、42.195キロをトップランナーが走り抜けるのに、2時間20分位かかります。
2時間以上走り続けるのですね。
このフルマラソンを目指している人の場合、それなりの時間走る訓練が必要です。
しかし普通に筋トレやダイエットが目的の場合、そこまで頑張るのは逆効果になることもあります。
ダイエットしようとランニングマシンで走っていたら、筋肉が付きすぎて体重が増えた、などということもあるのです。
まあランニングマシンの連続使用時間は制限有りですから、そこまで心配は必要ありません。
2時間の連続使用が出来るマシンは滅多にないので、逆に運動し過ぎにならずに済みますね。
初心者さんには、15分位からがおすすめです。
30分走ろうと思ってきつかったら、15分ずつに分けるというのも手ですね。
心拍数にも注意できればベスト
普通に外部を走っている時には、スマートウォッチなどがないと心拍数は自分では掴みづらいものです。
幸いランニングマシンなら心拍数も表示されるものが多いので、時々チェックして置くのがおすすめです。
心拍数が上がりすぎ無いようにしておくのも必要ですし、最もいい状態をキープしておくのもまた必要です。
この心拍数がダイエットなどにも関わってきますから、そちらが目的の人は特に要チェックです。
また初心者さんの場合、急激に心拍数が上がったらウォーキングにして呼吸を整えるなど、工夫してください。
まとめ
せっかくのランニングマシンです。
その性能を全部生かして運動したいのは勿論のことです。
しかし最もベーシックな設定を疎かにしないで、自分に合った運動を心がけることが結果的に最も効果が出るのは当然です。
スピード、運動時間、心拍数などのベーシックはチェックポイントをしっかりと把握して、効果的効率的にランニングマシンを使用していきたいものですね。