ベイトリールでバス釣りの時に使ってみたいワームとそのフックとは?
バスフィッシングをしているほとんどの人がワームを使ったことがあると思います。
ハードルアーに比べて比較的安価で、初心者でもバスをヒットさせやすいのがワームです。
そのワームはベイトリールとの相性がとてもよいです。
ワームにはさまざまな種類があり、使い分けをしていくとよい釣果につながります。
そのワームの種類とフックの種類について今回は解説していきたいと思います。
そもそもワームとは?
ワームとは、柔らかいプラスチックで作られたルアーのことです。
柔らかいことからソフトベイト、ソフトルアーとも呼ばれます。
ワームは生き物に似せて、細かなところまで再現することができます。
また逆に生き物とは似つかないような形状のものをあえて使うことでバスにバイトのスイッチを入れさせることもできます。
さらにさまざまな色を作ることができ、その中身にラメやティンセル、動物の毛や匂いといったいろんな工夫をすることができます。
そのおかげで釣り人はいろんな状況に合わせて同じ形のワームであったとしても、色を変えることで対処していくことができます。
特に匂いはハードルアーでは表現できず、バスの活性が低いときに有効になります。
バスフィッシングには欠かせないのがワームで、ベイトリールとの相性はとてもよいです。
それでは次にワームの種類について解説していきます。
ストレートワーム
その名のとおり真っ直ぐな形状をしたワームです。
全てのワームの始まりはここからといってよいでしょう。
長さは2インチ程度のものから10インチを越えるものまでさまざまあります。
短いものは小魚を演出出来たり、長いものはミミズを模すことができます。
素材に張りがあるものはきびきびと動き、柔らかいものは複雑なアクションをしてくれることが多いです。
おすすめのリグの使い方としては、
・ノーシンカーリグ
・ネコリグ
・ワッキーリグ
・ジグヘッドワッキーリグ
・キャロライナリグ
・ダウンショットリグ
このようなリグです。
ストレートワームは形がシンプルなので、リグも多種類に対応することができ、使える状況が非常に多いです。
動かし方は、ただ巻き、ズル引き、ボトムパンピングなど多くの使い方を織り交ぜていくと良いと思います。
カーリーテールワーム
尻尾の部分がカールしていて、そのカール部分が水を受けることで複雑な動きをします。
バスにとってはこれが魚の尻尾の動きに見えるようです。
カール部分以外のボディーが短く太いものはカーリーテールグラブとも呼ばれたりします。
カーリーテールワームでおすすめのリグの使い方は、
・ジグヘッドリグ
・テキサスリグ
・スプリットショットリグ
こういったリグで使ってみるとよいと思います。
テールに水を受けさせることを意識して使ってみると良いと思います。
動かし方は主にスイミング、リフト&フォールなどテールの動きを活かしてバスにアピールできるようにしてください。
シャッドテールワーム
テール部分が水を受けるようにできており、受けた水を左右に受け流すことでブルブルと震え、バスにアピールしてくれます。
テールの振動がボディーまで伝わってくるとさらにバスによいアピールをしてくれます。
ボディーが太くなることが多いため、フックをセットするためのスリットがあるものも多いです。
シャッドテールワームでおすすめのリグの使い方は、
・ジグヘッドリグ
・ノーシンカーリグ
・テキサスリグ
といった使い方をおすすめします。
テールが動き、かつできるだけスローに動かすことを心がけるとよいと思います。
シャッドテールワームはカーリーテールワームと同じようにスイミングやリフト&フォールで、テールを動かすことを意識して使うと良いでしょう。
クローワーム
その名が表すように甲殻類を模したワームです。
エビやザリガニと言ったものを模しているので、ひげや足などが細かく再現されているものが多いです。
底を這わせたり、跳ねさせたりしてバスを誘うのが特に効果的です。
また、カバーの隙間から落ちてきた甲殻類を演出するのもよいでしょう。
クローワームでおすすめのリグの使い方は、
・テキサスリグ
・フロリダリグ
・ジカリグ
といったものです。
シンカーとクローワームがほとんど離れていないリグがおすすめです。
できるだけクローワームには太いラインを使うようにすると、カバーを躊躇なく攻められ、またラインの抵抗でスローに沈むのでよいと思います。
クローワームはボトムパンピング、ズル引きといった底を這わせるような使い方がおすすめです。
チャンク
アクションさせると手のようなパーツがパタパタと動いて、バスにアピールするワームです。
こちらのワームはどちらかというとリグよりはラバージグのトレーラーとして使うことをおすすめします。
水を大きく動かしてかき回すので、ワームの中では非常にアピール力が高いものです。
使い方のコツとしては、バスの上側を通すようなイメージで使うとよいでしょう。
ワームにはフックが必ず必要
ワームの釣りではフックが必ず必要となってきます。
その種類は数種類あり、それぞれのワーム、リグによって使い分けていくと良いです。
下記にそのフックの種類を紹介しておきます。
オフセットフック
根がかりが多いような場所で使っていくと便利なフックがオフセットフックです。
クランクしたアイ付近が特徴で、セットするとワームがずれにくく、また根がかり回避能力が非常に高いです。
バスフィッシング初心者はこのフックのセットに慣れるまでに時間がかかると思います。
自宅で同じワームを使ってボロボロになるくらい練習したほうが、釣り場でいざセットするときに役立ちます。
多くのワーム、リグで使えるのがオフセットフックになります。
ストレートフック
シャンク部分が長いフックをストレートフックと言います。
ワームの中に針先を埋め込んだままにすれば根がかり回避能力が非常に高いです。
その割にはフッキングパワーが伝わりやすいので、フッキング率はよいです。
私がストレートフックを使うことが多いのは、クローワームです。
クローワームはバスも必死になって強く口で押さえるので、少しでもフッキング率が高いフックを使おうと思うからです。
釣具屋にラインナップは少ないですが、ぜひ持っておきたいフックになります。
マスバリ
もともとはマスのエサ釣りで使われていたフックです。
ちょん掛けやワッキーリグには必須のフックになります。
針先が常にでており、シャンクが短いのでフッキング率は非常に良いです。
なので、冬などのバスの活性が低いときはこのフックを使うようにするとよいでしょう。
ただし、形状の違いによってフッキング率は結構変わるので、店員さんなどに聞いておすすめのものを選んだ方が無難です。
ジグヘッド
重りとフックが一体になったものです。
ワームの姿勢が安定するので、バスに違和感を与えづらいです。
また操作性が非常によく、それに伴ってバスのバイトをとらえやすいです。
こちらもマスバリと同じように針先が常に出ているのでフッキング率はよいです。
初心者にとってはワームを真っ直ぐに刺すことが難しいと思いますので、自宅にて練習しておくとよいと思います。
まとめ
ワームは種類をとにかく多く持っておくことで釣果に直結してきます。
1インチ単位でもかなりバスの反応は変わってきますので覚えておきましょう。
私のおすすめのカラーとしては、ウォーターメロン、スカッパノン、パンプキン、ピンク、ブルーの5色です。
このカラーがあれば水が澄んでいるところ、濁っているところのどちらでも対応できると思います。
今回の記事を参考にして、ベイトリールでのワームフィッシングにチャレンジしてみてくださいね。