ニキビケアの基本はクレンジング!天然オイルで優しくメイクオフ!
ストレスや寝不足が続くと、ポツンと顔に赤いニキビが出来ることがあります。
年をとっても、ニキビに悩まされることは珍しくないのです。
そんなニキビにお悩みの方は、どのようなケアをしていますか?
きちんとスキンケアをしているのに、ニキビが減らない、治ってもすぐできるという方はクレンジングを見直してみるべきかもしれません。
ニキビについてと、おすすめのクレンジングを見てみたいと思います。
ニキビはどうしてできるの?
ニキビというと、若者にできるイメージですよね。
ニキビ治療薬のCMなどを見るとティーンエイジャーたちが対象のようです。
しかし、20歳を超えてもニキビに悩まされる女性は、実はたくさんいます。
ニキビはどうしてできてしまうのでしょうか。
ニキビは病気です。
ニキビは誰もが知っている、身近な皮膚病。
多くの人が経験し、年齢とともになくなってしまうため、あまり「病気」として意識されません。
しかし、たかがニキビと放置しておくと、顔に痕が残り、後悔することになるかもしれません。
適切なケアを行う事がおすすめなのです。
毛穴の詰まりが原因!
10代のニキビも、それ以降の年代のニキビも、直接的な原因は過剰分泌された皮脂が毛穴を塞ぐことから発症します。
毛穴は皮脂を分泌しますが、なんらかの理由で角質が増殖し、皮脂が排出されなくなってしまうのです。
こうして毛穴を塞いだ皮脂が酸化してしまい、アクネ菌が付くと皮膚が炎症を起こします。
毛穴の周りがぽつんと赤くなり目立ってしまうようになるのです。
アクネ菌は悪くない!
ニキビの原因として知られる「アクネ菌」。
なんだかとても悪いもののように捉えられがちですが、実は誰の肌にもいる、毛穴の常在菌です。
肌表面のバランスを保つ役割があり、肌にとっては必要な菌。
決して悪玉菌ではありません。
嫌気性菌といって、空気のある所では生きられないので、毛穴の奥深くに潜んでいます。
毛穴の詰まりはなぜ起きる?
ニキビの原因となるのは皮脂が毛穴を塞ぐからです。
通常、皮脂は毛穴から分泌されると、肌表面に油膜を張って、ヴェールのように肌を覆います。
これは外的刺激や細菌から肌を守ってくれるので、とても大切。
皮脂は余分なものではなく、肌を保護する大切な役割を担っているのです。
ではなぜその皮脂が毛穴を塞いでしまうのでしょうか。
皮脂の過剰分泌!原因は…
毛穴を詰まらせる皮脂の過剰分泌。
これには様々な原因が考えられます。
10代ですとホルモンの影響によるものが大きいです。
成長ホルモンや男性ホルモンが多く分泌されると、皮脂分泌を活性化させます。
特にTゾーンと呼ばれる部分の皮脂分泌が盛んで、ニキビができやすくなります。
また、こうしたホルモンは皮膚表面を硬くしてしまいます。
お肌は通常、決まった周期によって生まれ変わっています。
周期は年齢によって異なりますが、古い皮膚の下から新しい皮膚が生まれてくるのです。
これはターンオーバーと呼ばれるもので、肌の健康と美しさには欠かすことのできないもの。
しかし、肌表面が硬くなっていると、このターンオーバーが正常に行われにくくなるのです。
ですから毛穴が詰まりやすくなります。
紫外線も有害です!
お肌にとって百害あって一利なしと言われる「紫外線」。
この紫外線がニキビをできやすくしています。
紫外線を浴びると、その刺激から肌をほごするために角質が厚くなります。
角質が厚くなるとターンオーバーが行われにくく、毛穴の詰まりを招きます。
ニキビができる大きな原因の一つと考えられるので、ニキビにお悩みの方は徹底的な紫外線カットをおすすめします。
メイクは毛穴を詰まらせる?
20代以降の女性でニキビにお悩みの方は、メイクによる毛穴の詰まりが原因かもしれません。
女性にとってメイクは欠かせないもの。
毎日きちんとメイクする方も多いでしょう。
しかし、そのメイクはきちんとオフしていますか?
