エアロバイクでダイエット効果が出ないときに試すべきことは? おすすめの対策4選
エアロバイクは、室内でも簡単に体を動かすことができる便利な運動器具であり、ダイエットのためにも重宝されています。
ただし、その効果をしっかりと得るためには、適当に漕いだりしてはいけません。
やり方が悪いと、あまり効果が出ず、がっかりしてしまうこともあるのです。
では、うまく効果がでないときにおすすめの対策について、詳しく説明していきましょう。
長めに漕ぐ
エアロバイクを漕いでもいまいちダイエット効果が得られないときは、単純に運動量が足りていない場合があります。
漕いではいても、その時間が短いために、あまり脂肪を燃焼させることができないのです。
脂肪を燃やして痩せるためには、ある程度長く漕がなければなりません。
そこでおすすめなのが、30分を目指して漕ぐことです。
エアロバイクのような有酸素運動の場合、脂肪の燃焼が始まるのは、漕ぎ始めてから20分を過ぎたころからです。
それよりも早く漕ぐのをやめてしまうと、高い効果は得られなくなってしまいます。
確実にダイエットをするなら、20分以上の長めの継続が重要なのです。
そのためには、まずは30分漕ぐことを目指しましょう。
1時間漕ぐことができれば、それだけ燃焼する脂肪も多くはなりますが、慣れていないとハードルが高すぎるように感じてしまうものです。
しかし、20分より少しだけ長い30分であれば、「なんとか続けられるかも」と前向きに考えることができます。
脂肪を多く燃焼させるためにも、継続する時間はしっかり意識しておきましょう。
少しずつ長く
漕ぐ時間を長めにしておくことは、ダイエット効果が出ないときの有効な対策になりますが、初心者は注意しなければなりません。
エアロバイクを漕ぐことに慣れていない人が、早く痩せたいからといって最初から長く続けようとした場合、辛すぎて挫折してしまう可能性があるのです。
また、負荷をかけすぎたことによる怪我も問題になります。
エアロバイクを使い始めたばかりの人だと、漕ぐための筋肉がしっかりついていないことが多いため、無理に漕ぎ続けると膝を痛めてしまうのです。
そうしたデメリットを考えれば、いきなり30分漕ぐのはやめるべきです。
最初は10分くらいでも構わないので、少しずつ進めていきましょう。
短い時間に慣れてきた段階でハードルを上げ、だんだんと30分に近づけていくのがベストな方法です。
効果を早く得ることばかりにこだわっていると失敗してしまうので、自分のペースを崩しすぎない漕ぎ方をしてください。
姿勢を正す
エアロバイクのダイエット効果がなかなか得られないときは、漕ぐときの姿勢を見直してみる方法もおすすめです。
姿勢が悪いと、本来の効果をしっかり引き出せなくなる可能性があります。
そこで注意しておきたいのが、まっすぐに体を起こしたまま漕いでしまうことです。
姿勢を正して漕ぐなら、体を起こして前を向く状態は、特に間違っていないように思えますが、実際にはあまりおすすめできません。
体を起こした状態は、サドルの高さが合っていないときにありがちな姿勢なのです。
サドルの理想的な高さは、ペダルが下に位置しているとき、足がきちんと伸びるくらいの高さになります。
その高さになっているときは、体が若干前傾姿勢になるものです。
少し前屈みの姿勢になって漕げば、日常生活ではあまり使わない筋肉までしっかり刺激できるため、脂肪の燃焼が促進されます。
また、足全体の筋肉を多めに使うことで、キュっと引き締める効果も高くなるので、足を細く見せたいときにも最適です。
したがって、エアロバイクを使うときは、必ずサドルの高さを合わせるようにしてください。
サドルの位置が適切なら、姿勢も自然と前かがみになり、ダイエット効果を高めることができます。
怪我を防ぐために
姿勢を見直して足が伸びる状態にすることは、安全にエアロバイクを使うためにも大切なポイントになります。
