夏の終わりのブラックバスはベイトリールを使ったセミパターンで攻略!
ブラックバスは生きている小魚やエビ、また虫を捕食する魚です。
その中でも夏の終わりごろになるとセミパターンというのが効果的になってくることが多くなります。
このパターンとなると、捕食効率がよいので、他の釣り方ではなかなか釣れることが少なくなってきてしまいます。
そんなセミパターンとベイトリールの組み合わせは効率面でとてもよいです。
今回はそんなセミパターンについての解説を行っていきたいと思います。
セミパターンの詳細
セミは特に猛暑の間、活発に鳴き行動していますが、夏の終わりになってくるとだんだん弱ってしまい木から落ちてきてしまうことが多くなります。
よく日常的に歩いていて、道に落ちてしまったセミが居るのをよく見かけると思います。
この中でも水面に落ちてしまったセミはもがくことしかできませんので、ブラックバスにとっては願ってもないエサとなってしまうわけです。
このセミはオスであれば非常に激しく鳴きますので、それをルアーで模していくのも効果的となります。
セミパターンで狙うのは木の下のシェード
特にですが、風が強い日にはセミが水面に落ちてくることも多いです。
しかし、ブラックバスが発見しやすいのは波立っていない水面となるので、波立っている水面とそうでない水面の境目などを狙っていくのがよくなってきます。
このような条件として最適なのが木下のシェード部分です。
木の下部分は単純にセミが落ちてくる確率が高いのでブラックバスが居ることが多く、また風を遮ってくれるので水面も波立ちにくいです。
このような状況を見つけてそこに的確にキャストしていくにはベイトリールのキャスト精度の高さを利用していくのが一番です。
セミパターンはラージにもスモールにも効果的
ブラックバスというと一般的にはラージマウスバスを言うことが多いですが、一部地域に居るスモールマウスバスにもセミパターンはとても効果的です。
よりスモールマウスバスの方がセミパターンとなると偏食といってセミしか捕食しなくなるようなことが多くなってきます。
セミパターンは夏の終わりであればどちらのバスにも効果的であることを知っておきましょう。
セミパターンで使うルアー
セミパターンで使うルアーは水面で連続して波紋を出したり、セミ自体をイメージしたりしたルアーを使っていきます。
ですので、使えるルアーは限られてきますが、その中でも細かくサイズや重さを使い分けていくのがセミパターンを攻略するうえでは必要となってきますので、いろんなものを使ってみてもらえればと思います。
ここではその基本的なカテゴリーを紹介しておきますので、参考にしてみてください。
クローラーベイト
ボディーの左右に羽根が付いたタイプのトップウォータープラグです。
この羽根には金属板や柔らかい透明素材を使ったものなどがあります。
どちらに関しても使い方は同じとなってきますが、水面に出る波紋やボディーと接触する音などが違ってきますので、状況による使い分けをしていくとよいでしょう。
また、内部に内蔵できるラトルに関してもブラックバスに音でアピールすることができます。
クローラーベイトの利点としてはトリプルフックが2本ありますので、バイトがとても甘噛みになるような場合にはフッキング率の向上が見込めるようになります。
バグ系ワーム
より甘い着水音やサイレント仕様という形で使えるのがバグ系ワームです。
非常に軽いので、ベイトフィネス専用のベイトリールを使うことで扱いやすくなります。
バグ系ワームは水面に浮くフローティング素材でボディー自体が作られているものや、ヘッドに付けるフックに浮力が設けられているものなどがあります。
どちらの場合もシングルフックが使われることがほとんどですので、フッキングの時にはスイープに掛けていくことを前提に考えておきましょう。
使っていくカラーは視認性のよいホワイト、セミに似せたリアル系カラーがおすすめとなります。
セミパターンで効果的なアクション
ここではセミパターンで効果的なアクションについて説明しておきます。
セミパターンでは水面でいかにブラックバスにアピールしていくのかがキーとなります。
それぞれでフッキングの仕方も変わってきますので、参考にしてください。
シェイク
ロッドでラインを細かく揺すり、水面に連続的に波紋を出す使い方です。
セミが水面でもがく姿をイメージしながら行っていきましょう。
時折、ポーズを入れるのもとても効果的です。
実際のセミでも途中で羽根を動かすのを止めたりします。
セミが水面に落ちたときによく観察してみるのもシェイクでブラックバスを上手く誘っていくことにつながっていくでしょう。
時には枝にラインを引っ掛けての1点シェイクも効果的です。
このシェイクでバイトしてくる場合は強めにルアーを噛んでくることが多いです。
ですので、フッキングもしっかりできるように強めを心掛けていきましょう。
デッドスティッキング
デッドスティッキングは何もしないというアクションの方法となります。
キャストして着水してからはその場で水面に浮かしておくという方法です。
特にバグ系ワームで効果的となることがあります。
クリアウォーターでブラックバスが常にルアーを疑いつつバイトしてくるような水域で効果的となることが多いです。
この使い方ではブラックバスの反応を見つつ、複数のルアーをローテーションして使っていくのが基本となります。
また、非常にゆっくりとバイトしてくることが多いですので、フッキングは徐々に力を入れていくスイープフッキングを行うことを心掛けてみてください。
セミパターンで使いたいベイトリール
セミパターンではブラックバスに着水からシェイクやデッドスティッキングでアピールした後はその場から回収して再度キャストし、着水音でブラックバスに気づいてもらうように攻めていった方が効率的となります。
ですので、回収が速いベイトリールを使ったほうが釣りをしやすいです。
下記に2機種紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ダイワ ジリオン SV TW1016SV-SHL
ダイワの中でも特に使い勝手がよいスプールを搭載しているベイトリールです。
ギア比はスーパーハイギアといわれる7.3となっていますので、最大で77センチの巻き取りをすることができるようになっています。
ギアが大きいのでそんなに巻き取り時のパワーが無いといったことも少ないでしょう。
特にクローラーベイトを使うときに使ってみるのがおすすめのベイトリールです。
セミパターンでは14ポンドから16ポンドのラインを巻いておくとよいでしょう。
アブガルシア レボ エルティーセブン-L
ライトウエイトのルアーをキャストするのに向いているベイトリールです。
こちらはバグ系ワームを使っていく時におすすめとなります。
ギア比7.1のスーパーハイギアで自重が166グラムと非常に軽いのでキャストから回収までの流れがとてもスムーズに行えるでしょう。
細かなアクションを加えていくことが多い釣りとなりますので、利き手でロッドを持って繊細に操作できるようになるハンドルのモデルを選んでいくのをおすすめします。
まとめ
今回は夏の終わりにおすすめのセミパターンの攻略を、ベイトリールを使いつつ行っていく方法について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
このセミパターンはその日の条件としてはまると、非常に多くのブラックバスをキャッチする可能性も高い釣りとなってきます。
ぜひ今回の記事内容を参考にして、チャレンジしてみてくださいね。