難易度最高峰!幻の魚クエをジギングロッドで狙う方法

ジギングロッド

ダイワ ロッド ブラスト J57S-3/4

皆さんの中で大物釣りに興味がある人はいるでしょうか。

大物釣りはアタリこそ少ないものの、当たれば非常に大きいのでまさに宝くじ的な釣りでもあります。

それ故にまさに数ある海釣りのジャンルの中でもトップクラスに夢があると言えます。

そこで今回はそんな大物釣りの最高峰とも言えるジギングロッドでのクエ釣りを紹介したいと思います。



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全魚種の中でも最高難易度の対象魚

海釣りで釣ることが出来る魚は本当に地域によっても多種多様ですが、その中でも最高レベルの難易度と言っても過言ではないのが「クエ」です。

クエは力士が食べているちゃんこ鍋の具材としても有名ですが、単純に「超高級魚」としても有名です。

特に冬場のクエ鍋のシーズンはキロ単価1万円を超える場合もあり、一般的なスーパーや市場に並ぶこともほとんどなく、大体はそのまま高級料亭に出荷されていきます。

これほどまでに値段が高騰する最大の理由としては個体数が少なく、捕獲するのが非常に難しいということがあります。

クエ釣りを専門としているプロの漁師ですら毎日のように出船しても1ヶ月に数本しか釣れないことはざらと言われており、仮にヒットさせても強烈なパワーで船上まで引き上げられる確率は決して高くありません。



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遊漁船で狙う場合は地域も限られ、ボーズは当たり前

このクエを遊漁船で狙うとなると、全国どこでも狙えるわけではありません。

九州地方の玄界灘や愛媛県の宇和海、高知県の足摺岬や室戸岬沖、関東であれば銭州など遊漁船としてクエを狙っている地域となるとかなり限られてきます。

また、基本的にはボウズが当たり前の釣りとなるので非常にハードな釣りとなることは間違いありません。

クエは基本的にその巨体のわりには胃袋が非常に小さいことで知られていて、80センチクラスのクエでも30センチクラスの魚を1尾エサとして食べるとその後1週間は何も口にしないと言われています。

つまり、クエがエサを取るベストタイミングでポイントに入って、なおかつヒットさせた後に根ズレをかわして強烈な突っ込みをいなして海面まで巻き上げる技術が必要となるまさに海の大物釣りの頂点とも言えます。

ロッドは大型ヒラマサ、カンパチにも対応できるものを

クエを遊漁船から狙う場合は基本的にアジやサバを泳がせる、のませ釣りがメインとなるので、泳がせ釣りの専用ロッドを使っている人がほとんどです。

しかし、ジギングロッドでも決して釣れないわけではありません。

クエを釣るには、1メートルを超えるようなヒラマサやカンパチといった大型魚にもある程度の余裕を持って対応できるハードクラスのジギングロッドが必要となります。

ダイワやシマノといった有名メーカーのものを使用した方が破損する可能性も低く、おすすめです。

適合ライン表示としてはPEの8号から10号前後を使用できる規格が最低でも欲しい所です。

とにかくこの釣りはパワー勝負となるので、相手に力負けしないというのが最優先事項となります。

確かに初期費用としてはかなり掛かりますが、大物釣りにおいてはある程度の高額出費は避けられない一面があります。

100メートル以深のポイントを攻める場合は電動リールを推奨

クエは50メートル前後の浅場から水深200メートルを超えるような深場にも生息している為に、ポイントによってリールは変えた方が無難です。

浅いポイントでも深いポイントでも両方に対応したいというのであれば最初から電動リールを購入しておくと良いです。

大きさとしては6000番から9000番クラスのリールはどうしても必要となります。

大物相手となるとビーストマスターの6000番から9000番が現在メーカーから販売されている機種の中では値段も手頃で扱いやすいです。

手巻きリールでももちろん釣り自体は可能ですが、浅いポイントはともかくやはり相手の大きさが10キロから大きなものでは40キロクラスとなるので、深いポイントを攻める場合には肉体的な負担が非常に大きいのが最大の難点です。

手巻きで最後まで釣ってこそ本当の釣りという信念を持っている人も中にはいるので、最終的には本人の好みにはなりますが、少しでも体力的に不安があるのであれば電動リールを揃えることをおすすめします。

極太ラインで一気に勝負をかける

この釣りはヒットしてから数十秒の間で勝負が完全に決まります。

なので、高負荷に耐えられるようにメインラインはPEラインの10号以上を使用して下さい。

また、根ズレ対策としてショックリーダーは必要不可欠なので、70号以上のフロロカーボンラインを接続して下さい。

大物釣りには何か特別なノットが必要なのではないかと思う人もいるかもしれませんが、しっかりとムラなく自分が結べるのであればFGノットなどで十分です。

ラインが太いので根に擦られない限りは切られることはそうそうありません。

仕掛けはハリス60号以上の1本針

クエの仕掛けは一般的な釣具店には売られていないことがほとんどです。

なので、自作するかあるいはネット通販で購入することをおすすめします。

ただ、太いハリスはどうしても慣れるまでは結びにくいので最初はネット通販などで購入しておく方が手間も掛からず便利です。

この釣りは海底付近を攻める為に根掛かりは付き物なので、必ず仕掛けの予備は複数セット用意しておいて下さい。

オモリは船長に尋ねるのがベスト

オモリはその日に釣るポイントの水深によっても大きく変わってくるので、船長に電話予約時に直接尋ねるのが良いです。

水深100メートル以内であれば60号オモリでも十分に底取りが出来ますが、100メートルを超えるような深さになると潮流によってはかなり底取りが難しくなるので100号以上のオモリを使用することもあります。

エサはサバが一般的

泳がせ釣りというと基本的にはアジを使用することが多いですが、クエ釣りではサバを使用することが多いです。

大きさとしては40センチ前後あるようなサバを使用するので外道はほとんどヒットしないと言っても過言ではありません。

まさに一発大物狙いと言えます。

サバはアジに比べて泳ぎ回るのでアピール力が高いというのも広く使われている要因です。

ただ、もしアオリイカが手に入るのであれば最高のエサになりますので是非生かした状態で保管することをおすすめします。

どんなエサよりも食いが良いことで知られているので、安定的に入手できるというのであれば是非とも使用してみて下さい。

アタリがあれば渾身の力でアワセを入れる

クエのアタリは一気に竿先が海面に突き刺さることが多いです。

ここで躊躇していると一瞬で根に擦られて仕掛けが切られてしまうので、渾身の力でアワセを入れてポンピング動作を繰り返してとにかく1センチでも良いので海底から引き離すようにして下さい。

この釣りは1ミリでもドラグを出さないつもりで対処しなければ確実に根ズレされるので注意が必要です。

ある程度浮かせたら、水圧の関係であとは重たいだけの状態になるのでラインテンションが緩まないように素早く巻き取って海面まで浮かせて下さい。

取り込みはギャフを使うとスムーズに取り込めます。

まとめ

今回はジギングロッドで船から狙うクエ釣りを紹介しましたがいかがだったでしょうか。

この釣りはタックルを揃える段階でも非常にお金が掛かり、誰でも気軽に挑戦できる釣りではありませんが、夢のある釣りがしたい、あるいはロマンを追い求めたいという人にとっては非常におすすめの釣りです。

記憶にも記録にも残る1尾を求めて是非興味のある人は挑戦してみて下さい。







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