サドルの高さが合っていない場合、体は起きていることが多くなりますが、足は常に曲がったままです。
その状態でペダルを漕ぐと、膝に大きな負担をかけることになります。
何度もそのような運動を繰り返していれば、足を痛めてしまい、ダイエットをしたくでもできなくなる可能性が高いのです。
怪我をしないためにも、サドルの調整を忘れず、正しい姿勢で漕ぐようにしてください。
時間帯を意識する
エアロバイクを使ったダイエットには、効果の出やすい時間帯があります。
いつ漕いでもそれなりの効果はありますが、いまいち弱く感じるようなときは、できるだけその時間帯を狙ってみましょう。
おすすめなのは、朝の食事前です。
朝食前の運動は、糖質の少なさがポイントになります。
運動をするときは、まず糖質を消費し、その次に脂肪を燃焼させることになりますが、食事で糖質を補給した状態だと、なかなか脂肪の燃焼が始まりません。
たっぷりとある糖質の方ばかりが運動に使われ、脂肪をエネルギーにするところまでたどり着かないのです。
そうなれば、どうしてもダイエット効果は弱まってしまいます。
しかし、朝の食事前なら、体内の糖質は少ない状態なので、すぐに消費されて脂肪の燃焼が始まります。
ダイエット効果をより高めたいときは、ぜひそのような時間帯を意識してみてください。
脂肪がつきにくい
朝の食事前にエアロバイクを漕いだときは、食事から摂取した栄養が、通常よりも消費されやすくなります。
すると、脂肪となって蓄積される量も少なくなり、ダイエットの効果をより高めることができるのです。
ダイエットでは、脂肪を燃焼させるだけでなく、脂肪が多くつかないように注意することも大切なので、時間帯はしっかり意識していきましょう。
無理は禁物
朝の食事前は、ダイエットには最適な時間帯になりますが、決して無理はしないでください。
空腹のときにあまりハードな運動をすると、貧血になることがあります。
エアロバイクは負荷の調整ができるようになっていますが、効果が出ないからといって、むやみに上げないようにしましょう。
きちんと適度な負荷で行っていれば、空腹時に漕いでも危険はありません。
筋トレをする
エアロバイクの効果が出にくいときは、脂肪が燃焼しやすくなる工夫をしてみましょう。
そのためには、筋トレがおすすめです。
筋トレをすると基礎代謝が上がるため、普通に運動するよりも、さらに脂肪が燃えやすくなります。
したがって、まず先に軽く筋トレを行い、その次にエアロバイクを漕ぐという順番がベストです。
その方法でどんどん脂肪を消費させていけば、ただエアロバイクを漕ぐよりも、効果が出やすくなります。
ダイエット効果をアップさせるだけでなく、リバウンドを防ぐ効果も期待できるので、ぜひ試してみてください。
摂取カロリーを減らす
エアロバイクを漕いでもうまく痩せられないときは、漕ぎ方や時間帯だけでなく、食事を見直してみることも大切です。
いくら脂肪を燃やしても、普段から多量の脂肪がつくような食事をしていると、効果はなかなか上がりません。
ダイエットの基本は、摂取カロリーを消費カロリーよりも少なくすることなのです。
燃焼で減っていくカロリーの方が多い状態なら、エアロバイクによる有酸素運動の効果は、かなり出やすくなります。
カロリーの高いものばかりを選ぶのではなく、健康的なメニューにすることを心がけ、ダイエットを妨げない食生活をしていきましょう。
まとめ
エアロバイクの効果が出にくいときは、ついイライラしてしまうことも多いですが、まずは冷静になることが大切です。
むきになって負荷を上げたり、限界を超えて漕ぎ続けたりすると、過度のストレスや怪我のために、ダイエットを続けられなくなることがあります。
やけくそになって漕いだりせず、ここで紹介したような対策を試してみてください。
落ち着いて効果を上げる工夫をすれば、雑な漕ぎ方をするよりも成功しやすくなります。