ニキビ対策は洗顔料から!効果のある洗顔料の選び方
ニキビに悩まされている人にとって、洗顔はとても重要です。
しかし、ただ洗うだけでは、本当にニキビを改善することにはなりません。
洗顔でニキビ対策をするならば、適切な洗顔料を使用することが大切です。
洗顔料にも多くの種類があるので、その中から、ニキビ対策に最適なものを選ぶようにしましょう。
では、選ぶ際に注意すべきポイントについて説明していきます。
選ぶ際の注意点
洗顔料を選ぶ前に、まず以下の2点について知っておきましょう。
選ぶときの基本となる考え方なので、これを意識しながら選べば、失敗は少なくなります。
自分に合っていることが重要
ニキビを防ぐ洗顔料で最も大切なことは、自分に合ったものを使用することです。
この点がクリアされていなければ、いくら洗っても、望んだ効果を得られない場合があります。
それどころか、ニキビを悪化させてしまう恐れもあるのです。
なぜなら、洗顔料は、肌にダメージを与えることが多いからです。
洗浄力が強いものを使った場合は、刺激が強すぎて、肌のトラブルが起こりやすくなってしまいます。
ニキビを防ぐためには、とにかく汚れを落とすことに集中しがちですが、できるだけ肌に優しい洗顔料を使うことも、忘れてはいけないポイントなのです。
そのため、洗顔料を選ぶときは、強い洗浄効果などよりも、自分に合っているかどうかを優先しましょう。
自分の肌を傷つけないような洗顔料ならば、効果的なニキビ対策ができるはずです。
洗顔料はニキビの治療にはならない
よく勘違いされていることですが、ニキビに効く洗顔料というのは、決して治療薬ではありません。
洗顔料の効果は、あくまでも汚れを落とすことです。
汚れをきれいに落とすことで、肌の再生力を阻害する要素を取り除き、ニキビを治しやすくします。
つまり、洗顔料の役割はニキビ改善の環境づくりであり、実際に治すのは、肌の再生力なのです。
しかし、この点を勘違いして、「ニキビの治療ができる」と思い込んでいる人は、むやみに洗浄力の強い洗顔料を選んだりします。
それでは、肌のダメージが大きすぎるため、とても改善はできないでしょう。
大切なのは、肌をよい状態に保つことができる、自分に合った洗顔料を選ぶことなのです。
こんな洗顔料はNG
洗顔料は自分に合っていることが大切であり、どんなものでも効果があるわけではありません。
そこで、選ぶべきではない洗顔料について、詳しく説明しましょう。
殺菌・ピーリング効果の強い洗顔料
ニキビ用の洗顔料には、肌をきれいにするだけでなく、殺菌効果や、肌の角質を落とすピーリング効果のあるものが多いです。
しかし、そうした効果は、肌に大きなダメージを与えることになります。
「殺菌はともかく、角質を落とすとなぜよくないの?」という疑問もあるでしょうが、ピーリングには要注意です。
なぜなら、角質が落ちることで、肌の抵抗力が低下してしまうからです。
そうなると、雑菌などの影響をもろに受けるので、逆にニキビができやすくなってしまいます。
殺菌効果も同様で、肌が弱ってしまうため、ニキビ対策としてはよくないのです。
したがって、殺菌効果とピーリング効果が強いものは避けましょう。
乾燥しすぎる洗顔料
あまり効果の強い洗顔料は、肌の再生を妨げることになるので、ニキビ対策には向いていません。
その効果の強さは、洗った後の乾燥の具合でも判断できます。
洗浄効果が強すぎる洗顔料というのは、洗った後、肌がガサガサに乾燥するのです。
「少し突っ張るかな?」という程度であれば、化粧水などで対応することもできますが、粉っぽくなり、痛みを感じる程に乾燥するのは問題です。
乾燥がひどい状態だと、肌が本来もっているバリア機能が低下しているため、ちょっとした皮脂などで、すぐニキビができてしまいます。
そのような乾燥が原因となるニキビは、「乾燥ニキビ」と呼ばれており、予防のためには乾燥させないことが重要です。
肌がガサガサになるような洗顔料は、すぐ使用を中止した方がよいでしょう。
ニキビによい洗顔料の特徴
避けるべき洗顔料がわかったところで、よい洗顔料についても説明しましょう。
