釣り人の夢ジギングロッドで挑む幻の魚カンナギ釣り

ジギングロッド

ダイワ(Daiwa) ロッド キャタリナ ベイジギング 66XHB

釣り人の夢は面白いもので、釣りと言う遊びが出来てからいつの時代においても「もっと大きな魚を」という内容に最終的には行き着きます。

大物と呼ばれる魚は数あれども幻と称される魚はその中でもそれほど多くありません。

今回はそんな幻の巨大魚と呼ばれるカンナギをジギングロッドを使用したジギングで狙う方法について書きたいと思います。



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根魚釣りの最高峰!?カンナギのオフショアジギングについて

皆さんは小物釣りと大物釣りのどちらがお好きでしょうか。

恐らく男性のアングラーに聞くとかなりの人が大物釣りと答えるのではないでしょうか。

というのも、大物釣りはアタリの数も一日にそう何度もある釣りではなくかなりの忍耐を要求されることもしばしばですが、いざヒットするとそれは日常生活では決して体験できないような力対力のぶつかり合いを体験することができます。

このぶつかり合いこそが大物釣りの真骨頂であり、まさに男のロマンとも言えるのではないでしょうか。

そこで今回はタイトルの通り現実的に狙って釣るのは難しいかもしれませんが、決して釣れる可能性がゼロとは言い切れないヘビー級のジギングロッドを使用したカンナギのオフショアジギングについて紹介したいと思います。

釣りという遊びの1つの可能性として捉えて頂ければ幸いです。



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そもそもカンナギとはどのような魚なのか

オフショアフィッシングに馴染みが深い人はよくご存じのハタ科の高級魚、「マハタ」という魚がいますが、通常は大きくても60cmほどのマハタが誰にも釣られず外敵に捕食されずに育って巨大な老成魚となったものがカンナギです。

最大では2メートルほどにもなり重さも100キロを超えるようなものも存在します。

マハタも60cmほどの大きさになるまでは水深100メートル以内の浅場に生息しており、それ以上の大きさに成長すると100メートルを超えるような深場に移動して生息するようになります。

個体数もそれほど多くは無いので一部の地域では幻の巨大魚と称されています。

マハタがヒットする海域で水深が150メートル前後のエリアにおいてはヒットすることも十分に考えられます。

使用するロッドについて

カンナギは30キロから大きなものでは100キロを超えるようなものまで生息していますから、言うまでも無くメーターを軽く超えるカンパチやヒラマサにも楽に対応できるレベルのヘビー級のジギングロッドを使用して下さい。

ロッドが収納されているパッケージには適合重量と適合ラインの太さが書いてあると思いますが、カンナギは非常に水深が深いエリアに生息しているので、200~300g前後のジグを楽に扱えるもので、かつ適合ラインはPEラインの3号から5号前後となっている(もちろん表示されている太さが太ければ太いほど良いです)ロッドを中心に選んで下さい。

そうした条件を満たすロッドとなれば自ずとヘビー級ロッドに限られてくる筈です。

ダイワやシマノといった有名メーカーはオフショアジギング用のロッドにも精通していて選択の幅が大変広いので、おすすめです。

この釣りは普段青物用に使用しているロッドを流用することはあまり考えない方が良いかもしれません。

破損に繋がる恐れも十分にあるので避けておいた方が無難です。

ヘビークラスのロッドは当然値段もその分高くなりますが、ある程度のコストはしっかりとした道具を揃えるためには覚悟しておいた方が良いです。

中途半端なものを揃えると長い目で見ると返って損をするということにもなりかねません。

どのロッドを買えば良いのかよく分からないという場合は、釣具店のスタッフに尋ねてみるのが良いです。

また、候補が複数出てきた場合は予算との兼ね合いにもなりますが、できる限り軽いものを選んで下さい。

というのも、この釣りは常にロッドを手持ちにしてジグにアクションを加えるので重ければ重たいほど体に負担となってしまいます。

使用するリールについて

使用するリールは中型のベイトリールになります。

大型ベイトリールの方が巻き取りのパワーは比較するまでもなく強いのですが、重量がその分増してくるのが大きなデメリットです。

中型ベイトリールでハイエンド機種を選んだ方が体への負担も少なく、機能面でも十分に期待できるのでおすすめです。

最近はベイトリールも安く入手できるものが増えてきていますが、やはり細部のパーツが脆く耐久性に難があるパターンが多いので、こうした大物釣りではメーカー物を揃えた方が良いです。

使用するラインについて

PEラインは最低でも3号を使用して下さい。

太くても6号程度あれば余程のことが無い限り引っ張り合いで切られることはそうそうありませんので安心してやり取りできます。

リーダーはナイロンラインの20号前後を使用して下さい。

根ズレの危険性があるので多少太すぎるくらいがちょうど良いです。

PEラインも各メーカーが様々なタイプの商品を販売しておりますが、大物釣りは感度よりも強度が求められるので、ある程度値段が張るものを使用した方が良いです。

大物がヒットすればやり取りの際に道糸を巻いたり出されたりをどうしても繰り返すことになるので、ガイド部分に擦れる摩擦熱で安物ラインの場合は高切れを起こす可能性が出てきますので注意して下さい。

使用するジグについて

カンナギは深場に生息しているので、ジグも250gから300g前後のヘビーなものを使用する必要が出来てきます。

そのくらいの重さで無いとそもそもジグを落としても潮の流れの影響を受けて延々とラインが出るだけで海底まで落ちないということが発生してしまいます。

その辺りの重さになるとどうしてもジグのデザインも選択肢が限られてしまいがちですが、強いて言えばグロー系の光るジグがあれば暗い海底でも強烈にアピールできるのでおすすめです。

また、根周りを攻める釣りになるので根掛かりでロストした時の為にも予備のジグは本数を揃えておいて下さい。

釣り方について

根魚なので、海底周りを攻めるのですがカンパチのように素早く泳いで捕食する魚ではありませんので、最近流行りのスローピッチジャークでの誘いが中心となります。

ゆっくりとスローに誘いつつも、海底からジグが離れすぎないように調整して下さい。

ルアーを使用しているのでアタリがあれば即アワセてできる限り早く海底から引き離すようにして下さい。

なかなか最初は引きが強くて引き離すことが難しいと思いますので、糸を出しつつやり取りする形となります。

海底がそれほど根が荒くないのであれば多少走らせても問題ありませんが、起伏が激しい地形の場合は強引にでも勝負を早めに仕掛けた方が取り込める可能性は高くなります。

ドラグの調整も入念にしておく必要があります。

取り込みについて

30キロを超えるようなサイズにもなると玉網で掬うのはかなりしんどいものがあるので、ギャフを口に掛けて取り込んで下さい。

1人で持ちあがらない場合は無理をせずに2人以上で協力して取り込むようにして下さい。

小物類について

シンワ レジャークーラー ストリーム 1000 92リットル 035499

魚を〆るナイフは絶対に必要となります。

また、魚がしっかりと入るサイズの大型クーラーも準備しておいて下さい。

まとめ

今回はジギングロッドを使用したカンナギのオフショアジギングについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

幻の巨大魚と言われるだけにそうそう簡単にヒットする魚でもありませんが、それだけに釣り上げたときの喜びは凄まじいものがあります。

興味がある方は是非とも挑戦してみて下さい。

一生の思い出に残ること間違いなしです。







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