近頃は「毛穴を無くす」ほどカバー力が高く、ぴったりフィットするファンデーションが増えています。
仕上りはとても美しいですが、毛穴の奥まで密着するため、きちんとオフしないと残ってしまうのです。
特にリキッドファンデーションはパウダーファンデーションよりも油分を多く含んでいます。
皮脂と混じり合い、毛穴を塞いでしまうので、より丁寧なクレンジングが大切なのです。
ニキビ肌のクレンジングはなにがおすすめ?
ニキビがある場合、ファンデーションをつけるのはあまり望ましくありません。
しかし、どうしても素肌では出かけられないこともありますよね。
そんな時はなるべく早くメイクをオフしてしまいましょう。
クレンジングの際、気をつけたいポイントとはなんでしょうか。
きちんとメイクオフできる
まず基本的なことですが、お肌にメイクを残さずきちんと落とし切れるクレンジングを選ぶことが大切です。
余分な皮脂や汚れはアクネ菌の養分になります。
ですから通常の洗顔料ではなく、きちんと「メイクオフ」できるものを使用しましょう。
洗浄力が強すぎてもNG
クレンジングの中には、全ての皮脂を取り去るかのような強力な洗浄力のものがあります。
メイクを取り去るという観点からはいいのですが、お肌にとっては最悪。
その後すぐに適切なスキンケアができればいいのですが、そうでないならばさらにニキビを悪化させてしまいます。
お肌から全ての皮脂を取り去ってしまい、それを放置しておくと乾燥肌になります。
肌内部の水分が失われると、肌は皮脂を分泌して保護しようとします。
つまり、肌内部は乾燥しているのに表面は皮脂が過剰に分泌されるという最悪の状態になるのです。
ですから、あまりに強力な洗浄力を持つクレンジングは避けましょう。
ニキビ肌におすすめのクレンジングは…天然オイル!
近頃よく聞く「オイルケア」。
自然由来の天然オイルを使用してスキンケアやヘアケアを行うというものです。
実はニキビでお悩みの方にもおすすめ。
皮脂で悩んでいるのに、オイル?
と思われるかもしれませんが、天然オイルは肌に優しく、ニキビ肌にも効果的なのです。
天然オイルは栄養分たっぷりで肌に優しい!
天然オイルは、肌に優しく高い保湿力を持っています。
ですからクレンジングに使用しても、肌を乾燥させることなくメイクを落とすことができます。
油分同志は馴染みやすいので、オイルをメイクの上に広げて、マッサージするだけでするすると落ちます。
天然オイルの中には「抗酸化作用」や「抗炎症作用」を持つものがあり、ニキビ対策にも最適。
天然成分ですから、化学物が入っていません。
肌トラブルに安心して使用できるというわけなのです。
オリーブオイル
オイルブームのはしりともなった天然オイルです。
優れた抗酸化作用を持ち、人の肌に馴染みやすい「オレイン酸」が豊富に含まれています。
このオレイン酸には抗炎症作用や鎮静作用もあると言われており、ニキビ肌にもおすすめです。
さらに、スクワラン、グリセリン、ビタミンEなど肌に良いと言われる成分が豊富。
オイルクレンジングに最適なオイルの一つです。
ホホバオイル
人と同じ「ワックスエステル」という成分をもつオイルです。
植物界の中でも、人間と同じワックスエステルを持つのはこのホホバオイルだけ。
分子構造が小さいので、とても肌馴染みが良く、べた付きがありません。
毛穴の奥の汚れまでしっかりとオフしてくれます。
こちらも抗酸化作用・消炎鎮痛作用があり、ニキビなどが気になる方におすすめ。
ビタミンE、Cなどの美肌成分も豊富です。
まとめ
ニキビ肌のクレンジングにおすすめの天然オイル。
肌に優しいので、敏感な方も安心して使用できます。
ただ、天然オイルを選ぶ際に気をつけたいことがあります。
それは食用などではなく、きちんと精製されたものを選ぶということ。
加熱処理が施されたものなども変質の恐れがあるので避けましょう。
オリーブオイルなら家にある!
と適当なものを使用すると、却ってニキビを悪化させてしまうかもしれません。
オイルクレンジングには品質のしっかりしたものを選んでくださいね。