ベイトリールでフロロカーボンラインを使うときのポンド数のルアーの目安とは?
バスフィッシングで使われるラインには実に多くのポンド数、つまり太さが用意されています。
特にベイトリールを使っていく中で、このポンド数によって使うルアーの目安を知っておくことは初心者の方には特に重要です。
今回は、私の経験からそれぞれのフロロカーボンラインのポンド数別の釣り方を解説していきたいと思います。
目次
ベイトリールでフロロカーボンライン6ポンドを使う釣り方
ベイトリールでフロロカーボンライン6ポンドを使う釣り方には、重めのジグヘッドを使ったワームの釣り、小型のクランクベイトを使った釣りがあります。
重めのジグヘッドを使うような釣りは、ベイトフィネスと呼ばれます。
ベイトフィネスとは本来スピニングで使うようなルアーをベイトリールで使う釣りのことです。
スピニングに比べて、強めのアクションが出来るので、濁った水域での釣りで特に有効です。
小型のクランクベイトを使った釣りは、プレッシャーのかかったところでの釣りで有効です。
以前この釣り方は、アメリカのバスプロたちがシークレットとしていたほどの釣り方になります。
ベイトリールでフロロカーボンライン8ポンドを使う釣り方
ベイトリールでフロロカーボンライン8ポンドを使う釣り方には、小型ミノーを使った釣り、ディープクランクベイトを使った釣りがあります。
小型ミノーは軽いものが多く、また飛行姿勢が乱れることが多く、さらに太いラインだと動きが鈍くなってしまうので、細めのフロロカーボンラインが有効です。
投げるときのコツとしては、メカニカルブレーキを少しだけ強めに締めることです。
強めに締めることで飛行姿勢を制御でき、バックラッシュといったトラブルを少なくすることが出来ます。
ディープクランクベイトを使った釣りは、潜行深度を稼ぐためにこのフロロカーボンライン8ポンドを使います。
太いラインだと潜行深度が浅くなってしまうからです。
また、動きも細いフロロカーボンラインの方が良くなる傾向があります。
ベイトリールでフロロカーボンライン12ポンドを使う釣り方
ベイトリールでフロロカーボンライン12ポンドを使う釣り方には、巻き物の釣り、ワームの中層からボトムの釣り、トップウォーターの釣りがあります。
ベイトリールで一つだけポンド数を決めるのであれば、12ポンドを使うことをおすすめします。
12ポンドのラインは汎用性が広く、多くの釣りを万遍なくこなすことが出来ます。
巻き物の釣りでは、クランクベイト、バイブレーション、スピナーベイトなどが使いやすいです。
強度、飛距離、トラブル対応がしやすいのでリズムよく投げては巻く釣りをこなすことが出来ます。
ワームの中層からボトムの釣りでは、テキサスリグやラバージグを使って、主にエビやザリガニなどの甲殻類を食べているバスに対してのアプローチが有効です。
ラインが見やすいので、バスがバイトしてラインが走ったなどの視認もしやすいです。
トップウォーターの釣りでは、ポッパーやペンシルベイト、バズベイトなど多くの釣りに対応できます。
バイトがあったら、慌てずバスの重みを感じてからフッキングするといいと思います。
ベイトリールでフロロカーボンライン16ポンドを使う釣り方
ベイトリールでフロロカーボンライン16ポンドを使う釣り方には、チャターベイトの釣り、シャロークランクベイトの釣りがあります。
フロロカーボンラインは太くなればなるほど、伸びにくくなる傾向があります。
チャターベイトの釣りでは、その伸びがないことで、キレのあるアクションをさせることが出来ます。
リトリーブの最中に、早く巻くとバランスを崩してバスにバイトのきっかけを与えることが出来ます。
また、フッキングは鋭く行うことが多いため、太めのフロロカーボンラインが有効です。
シャロークランクベイトの釣りでは、立木やウィードといったカバー周りの釣りをすることが多くなります。
バスがバイトしてきたら、強引にカバー周りから引っ張り出す必要性があるため、太めのフロロカーボンラインが使われることが多いです。
ベイトリールでフロロカーボンライン20ポンドを使う釣り方
ベイトリールでフロロカーボンライン20ポンドを使う釣り方には、カバー撃ちの釣り、ビッグベイトの釣りがあります。
カバー撃ちの釣りでは、テキサスリグやラバージグを使います。
カバーの中にルアーを撃ち込むことで警戒心の薄れたバスにアプローチ出来ます。
バイトがあった時はラインの強度を信じてためらわず引っ張りだすことが重要です。
ビッグベイトの釣りでは、ルアー自体に重量があるため、太いフロロカーボンラインを使います。
また、ヒットしてくるバスも大型のことが多いため、太いラインの方が安心してファイト出来ます。
まとめ
ベイトリールでフロロカーボンラインとそれに適したベイトリールを選んで使うことで非常にさまざまなルアーの釣りを行うことが出来ます。
フロロカーボンラインのポンド数に合わせてベイトリールをしっかり選ぶことで快適に釣りをすることが出来ます。
今回の記事に挙げた目安をぜひ参考にして、ベイトリールでの釣りを楽しんでみてください。