ボートシーバスでベイトリール!メリットと気を付けるべき点とは?
ボートシーバスといえばスピニングリールを使う人が多いですが、一方でベイトリールを好んで使う人もいます。
これにはやはりメリットがあるからこそ使うのでしょう。
少数派ではありますが、このベイトリールのメリットを知ると1タックル持っていきたくなることと思います。
今回はそのボートシーバスでベイトリールを使うメリットと気を付けるべき点について解説していきたいと思います。
目次
そもそもボートシーバスのメリットとは?
シーバスフィッシングにおいては多くの人がショアから狙われていることが多いと思います。
タックルに関してもスピニングタックルを使う方がほとんどでしょう。
ですので、最初にそもそもボートシーバスのメリットとは何があるか解説しておきます。
ボートシーバスは基本的に船長がポイントを選んでくれますので、必然的にシーバスの魚影が濃いエリアに当たります。
そこでどのようにしてシーバスをルアーにバイトさせるかといったことが釣りで重要な部分となってきます。
そこでは遠投はもちろんのこと、ルアーをアクションさせてシーバスに魅力的なアピールをさせる必要があるでしょう。
その点においてはベイトリールの方がいろんなアクションをさせやすく、フッキングもしやすいので有利な面もあると思います。
もちろんスピニングタックルにもメリットは多いので使い分けをすることで釣果を伸ばすことができるでしょう。
ボートシーバスでベイトリールを使うメリットとは?
ここではボートシーバスでベイトリールを使うメリットについて解説していきます。
これらのメリットをスピニングタックルと使い分けることで、よりシーバスの釣果が上がってくることでしょう。
それでは下記に4つのボートシーバスでベイトリールを使うメリットについて解説していきます。
ストラクチャー撃ちがしやすい
ボートシーバスにおいては橋げたや岸壁、シーバースといったさまざまなスポットを狙うことがあります。
そういった場面においてはキャスト精度に優れているベイトリールが役立ってくれることでしょう。
基本的にボートではフォースヘッド以外の部分ではキャストで振りかぶれる範囲に制限が多いです。
そんな中でもオーバーヘッドからサイドキャスト、フリップキャストなどがしやすいベイトリールは有利となります。
多くのキャスト法を身につけておくことが釣果につながることでしょう。
また、距離の調整はサミングで行うことができます。
もしキャストミスでルアーが障害物にぶつかりそうなときは即座に指でスプールの回転を止めるようにしましょう。
リトリーブが安定する
シーバス釣りとなるとスピニングリールの場合はある程度大きなものを使っていくこととなります。
このデメリットはラインを巻き取るローターが回転することによる巻きブレの発生です。
これが結果的には感度をさげてしまうことになり、シーバスのかすかなバイトを逃してしまったりします。
ベイトリールは基本ラインを巻き取るときにはブレが発生しにくいですし、ラインが直線的で感度もよいです。
繊細なバイトが多いときには、そのリトリーブが安定するメリットは大きいでしょう。
ロッドにパワーがある
ベイトロッドはラインがロッドに沿う形になるので、ブランクスのパワーが活かしやすいです。
特に障害物を撃っていくときにはそのパワーが役立つでしょう。
できるだけガイドは小さいものが軽く、さまざまなメリットがあるのでおすすめです。
クラッチを戻せばすぐ巻ける
ベイトリールはクラッチのオン、オフで巻き取りの状態にもキャストの状態にもできます。
これはキャストのときにもですが、フォールでバイトが多くなったときにも有効です。
これがスピニングリールだとバイトが合ってからワンテンポ遅れてしまいます。
すぐルアーを離されてしまいがちなフォールの釣りではベイトリールがおすすめです。
ボートシーバスで使いたいベイトリール
ボートシーバスで使いたいベイトリールはやはりトラブルが少ないリールです。
ブレーキシステムに関してはマグネットブレーキがよいでしょう。
また、意外と見落としがちなのがレベルワインダーの動く速さです。
できるだけ速く動いてくれた方がライン同士の噛み込みが少なくできるのでおすすめとなります。
ボートシーバスで使いやすいベイトロッド
ボートシーバスで使いやすいベイトロッドはある程度の柔らかさがあるレギュラーテーパーのロッドです。
先にも挙げたようにボートシーバスにおいてはキャストで振りかぶれる範囲が限られたりします。
振れる範囲内でしっかりとロッドにルアーウエイトを乗せてキャストするためには、柔らかめで胴からしっかり曲がってくれるロッドがよいでしょう。
ラインは使い分けが必要
ボートシーバスにおいてはできるだけ状況によって、ラインの使い分けをしたほうが良いです。
使うラインはナイロンライン、フロロカーボンライン、PEラインとそれぞれ得意な場面で使っていくとよいです。
まずナイロンラインですが、岸壁などの障害物であっても潜られる可能性の少ない場所で使っていくとよいでしょう。
また、ひとつしかラインが選べないといった場合にもおすすめです。
フロロカーボンラインについてはシーバースなど障害物が入り組んだ中にキャストしてシーバスを引っ張り出してくるような場所です。
このような場所ではフロロカーボンライン特有のスレへの強さが力を発揮してくれます。
PEラインにおいてはオープンウォーターやバーチカルでの使用時です。
PEラインはその細さからキャスト距離を稼ぎやすく、深場へルアーを送り込んだ時でも手元にしっかりとシーバスのバイトを伝えてきてくれます。
ここに挙げた例を目安にして、ラインの使い分けをしてみてください。
ボートシーバスでのベイトリールで気を付けるべき点
最後にボートシーバスでのベイトリールで気を付けるべき点について解説していきます。
これを知っておくことで不意のトラブルにも対処しやすくなると思います。
それでは下記に解説していきます。
ライン同士の噛み込み
特にPEラインを使っているときに注意が必要なのがライン同士の噛み込みです。
主に強い力が掛かった時に、ラインの間にラインが入り込んでしまいます。
この状態でキャストすると途中でその噛み込みがトラブルの原因となってしまいます。
ですので、根がかりを外そうとしたときや大きなシーバスが掛かったあとのキャストではライン同士が噛み込んでいないか一応確認しておきましょう。
またこの対策として少し太めのラインを使ってみるのも良いと思います。
釣行後はシャワーで洗い流す
ベイトリールだけではありませんが、海での釣行後はタックルをシャワーで洗い流すようにしましょう。
外部に付いた汚れを流すくらいで十分です。
ただ、リールのようなものは水に浸けこむようなことはやめましょう。
浸けこんでしまうとかえって中に入り込まなかったような塩や汚れがリール内部に侵入してしまいます。
ですので、シャワーで洗い流したりして、水分を拭き取り、乾燥させるようにしておきましょう。
まとめ
今回はボートシーバスでベイトリールを使うことについて解説してきましたが、意外とメリットが多いことに驚いたのではないでしょうか。
このメリットを活かしつつ、スピニングタックルも使うことでより多くのシーバスをキャッチできることと思います。
今回の記事を参考に、ボートシーバスへのチャレンジ、またベイトリールを使ってみることもやってみてもらえればと思います。