逃げ惑う小イワシをイメージ!ジギングロッドとスピニングリールで攻略するハマチ釣り

ジギングロッド

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皆さんはハマチなどを船から狙うジギングのロッドアクションと聞くとどういった動かし方を想像されるでしょうか。

恐らく、そこで思い浮かべる様々なアクションはどれもロッドをしゃくるという動作が入っているかと思います。

しかし、今回紹介するのはそうしたロッドをしゃくる動作を入れないテクニックを駆使した釣法です。

それをジギングロッドなどのタックル面も含めて紹介したいと思います。



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ジギングロッドとスピニングリールによる早巻きジギングで狙うハマチ釣り

ここ最近の10年間で爆発的な広がりを見せているオフショアからの青物を狙うジギングですが、春先のシーズンは地域にもよりますが通常使用するベイトリールよりもスピニングリールの方が有利となります。

詳しい理由に関しては後述しますが、普段ジギングはベイトリールをメインで使用している方が大多数だと思うので少し意外な印象もあるかもしれません。

そこで、今回は春先にオフショアでハマチをジギングロッドとスピニングリールの組み合わせで攻略する方法についてタックル面なども含めて簡単に紹介したいと思います。



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春先のメインベイトは動きの速い小イワシが中心

ハマチやカンパチ、ヒラマサといったような青物と総称される魚は、どれも例外なくアジやイワシを常食しているフィッシュイーターです。

そして、そのエサとなる魚は時期や地域によって大きく変化してきます。

特に春先はイワシがメインベイトとなる事が全国的に多くなります。

小イワシを食べている時のハマチは少し厄介でジグのサイズそのものにも十分に気を付けなければならないのですが、ジグのアクションが大変重要となります。

春先のハマチ攻略のキーワードは「早巻き」

ルアーで釣る場合はエサの動きをどれだけ真似てアクション出来るかが釣果を大きく左右しますが、小イワシの場合は直線的な早い動きがポイントになります。

アジに比べてもかなり小回りが利くので、ジグアクションとしてもとにかく着底後に限界まで早く巻かなければすぐに見破られてしまいます。

早巻きはベイトリールでも出来ないことは無いが…

早巻きアクションは文字通りリールを早く巻くという大変シンプルなものですが、これを行う場合はベイトリールでも出来ないことは無いのですが、やはり操作性能に優れるスピニングリールにはかないません。

もちろん、これまでずっとベイトリールで通してきた人で使い込んでいる愛用リールがある人はそちらの方が動かしやすいという場合もあるかもしれません。

その場合はいつも使っているベイトリールでも問題ありません。

しかし、ジギングをほとんどやったことが無いという人や、ベイトリールの扱いにそれほど慣れていない人はスピニングリールの使用をおすすめします。

購入するか、レンタルという手もあり

スピニングリールはオフショアで水深50メートル以上のポイントでも釣りをするかもしれないということを考えれば、ショアからの釣りで使っているものよりもオフショア専用のリールを購入した方が快適に釣りが出来ます。

あるいは、遊漁船を利用する場合は予約時にホームページを確認してみてレンタルタックルも完備しているという場合は、そちらを利用するのも安上がりです。

ただ、船によっては1年を通して使えるベイトリールしか用意していないという場合も多いので事前に電話などで確認しておくと安心です。

使用するラインについて

この釣りでは例外なくメインラインはPEラインです。

号数としては2号もあれば多少大型の魚でも十分にやり取り出来ます。

海底の根回りを攻める釣りでは無いので根掛かりの心配はありませんが、PEラインをジグに直結すると強度が一気に落ちるので、ショックリーダーを接続して下さい。

ショックリーダーはナイロンラインあるいはフロロカーボンラインを使用して下さい。

号数としては10号前後あれば強度的には問題ありません。

使用するロッドについて

使用するロッドは一般的なジギングロッドで構いません。

150g前後までのメタルジグを操作できるものであれば、メーカーなどにもこだわらなくて良いかと思います。

ただ、やはり有名メーカーのものは値段も多少張りますが、バット部分の粘りや操作性能にも優れているので、使いやすさは優れています。

最近では全国的なオフショアジギングの人気に伴って、様々なメーカーから専用ロッドが販売されておりそれに伴い値段も手頃なものが増えているので1万円も出せばかなり高性能なモデルが入手できます。

これからジギングを始めようと考えている方にとっては良い流れと言えます。

使用するジグについて

ベイトが小イワシなので、イワシを模したブルーやブルーピンクのものをメインで使うと良いです。

しかし、普段あまりジギングをしない人にとっては釣具店で大量に並べられているジグを見てもどれが良いのかよく分からず判断しかねると思いますので、船長におすすめを直接聞くのが一番手っ取り早く間違いがありません。

同じようなカラーでもジグによって海中でのアクションが微妙に違って、それが釣果の差に繋がることもあるので、ジグ選びは注意したい所です。

また、ポイントによっては潮の流れが非常に早く、100g前後のジグではまともに底を取れない場合もあるので、重さのバリエーションを揃えておくと様々な状況に対応できます。

釣り方について

まずは船長の合図と同時にジグを投入して着底させて下さい。

この時に落下中のジグに食いついてくる場合もあります。

明らかにアナウンスされた水深まで辿り着いていないのにジグの落下が突然止まった場合はすぐに糸ふけを素早く回収してからしっかりとアワセを入れて下さい。

特に落下中にはアタリが無い場合はそのまま着底するまで待ちます。

着底したらすぐにアクションを開始しますが、特に1ピッチジャークなどを行う必要はありません。

出来る限りリールを素早く巻いて誘って下さい。

この時にリール5回転ごとに1回ストップを入れると非常に効果的です。

巻いている最中にハマチがジグを追跡してきて、ストップを入れた瞬間にヒットするイメージです。

この食わせの間が非常に重要で、長すぎてもジグを見破られてしまいますし短すぎてもヒットしてきません。

秒数としては0.5秒くらいの間を意識して下さい。

探る範囲について

探る範囲は5回早巻き&ストップ1回の組み合わせを3回から4回繰り返してアタリが無ければすぐにまた着底させて下さい。

というのも、ストップを入れるごとにヒット率は次第に下がるからです。

最もヒットチャンスが高いのは1回目のストップで活性が高ければ7~8割で、2回目のストップが5割ほど、3回目のストップ時には3割ほどになると考えて下さい。

アタリがあれば

ジギング全般に言えることですが、どれだけ本物のベイトに似せたジグをどれだけ本物の動きに似せたところでニセモノであることには変わりがありません。

なので、エサ釣りのように食い込ませることは一切考えずにコツンとでも竿先にアタリが伝わればすぐにアワセて下さい。

少しでもタイミングが遅れてしまうと相手がニセモノだと見抜いてジグを離してしまいます。

まとめ

今回はジギングロッドとスピニングリールの組み合わせで早巻きを駆使して攻める釣法を紹介しましたがいかがだったでしょうか?

この釣りは難しいテクニックは一切必要ありませんので、初めてジギングをする初心者でも簡単にできます。

また、上手い人との差も生じにくいので釣れる可能性もかなり高くなります。

是非興味のある人は挑戦してみて下さい。







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