本命の釣りとは別に片手間で楽しむジギングロッドを使ったブッコミ釣り

ジギングロッド

シマノ ロッド ソルティーアドバンス JIGGING S603ML

この魚を狙うと決めていざ釣り場に着いたは良いものの、竿を出してみると何も釣れずに退屈な状況になったという経験があるアングラーは多いのではないでしょうか。

確かに、このような状況では1タックルしか持っていなければそのままボーズとなってしまうかもしれません。

しかし、他にコンパクトロッドでもジギングロッドでもあれば片手間にお土産を狙うことが出来ます。

それが、今回紹介するブッコミ釣りです。



私が絶対おすすめするジギングロッドランキングはこちら





片手間に出来る数少ない釣り

釣り人というのは釣行前夜は遠足前の子どものようにわくわくしてなかなか眠ることができずに、ついつい翌日狙う魚以外のタックルも「必要になるかもしれない」とあれこれと用意してしまうものです。

しかし、ルアー釣りのように常に手を動かさなければならない釣りは片手間に行うことが難しく、結局何本かロッドをわざわざ用意したにも関わらず全くと言って良いほど役に立たなかったということになりかねません。

ところが、中には完全な片手間での釣りとして成立するものもあります。

それが、ぶっこみ釣りと呼ばれる釣り方です。

これは読んで字のごとく仕掛けをセットしてエサを付けて、そのままぶっこんでおく釣りです。

全ての釣りの中である意味最高に楽な釣り方であるとも言えます。



私が絶対おすすめするジギングロッドランキングはこちら





エサを変えることによって多種多様な魚が釣れ、思わぬ大物も

このぶっこみ釣りは付けるエサを変えることによって多種多様な魚が狙えます。

オキアミなどを付ければアジやサバ、メバルなどが狙えますし、逆に生きたアジを使えば自ずとハマチやヒラメなどの大型魚が中心となってヒットしてきます。

もちろん、仕掛けの太さなどは自分が狙う魚によって多少変える必要がありますが、基本的に最初から太仕掛けを用意しておけば、エサを変えるだけで様々な魚が一度に狙えるというメリットが嬉しい所です。

また、近くの釣り場で思わぬ大物がヒットすることもあり意外性にも富んだ釣りと言えます。

波止際を攻めても良し、沖を攻めても良し

この釣りはオモリを使う仕掛けが基本となりますが、足元からある程度の水深があるような場所であればエサを付けて足元にそのままぶっこんでおく事も出来ますし、沖に沈み根やカケ上がりなどのポイントがあるような釣り場であれば沖に投げ込んでアタリを待つことも出来ます。

オモリを付けている以上は狙うことが出来るタナというのはどうしても海底付近となりますが、上記のように幅広い範囲を釣る事が出来るというのは非常に大きな魅力だと言えます。

タックルは釣り場にもよるが、頑丈なものがベター

この釣りはどのような魚を狙うのか仕掛けの太さとエサを変えることでこちらである程度はコントロール出来るという事は上記の通りですが、一体どのようなタックルを使用すれば良いのかについて簡単に紹介します。

まずその釣り場で狙える魚が大きくても30センチ程度のものである場合はコンパクトロッドやルアーロッドで構いません。

最近流行りとなっているライトショアジギングロッドがあれば十分に楽しむことが出来ます。

基本的に置き竿で狙うことになるので価格帯もそこまで高いものは必要ありません。

1000~3000円のものがあれば問題無く使用できます。

しかし、50センチを超えるような青物などがヒットする場合は、ある程度がっちりとした作りのジギングロッドが必要となります。

特にバット部分にパワーがあるものでなけれ、青物などがヒットした場合に上手くやり取り出来ませんので注意が必要です。

リールは小型~中型スピニングリールがおすすめ

使用するリールは小型スピニングリールや中型スピニングリールとなります。

ロッドと同じで大体予想できる対象魚とその大きさに合せてサイズは選択して下さい。

基本的に操作性能などはほとんど求められないので、手持ちの物で適当な大きさのリールが見当たらない場合は釣具店の売り出しなどで売られているような安価なモデルを購入するのもおすすめです。

堤防に直置きしてアタリを待つスタイルが主流となりますので、高価なモデルは小さな傷が無数に付いてしまうので避けた方が無難です。

むしろ、傷が入ることはある程度織り込み済みの上でタックルを選ぶ方が良いです。

もし自分で具体的なイメージが沸きにくいという場合は、釣具店のスタッフに聞いてみるのがおすすめです。

メインラインはPEラインでもナイロンラインでもどちらでも可

肝心のラインですがルアー釣りのようにPEラインが圧倒的に有利ということもありません。

もちろんPEラインでも良いのですが、摩擦に大変弱いので置き竿にしていると知らず知らずの内に擦れて弱くなっていたり、少し力を加えた瞬間に高切れするということになりかねないので注意が必要です。

最近では海釣りのほとんどはエサ釣りルアー釣りを問わずPEラインが主流となっているのは間違いありませんが、ぶっこみ釣りの場合はナイロンラインでも大きな差はないと言えます。

仕掛けは市販のものを使用するが、慣れてくれば自作もあり

仕掛けですが、小型~中型魚を狙うのであればカワハギ仕掛けやカサゴ仕掛けにオモリを付けて投入しても構いませんし、青物やヒラメなどを狙うというのであれば泳がせの1本針仕掛けを購入して使用して下さい。

この釣りは市販の仕掛けでも十分に釣れるのですが、ある程度慣れてくれば自分でハリスと針を購入して自作することも可能です。

自作仕掛けの部類としては針とハリスを結んでそれを三つ又サルカンに接続するだけなので至って簡単です。

コスト的には自作の方が圧倒的に安いのですが、手間が掛かってしまうのが難点と言えます。

エサ取りが多い場合は大物狙いに切り替えるのもあり

エサは先述の通り多種多様なものが使用でき、オキアミやイソメ、キビナゴなどが代表的なものとして挙げられます。

ちなみに、夏場などは特にネンブツダイや小アジ、イソベラなどのエサ取りが大量発生するので小アジやキビナゴなどを使って大物狙いに切り替えた方が効率的に狙えるかもしれません。

このような状況に備えて出来ればエサは何種類か持っておくと便利です。

ロッドを何かに固定できない場合はドラグを必ず緩めてアタリを待つ

ブッコミ釣りではどんな魚がヒットしてくるのか分かりません。

なので、アタリを待つ場合は必ずドラグを緩めて少し引っ張ればラインが出るくらいに設定しておいて下さい。

特に生きアジなどをエサにする場合はヒットしてくる魚も相当に大きいのは間違いありませんので、ドラグを締めた状態でアタリを待つと青物やエイなどがヒットした場合は一気にロッドごと一瞬で引きずり込まれる恐れがあります。

不思議とアタリがなくて余所見をしているようなタイミングに限って突然ヒットすることが多いので、注意が必要です。

根掛かりは付き物なので、仕掛けの予備はある程度準備する

この釣りはどうしても仕掛けが海底付近にくるので根掛かりが付き物となります。

もちろん、海底が砂地や砂泥地で根掛かりが全くない釣り場もありますがそうした釣り場は非常に稀です。

なので、仕掛けは必ず根掛かりによるロストに備えて数セットは準備するようにして下さい。

まとめ

今回はジギングロッドを使ったブッコミ釣りを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

この釣りは自分がそれまで行ってきた釣り以外にほとんど経験がないという人でも非常に簡単に楽しむことができますし、思わぬ大物を釣り上げることが出来る可能性もあります。

興味がある人はタックルをもう1セット持参して、狙ってみて下さい。







ジギングロッド