ランニングマシンの継続を妨げるものは何?  失敗しないために知っておきたい4つの原因

ランニングマシン・ルームランナー

ランニングマシンは、ダイエットなどで重宝されている便利なアイテムであり、継続が重要なポイントになります。

すぐにやめてしまったのでは、よい効果を得ることができません。

ランニングマシンの正しい効果を得るためには、ある程度長く継続しなければならないのです。

では、しっかり続けるために、避けておきたいポイントを紹介していきましょう。



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速度の設定を上げすぎている

ランニングマシンによる運動をなかなか継続できないようなときは、速度がどのような設定になっているか確かめてみることをおすすめします。

設定によっては、継続を妨げる原因になってしまうのです。

注意しておきたいのは、効果を上げようとして、やたらと速い設定にしてしまうことです。

速度を上げて激しい運動を行えば、それだけ高い効果が得られるように思えますが、やりすぎはよくありません。

確かに、速いペースで走ることは効果アップにつながりますが、無理な速度で走っていると、ストレスの蓄積により、すぐに諦めてしまうことが多いのです。

自分に合わないペースで走るのは辛いため、「もうやめたい」というネガティブな気持ちが大きくなってしまいます。

特に、運動を始めたばかりの人は要注意です。

走ることに慣れていない人が、いきなり速いペースで走ったりすると、その辛さに耐えられず、途中で投げ出すことになってしまいます。

しっかりと継続するためには、そのような無謀な挑戦を避けて、コツコツ進めることが大切です。

最初は遅めで

ランニングマシンをしっかり継続していくためには、最初から速く走るのではなく、まず遅い速度から始めるべきです。

時速7kmくらいに設定して、走りながら誰かと会話できるくらいのペースで続けていきましょう。

「そんなに遅いと効果がないのでは?」と不安になることもありますが、最初から速すぎる設定にしたときは、さらに効果が弱まることになります。

時速15kmのペースに耐えられず、すぐに諦めてしまうようでは、効果を上げることはできません。

そんなことになるよりは、遅いペースであっても、長めに続けていた方が、よい効果を得ることができるのです。

速度を上げるのであれば、まずは遅いペースで走ることに慣れるようにしてください。

十分に慣れて、物足りなく感じるようになってきたら、そのときは速度を上げても構いません。

少しずつ体を慣らしていけば、速度を上げてもデメリットはなく、確実な効果アップにつながります。

怪我をしないために

ランニングマシンの速度を上げないことは、安全のためにも必要な対策です。

自分に合わないような無理なペースで走り続けることは、足に過剰な負担をかける行為になります。

そのため、初心者が最初から速い設定にしていると、膝を痛めてしまうことが多いのです。

怪我をしてしまったのでは、それこそ継続どころではありません。

いくら続けたくても、回復するまでは中断しなければならず、ダイエット効果も得られなくなってしまうのです。

そんな失敗をしないためにも、自分に合った無理のない速度で走るようにしましょう。



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傾斜をつけすぎている

ランニングマシンでの運動が継続できないときは、傾斜をチェックすることも重要なポイントのひとつになります。

あまり斜めにしすぎていると、継続を妨げることになるのです。

ランニングマシンに傾斜をつけると、ゆるい坂道を走っている状態と同じになります。

そのため、通常よりも高い負荷をかけることができ、効果アップを狙うことができますが、やりすぎればデメリットになってしまうのです。

むやみに急な傾斜をつけて、あまりにも負荷を高めすぎてしまうと、その辛さのために、継続が難しくなっていきます。

しっかり続けていくためには、自分にとって無理のない傾斜にすべきです。

ひどく疲れないくらいの適度な負荷であれば、継続に影響するようなことはありません。

ゆるい傾斜から少しずつ上げる

傾斜のつけすぎはよくないとはいえ、まっ平らなままで走っていると、物足りなく感じることがあるのも事実です。

ランニングマシンで走るときは、外を走るときのような抵抗がほとんどありません。

風が吹かないために空気抵抗がなく、かなり楽に走ることができます。

しかし、あまりに楽すぎて、ゆるい下り坂を走っているような状態に近くなるため、効果を上げたいときには、少し困ってしまうものです。

きっちりと負荷をかけて効果を上げるためには、傾斜をつけることも必要になってきます。

そんなときは、いきなり急な傾斜をつけるのではなく、ゆるい角度から始めるようにしてください。

1~2%程度の傾斜にしておけば、ちょうど外を走るくらいの負荷になるので、まずはそこから慣れていくことをおすすめします。

速度の設定と同じように、体の慣れを考慮しながら、少しずつハードルを上げるようにすれば、失敗することはありません。

最初から長く走ろうとしている

ランニングマシンが継続できないときは、無理に長く走ろうとしていないか、改めて考えてみてください。

1回1回の時間が長すぎてストレスがたまるようだと、ランニングマシンを敬遠するようになり、最終的には使わなくなってしまう可能性があります。

長く走れば、それだけ効果を上げることができますが、自分の限界を無視するような方法はおすすめできません。

例えば、走り始めたばかりの初心者が、いきなり30分走ろうとするのはNGです。

あまり運動する習慣がなかった場合、10分くらい走るだけでもかなり苦しいものがあるため、30分では明らかに無理があります。

最初は短い時間でも構わないので、しっかり継続できるように、コツコツと取り組んでいくようにしましょう。

20分にこだわらない

ランニングマシンのような有酸素運動をするときは、「20分以上の継続が重要」という話がよくあります。

これは、本格的に脂肪の燃焼が始まるのが、走り始めてから20分経過したころになるためです。

つまり、20分以上の長い時間で走ることができれば、脂肪燃焼効果を高めることができるわけです。

しかし、20分という時間にこだわりすぎて、体が慣れないまま強引に走ろうとしとした場合は、なかなかうまくいきません。

失敗しないためには、短い時間から始めて少しずつハードルを上げ、徐々に20分を超えるようにしていきましょう。

多少時間はかかりますが、きちんと自分のペースで走っていれば、辛すぎて諦めるようなことはなくなります。

暇つぶしになるものを用意していない

ランニングマシンによる運動をしっかり継続するためには、退屈を紛らわすための工夫も重要になります。

外を走るときとは違い、中で走るときは、周りの変化が一切ありません。

正面に窓でもあれば、一応は景色を眺めることも可能ですが、下手をすると壁の一点を見つめながら走り続けるような状態になることもあります。

あまりに変化がない状態だと、走ることがひどく退屈に感じるようになり、最終的には飽きて投げ出してしまう可能性が高いので、対策はしっかり行うべきです。

そこでおすすめなのが、音楽を聴いたり、テレビや動画を見ながら走ることになります。

自分の好きなものに触れていれば、退屈することはなく、時間の経過を早く感じることもできるため、継続には最適な方法です。

「ながら運動」というのは、一見すると不真面目なようですが、継続のためには必要なことなので、積極的に行っていきましょう。

まとめ

ランニングマシンはとても便利なアイテムですが、ここで紹介したような継続を妨げる原因には、十分注意してください。

速度や傾斜、時間などをよく考えておかないと、効果が出ないうちに投げ出してしまう可能性があります。

継続の邪魔になる要素をしっかり排除していれば、そのような失敗を防ぎ、ランニングマシンの効果を確実に得ることができるのです。