真夏の日中だからこそ狙える!エギングロッドを使ったチヌのトップウォーターゲーム!
皆さんはチヌをトップウォーターで釣ったことがあるでしょうか?
意外に思うかもしれませんが、チヌはルアーに対しての興味がかなりある魚です。
しっかりと要点を押さえておくことで、初心者の方でも狙って釣ることが出来ます。
そのチヌのトップウォーターゲームではエギングロッドが応用しやすいですので、今回はその解説をしていきたいと思います。
目次
チヌがトップウォーターで釣れる条件
チヌがトップウォーターで釣れる条件を最初に解説しておきます。
チヌがトップウォーターで狙えるのは夏になります。
だいたいの目安ですが、7~9月くらいと考えるとよいでしょう。
どちらかというとチヌは冬よりも夏のほうが得意としている魚です。
そしてその夏はチヌのエサとなる生き物がたくさん出てきます。
メインとされているのは、カニやエビ、アサリといった底に住んでいる生き物です。
しかし、チヌはトップウォーターにも果敢にアタックしてきてくれます。
その理由としては、水面でもがく小魚であれば、簡単に捕食でき、かつ食べやすいこと要因だと思われます。
どんなに歯が強靭なチヌであっても、食べられるのが簡単なほうを選ぶのもうなずけるかと思います。
この小魚としてメインになるのが、イワシです。
イワシは群れで行動し、その群れの中でどうしても弱ってしまう個体が出てきます。
その個体を狙ってチヌは捕食を行うことがほとんどです。
揃えておきたいトップウォーターの種類
チヌがトップウォーターで釣れる水深は、1メートルから2メートルくらいだと思います。
その水深の中で、水が澄んでいたり濁っていたり、時には風が吹いていたりしますので、いくつかのトップウォーターの種類を持っていたほうが釣れる確率は高められます。
ここでは4つに分類して紹介しておきたいと思います。
ポッパー
チヌのトップウォーターとして最も使われるのがポッパーです。
チヌ用のポッパーはポップ音を出すことを目的にしているものが多いです。
その分、ドッグウォークが得意なモデルは少ないです。
ドッグウォークに反応がよいときは他のルアーを使っていくとよいでしょう。
基本的には、波があったり水が濁っていたりするときに使っていくとよいと思います。
ペンシルベイト
ドッグウォークと呼ばれるアクションが得意なルアーです。
ロッドで細かくラインを弾くイメージで、左右に動かしていくとよいです。
出番となるのは、水面がおだやかでかつ水が澄んでいるときです。
こういったときに水面に波紋を立てつつ、ルアーのきらめきでチヌにアピールしていくことが出来ます。
スイッシャー
プロペラが付いたルアーで、販売されている種類は少ないですがぜひ持っておきたいものです。
他のルアーには無い、プロペラの回転によって水を切るような波動と、ルアーの移動距離を押さえるものとなっています。
他のルアーで全くといっていいほど、反応が無い中でも、やはりアピールの違いからなのか投入してみるとよい結果をもたらしてくれることが多いのがこのスイッシャーです。
ノイジー
より水面でのアピールに特化しているルアーをノイジーといいます。
スイッシャーと似ているような構造をしていることも多いですが、より派手に波動やプロペラでアピールしていくものです。
基本的には巻くだけでアクションするものが多く、より広範囲をスピーディーに探っていくことが出来ます。
デメリットとしては、アピールが強いので、同じスポットから何度もバイトを引き出していくことが難しいことが挙げられます。
エギングロッドはどんなものがいい?
チヌのトップウォーターに応用しやすいエギングロッドを解説しておきます。
まずは硬さですが、これはミディアムからミディアムヘビーくらいのものがよいでしょう。
ライトクラスのロッドだと柔らかく使いにくいことが多いです。
チヌの口は硬く、弱いロッドだとフッキングがしにくいことであったり、ロッドにある程度の硬さがないとアクションさせづらかったりしてきますので、ミディアムパワー以上のものを使っておいたほうが良いでしょう。
また、長さに関してですが、最長でも8.6フィートを限度にしておいたほうが良いと思います。
これ以上の長さになると、アクションさせ続けていくときに疲労感の原因となり、周りに意図しないうちに干渉してロッドを痛めてしまいがちになります。
できれば、8フィートクラスのものが用意できれば、それを使ってみるとよいでしょう。
リールやラインはそのまま応用できる?
エギングで使うリールとラインの番手は、大抵の場合2500番から3000番といわれるスピニングリールの大きさ、そしてPEラインの0.6号から1号くらいかと思います。
このくらいのリールの大きさとラインの太さがチヌのトップウォーターゲームでも使いやすい番手です。
スピニングリールに関してですが、ハイギアのモデルであればより使いやすいでしょう。
トップウォーターの基本アクションとアワセ
基本的には弱ったイワシをイメージしますので、ゆっくりとアクションさせるのが基本です。
風があったりするときは、ポーズを長めに5秒くらいとってみるのも良いくらいです。
チヌは一度ルアーを追い始めると、数回にわたってバイトしてくることが多いです。
これがチヌのトップウォーターで最も魅力的な部分で、この魅力にはまってしまう釣り人が非常に多いです。
アワセに関しては、トップウォーターが水中に引き込まれたこと、またロッドに重さが伝わってからで十分です。
他の釣りのアワセよりはよりゆっくりとしたもののほうが良いでしょう。
しかし、フッキングの動作自体は力強くしないと、チヌの口にフックが掛からないので注意しましょう。
ヒットした後は、底方向への突っ込みが強烈ですので、それをいなしつつランディングするようにしてください。
他に準備しておきたいアイテムとは?
チヌ釣りではルアーとエギングロッドをはじめとするタックルだけでも行うことが出来ますが、その歯の鋭さや夏の気候下で準備しておきたいアイテムがあります。
そういったアイテムを最後に紹介しておきます。
小さめのフィッシュグリップ
チヌの口を掴んで歯で怪我をしたり、フックが手に刺さらないようにするためのアイテムです。
小さめのものが持ち運びしやすく、使いやすいと思います。
他のシーバスやサワラでも使っていくというのであれば通常のフィッシュグリップでも良いでしょう。
フックを外すためのプライヤー
フックを外すためのプライヤーはぜひ準備していってください。
1000円程度のものであれば、ラインを切ったり、スプリットリングを開いてフックを交換できる仕様のものがありますので、おすすめです。
偏光サングラス
夏の強い日差しやルアーが不意に飛んできたりしたときに目を保護してくれるのが偏光サングラスです。
また、チヌがルアーを追ってきたときに確認しやすくする役割もあります。
価格的には安すぎるものは避けた方がよく、5000円以上のものをおすすめしておきます。
水分補給のアイテム
水分補給のためにペットボトルや小型のハイドレーションバッグを持っていきましょう。
腰回りに装着できるようにしておくと、動作の邪魔にならないのでおすすめです。
まとめ
今回は真夏のチヌのトップウォーターゲームについて紹介してきました。
非常にエキサイティングで楽しく、他の魚が釣れにくくなる時期によく釣れる魚です。
エギングロッドは応用しやすいので、イカが釣れにくくなる夏にぜひチヌのトップウォーターに挑戦してみてもらえると良いと思います。
暑さにはくれぐれも気を付けつつ、今回の記事を参考に、ぜひ一度やってみてください。