以下の特徴に注目して選べば、洗顔料選びでの失敗をなくすことができるでしょう。
皮脂を落としすぎない
よい洗顔料というのは、皮脂や汚れを落とす効果は高いですが、必要以上に皮脂を取り除くようなことはありません。
皮脂は、少し残っていた方が、ニキビを防ぐことができます。
なぜなら、皮脂は、少なくなりすぎると、余計に多く分泌されてしまうからです。
これは、肌が防衛本能を働かせた結果です。
肌は、皮脂と水分がバランスよく混ざることでバリア機能を維持していますが、皮脂が極端に少なくなると、それが正常に機能しなくなります。
そのため、不足した皮脂を補おうとして、より多くの皮脂が分泌され、ニキビができやすい状態になってしまうというわけです。
ニキビによい洗顔料は、この点をしっかり考えて作られており、必要な皮脂を落としてしまわない程度の、適度な洗浄力をもっています。
汚れが落ちても刺激は弱い
本当によい洗顔料は、しっかり汚れを落とす洗浄力があり、さらに、肌への刺激が弱いものです。
そうでなければ、たとえ汚れが落ちても、肌の状態が悪くなってしまい、ニキビを防ぐことはできません。
この特徴を備えた洗顔料を探すには、あまり安い商品はおすすめできません。
多少高いものの方が、「刺激が弱く洗浄力が高い」という条件をクリアしていることが多いです。
そのため、プチプラ系の洗顔料は避けた方がよいでしょう。
プチプラ系は、刺激が強い割に、あまり汚れが落ちないことが多いです。
なるべく安く済ませるには便利な商品ですが、ニキビ対策の効果は期待できません。
むやみに高いものを選ぶ必要はありませんが、安さばかりに目を惹かれて失敗しないようにしましょう。
おすすめの商品
上記の特徴を備えた、ニキビ対策におすすめの洗顔料を紹介します。
一口に洗顔料と言っても数は多いので、選ぶ際は参考にしてみてください。
ビーグレン クレイウォッシュ
値段は高めですが、ニキビ対策の効果はかなり高い洗顔料です。
この商品の特徴は、汚れを落としつつ、必要な水分は残してくれるという「モンモリロナイト」を含んでいることです。
そのため、洗顔の失敗でよくありがちな、乾燥のしすぎを予防することができます。
乾燥を防ぐことができれば、肌のバリア機能も正常に働くため、ニキビができにくい状態になります。
さらに、シワやシミ、毛穴の黒ずみにも効果があるので、ニキビに限らず、優れた美肌効果を備えた商品と言えます。
オルビス クリアウォッシュ
洗顔料が合わない場合、美肌や保湿のために含まれているオイルが原因となることも多いですが、この商品は、その問題を解消しています。
というのも、「100%オイルフリー」であり、オイルが一切含まれていないのです。
オイルは人によって合ったり合わなかったりしますが、オイルフリーならば、誰でも気軽に使うことができます。
さらに、アルコールフリーでもあるので、肌への刺激もなく安心です。
これは値段も安いので、自分に合った洗顔料が見つけられずに悩んでいるなら、ぜひ試してみましょう。
ルナメアAC ファイバーフォーム
この商品も、低価格で効果の高い、おすすめの洗顔料です。
特徴は、肌に負担をかけずに汚れを落とす「ファイバーフォーム」を使用していることです。
ファイバーフォームは繊維状になっており、毛穴の奥までしっかり届いて、効率よく汚れを落としてくれます。
しかも、ごしごしと強く擦ったりしなくても、優しく洗うだけで、十分に肌をきれいにできます。
強く擦り過ぎるのも、肌にダメージを与える行為のひとつなので、これは重要なポイントです。
また、肌の保湿効果も高いので、バリア機能を崩すこともなく、効果的なニキビケアができます。
まとめ
ニキビの対策で洗顔料を選ぶ場合、「なるべく洗浄力が高いもの」「とにかく安いもの」といった、偏った考えで選んでしまうことがあります。
しかし、本当に効果的なニキビ対策をするなら、それは間違いです。
確実に効果を得るためには、肌へのダメージなども含めて、総合的に検討する必要があります。
そのような選び方をすれば、自分に合った洗顔料を見つけることができるでしょう。