お尻に負担をかけずにエアロバイクを漕ぐコツは?5つの対策
エアロバイクは、屋内で運動するための便利なアイテムですが、使い方には注意が必要です。
適当に使っていると、お尻が痛くなってしまい、長く漕げないことがあるのです。
ある程度長く続けるようにしないと、なかなか運動の効果を得られなくなってしまいます。
では、お尻の傷みを防ぐためにはどんな対策があるのか、詳しく説明していきましょう。
お尻にクッションを当てる
エアロバイクを漕いでお尻が痛くなるときは、サドルとの間に緩衝材になるものを挟む方法がおすすめです。
硬い椅子に座り続けると痛みを感じますが、柔らかいソファなら、快適に座っていられるものです。
エアロバイクを漕ぐときも、できるだけクッション性を高めてみてください。
硬いサドルによるお尻が圧迫を回避できれば、強い痛みを感じることはなく、楽に漕ぎ続けることができます。
この方法にはいくつか種類があるので、代表的なものを紹介していきましょう。
クッションを敷く
座布団のようなクッションをサドルに乗せ、その上に座る方法です。
若干ずれやすいというデメリットはありますが、シンプルなクッションなら100円ショップなどで手に入るため、簡単に対策ができます。
もし合わなかったら普通の椅子のクッションとしても活用できるので、気軽に試してみてください。
サドルカバーを被せる
クッション性の高いサドルカバーを被せると、お尻の圧迫をかなり軽減できるため、痛みを感じにくくなります。
サドルは値段が高いので、硬くても簡単には買い替えられないものですが、この方法なら、出費を抑えつつしっかり対策ができます。
ただし、サイズには注意してください。
サドルのサイズと合った製品を使う必要があるため、適当に選ぶと失敗してしまいます。
しっかりサイズを確認して、間違いなく合う製品を購入しましょう。
レーシングパンツを履く
レーシングパンツは、自転車に乗るときによく使われるアイテムであり、エアロバイクにも利用できます。
お尻の部分が厚くなっているため、うまい具合に圧迫を和らげてくれるのです。
他の方法と違って着替えの手間はありますが、確実性は高くなっています。
サドルのサイズは関係ないため、履けば間違いなくクッション性を高めてくれるのです。
レーシングパンツを履いていれば、股が擦れる心配もなくなるので、楽に漕ぐならおすすめです。
タオルを当てる
新しく便利なアイテムを購入するには、少し時間がかかることもあります。
買うまで我慢できないようなときは、応急処置としてタオルを使ってみてください。
タオルをサドルに当てるだけでも、少しは硬さを軽減することができます。
この方法なら、家にあるタオルをすぐ使うことができるため、早急に痛みの対策をしたいときは最適です。
利用できそうなものはどんどん使っていきましょう。
中途半端な座り方をしない
エアロバイクのサドルに腰掛けるときは、前の方だけにお尻を乗せないように注意してください。
サドルの前は細くなっているので、そうした中途半端な座り方をしていると、お尻に食い込むような状態になることがあります。
そんなことでは、痛みを和らげることはできません。
余計な負担をかけないためには、おかしな座り方をせず、きちんとお尻を乗せるようにしてください。
広い部分にもしっかり腰掛けるようにすると、食い込みは避けることができます。
後ろに寄りすぎるのはよくありませんが、どこか一部だけ使うのではなく、サドル全体を使うようにしていきましょう。
サドルを高くしすぎない
正しい座り方をしていても、サドルが高すぎる場合は、負担を軽減することができなくなってしまいます。
これは、お尻に体重が集中してしまうためです。
サドルが高すぎると、足がペダルに正しく乗りません。
届かないことはないとしても、ギリギリでなんとか乗っているような状態になり、しっかり踏ん張ることができないのです。
そうなると、体重を支えるためにお尻を酷使することになります。
足がまともに使えないため、お尻に体重の負荷が集まってしまいます。
そうなると痛みを感じやすくなるので、高さには十分注意してください。
足にも負荷を分ける
お尻だけで体重を支えないためには、サドルをちょうどよい高さにして、足を正しく乗せる必要があります。
正しい位置に乗せることができれば、お尻だけでなく、足でも体重を支えることができるのです。
それなら、負荷が偏ることはありません。
足もうまく使うことで、お尻だけに集中することがなくなり、楽な状態で漕ぐことができます。
おかしな座り方にならないように注意して、少しでも負担を軽くしていきましょう。
高さを調節してから使う
サドルの高さで失敗しないためにも、初めて使うときは、必ず調節するようにしてください。
足の長さは人によって異なるので、自分に合った高さを見つけることが大切です。
ペダルを踏んだとき、足が少し曲がるくらいの高さなら、うまく負荷を分散させることができます。
ハンドルをしっかり握る
エアロバイクを長めに漕ぐときは、飽きることを防ぐために、本を読みたくなることがあります。
何もしないでただ漕いでいると、すぐやめたくなったりしますが、暇つぶしになるものがあれば、長く漕ぐことも難しくはありません。
しかし、暇つぶしの手段として読書を選ぶのは、あまりよくない方法です。
本を読むには、片手か両手をハンドルから放すことになります。
そうなると、腕の支えがなくなり、お尻への負担が大きくなってしまうのです。
腕も使って支える
お尻にかかる負担を少しでも軽減するためには、ハンドルから手を放さず、しっかり体重をかけるようにしてください。
少し前傾姿勢になり、腕の力も使って体重を支えるようにすれば、より効果的な負荷の分散が可能になります。
足と腕、そしてお尻にそれぞれ振り分けることで、負担を減らし、痛みを防ぐことができるのです。
音楽かテレビ
お尻の負担を減らすためには、なるべく手を使わないで暇をつぶす必要があります。
そのため、読書よりは、音楽かテレビが適しています。
どちらも手を使う必要がないため、負荷の分散が疎かになる心配はありません。
お尻の痛みを感じやすいようなときは、暇つぶしの方法もぜひ見直してみてください。
途中でお尻を動かす
お尻が痛むときは、サドルに当たる位置を変えることも有効な方法になります。
ときどき腰を上げて、お尻の位置を微妙にずらしてみてください。
同じところばかり圧迫していると、どうしても痛みが強くなってしまうものです。
位置を変えながら漕ぐようにしていれば、負担が減り、痛みも和らぎます。
ずらしすぎて変な座り方になるのはよくありませんが、少しくらいなら問題はないので、なるべく固定しないように漕いでいきましょう。
また、お尻を浮かせた状態もポイントです。
少し浮かせて強い圧迫を避けるようにすると、血液がしっかり流れるようになり、痛みやしびれを抑えることができます。
長く漕ぐようなときは、こうした対策をこまめに行い、負担を軽減してください。
まとめ
エアロバイクを漕ぐときは、痛みやしびれといったストレスになる要素を防ぐことが大切です。
余計なストレスを感じながら漕いでいると、だんだん辛くなってくるため、運動を継続することができません。
すぐにやめてしまったのでは、よい効果が出なくなってしまうので、お尻にかかる負担の大きさは、無視できない問題です。
ここで紹介した対策を意識して、なるべく痛くならない漕ぎ方をしていきましょう。
参考URL・参考文献・根拠など
https://training.hm-navi.com/bike/oshiri.htm
https://recreation.pintoru.com/exercise-bike/hips-countermeasure/
https://exercise-bike-diet.net/エアロバイクで「お尻が痛い」を防ぐ簡単な対策/
https://majiyase.com/pain-of-buttocks/
https://www.arc-imaiki.com/entry/diet-earbike-hip