エアロバイクによく似ているリカンデントバイクとは?
リカンデントバイクはエアロバイクによく似ているため間違う人もいるのではないでしょうか。
ただつくりなどがちょっとずつ違いますので購入する際はしっかりと区別しておいた方がいいでしょう。
背もたれがついていて、ペダルの位置など体に負荷がかからないように工夫がされていますのでリハビリなどにはちょうどいいでしょう。
エアロバイクとよく似たリカンベントバイクとは
エアロバイクとよく似たものでリカンベントバイクというものがあります。
名前だけだと明らかに違うためすぐに区別がつきますが、見た目がとても似ているのでつい間違ってしまう場合もあるようです。
実物を見るとわかりますが、どちらも自転車を漕ぐようなスタイルになっており、初めて見た人などは少しわかりにくいかもしれません。
ただよく見るとシートの位置やペダルの位置などが工夫されており、エアロバイクとはまた別ものとなっています。
初めてエアロバイクを購入する場合、なんとなくこういう形だろうと思い勘違いしてしまいそうですが、間違わないようにしましょう。
リカンベントバイクとは
リカンベントバイクはエアロバイクなどと同じように足で漕ぐスタイルの機器です。
見た目はエアロバイクにとてもよく似ていますがよく見ると細かな相違点があり、例えば背もたれがあったりペダルの位置もかなり前方になっていたりしているのが特徴でしょう。
形もやや大きくなっているためコンパクトさに欠けますが、ただそういった形の工夫は体への負担を少なくするためのものですので、高齢者でも使いやすくリハビリなどにもよく用いられています。
エアロバイクのように体を動かしてダイエットをするだけでなく、リハビリの機能も備えたのがリカンベントバイクといえるでしょう。
見た目はエアロバイクに似ていますが、同じように漕いでも得られる効果なども違ってきますので、そういった点も十分把握した上で使用する必要があるでしょう。
ぺダルの位置が前方にある
リカンベントバイクでまず目に入るのはペダルの位置ではないでしょうか。
エアロバイクと比べるとかなり前方に突き出るような形になっています。
そのため機器全体が細長く大きくなり、かなり存在感のあるものとなっています。
コンパクトにおさまるエアロバイクと比べるとやや大きめですが、その分安定感はありますので使い勝手としては良くなるかもしれません。
ペダルの位置ですが、エアロバイクの場合は自転車と同じで腰のすぐ下あたりにありますが、リカンベントバイクになるとかなり前方になります。
腰のすぐ下にペダルがなく脚を突き出すような形になるため漕ぎにくいと感じる人もいるかもしれませんが、慣れてくるとそれなりに漕げるようになってきます。
またペダルの位置が上の方になっているのにはちゃんとした理由があり、漕ぐ位置が上になればそれだけ心臓への負荷も少なくてすむため、無理なく漕げるというメリットがあります。
そのため体力に不安のある高齢者やリハビリ中の人などにもおすすめでしょう。
体に余計な負荷をかけないで鍛えることができそうです。
背もたれがあって便利
リカンベントバイクには背もたれがあります。
体を鍛えるための機器なのにどうして?
と思う人もいるかもしれませんが、もちろんきちんとした意味があります。
確かに長い時間漕いでいると疲れますので背もたれがあると休憩しやすいですが、それだけのためにあるのではなく、体への負担を軽減する役割を担っています。
リカンベントバイクの場合ペダルの位置が前方にありますが、それを漕ぐ時にどうしても腰やお尻に負担がかかってしまいよくありません。
脚を前方に突き出して漕いでみるとわかりますが、上半身が後ろに倒れがちになりバランスをとるのがとても大変です。
後ろに何もないと腰やお尻にかなり負担がかかってしまうため、それを軽減するためにも背もたれがあると便利でしょう。
ハンドルがない?
リカンデントバイクにはハンドルがありません。
通常のエアロバイクだと自転車に近い形となっているためコントロールパネルのところにハンドルがついているのではないでしょうか。
リカンデントバイクの場合はパネル部分だけでハンドルらしきものがついていませんので、若干違和感を覚える人もいるかもしれません。
ただそれはペダルを漕ぐ時の態勢なども考慮しての事でしょう。
前方のペダルを漕ぐために上半身は背もたれに傾き、手の位置はバランスをとるために自然と腰もとになります。
そのためリカンデントバイクにはシートの部分にハンドルがついており、握れるようになっています。
シートの位置を調節
リカンデントバイクは前方にペダルがありますが、うまく使いこなすためにもシートの位置は重要になってくるでしょう。
シートとペダルの位置があっていないと漕ぐことができません。
これを調節するためにもシートは前後に動かせるようになっていますので、自分に合った位置で固定するようにしましょう。
またリカンデントバイクについては日本人の体形に合っていない場合も多く、人によってはシートの位置がうまく調節できないこともあるようです。
せっかく購入しても使えないと意味がありませんので、 特に身長が低い人は購入する前に確かめたほうがいいでしょう。
便利な機能がいっぱい
ペダルを漕ぐ際はそのまま使うのでなく負荷を調節することもできます。
マグネット式や電磁負荷式などありますのでチェックしておくといいでしょう。
マグネット式の方が負荷の調節範囲なども広くなりますが、段階に応じて曲線的に負荷がかかるためやや急激に感じることもあるでしょう。
またこれに対し電磁負荷式は段階に応じて比例直線的に負荷がかかるため、比較的気になることも少ないかもしれません。
その他、ワットコントロール機能と言って漕ぐスピードを一定に保つこともできます。
同じ速度で漕ぎ続けることができるため成人病のリハビリなどに適しているでしょう。
またハートレートトレーニング機能では心拍数に応じてトレーニングを行えるようになっており、スポーツトレーニングなどにおすすめです。
動きがスムーズなウォークスルータイプ
リカンデントバイクでもウォークスルータイプになっているものはとても利用しやすいでしょう。
このタイプはシートとペダルまでの間が空いているので乗り降りがしやすいのが特徴です。
リカンデントバイクの場合はリハビリなどにもよく使われますが、体が思うように動かせない状態で使用する場合もあるため方向転換やちょっとした動作でもしんどいことがあります。
リハビリをする以前に乗り降りが辛いとそれだけでするのも嫌になってしまうのではないでしょうか。
ウォークスルータイプだとそういう場合でも無理なく体を動かすことができるため安心でしょう。
ちょっとしたことですが、こういったスペースがあるととても助かります。
ウォークスルータイプはスポーツなどのリハビリで使用するのはもちろん、高齢者が体を動かす際などにも重宝しそうです。
まとめ
エアロバイクによく似たリカンデントバイクは体への負担も少なく、リハビリなどに適しています。
背もたれがある他エアロバイクに比べるとややどっしりとしていますが、安定性も抜群で使いやすいでしょう。
腰やお尻に負担をかけないで長時間でも使い続けられるため、高齢者が体を動かす際やスポーツのリハビリなどには重宝しそうです。