メイクを落とす時はどうしたら良い?CCクリームにクレンジングは必要なの?
CCクリームはファンデーションと比較すると、肌に負担をかけにくく自然な仕上がりでさり気ないカバー力が多くの方から支持されています。
一般的にCCクリームはクレンジングが不要だと言われていますが、メイクを落とす時にはどうしたら良いのでしょうか。
ここでは、CCクリームとクレンジングについてご紹介したいと思います。
クレンジングが肌に負担をかける理由とは?
肌を必要以上に擦ってしまう場合がある
クレンジングは肌に負担がかかると言われていますが、その理由のひとつにメイクを落とす際に肌を擦ってしまうことがあるからです。
特にカラーメイクをした部分は、しっかりクレンジングをしなければ落ちにくいので無意識に肌を擦ってメイクを落とそうとする方がいます。
クレンジングはメイクを優しく馴染ませて浮かせて落とすのが基本ですが、メイクを落とす時の摩擦が肌に大きな負担となる場合があります。
配合成分によっては肌のバリア機能の低下を招く
クレンジング剤に含まれている成分の中で肌にダメージを与えてしまうのが石油系合成界面活性剤です。
汚れ落ちが良くしっかりとしたメイクを綺麗に落とす働きが期待できますが、肌を守るための肌に必要な皮脂や天然の潤い成分などをまとめて洗い流してしまうので、皮膚のバリア機能がダメージを受けて肌が乾燥したり外部の刺激に弱くなってしまったりすることがあります。
肌が敏感になっている時は刺激が強い場合がある
女性の肌はデリケートなので、季節の変化や室内の乾燥した空気によって肌が乾燥して外部の刺激に敏感になってしまうことがあります。
さらに、肌のコンディションが悪い時にクレンジング剤を使用すると強い刺激を感じる場合もあります。
肌に負担のかかる成分が多く配合されたクレンジング剤はデリケートな肌に大きなダメージを与えることがあるので、肌のコンディションに合わせてクレンジング製品を選ぶことが大切です。
CCクリームにクレンジングが不要な理由
薄づきで肌への密着感が低い
CCクリームはクレンジングが不要と言われている理由のひとつに、薄づきで肌への密着度が低いことが挙げられます。
毛穴にも密着するファンデーションのような高いカバー力は期待できませんが、軽い使い心地で肌に負担を与えにくく、メイクを落とすのも簡単でクレンジングの必要がないのでおすすめです。
肌に優しい成分が主成分となっている
CCクリームの中には自然由来の成分が主成分となっている肌に優しいものがあります。
クリームを肌にのばして1日中過ごしていても、まるでメイクをしていないかのような自然な使い心地なので、肌への負担が少ないことからクレンジング不要と記載されているものもあります。
もともとCCクリームは化粧下地の役割を持つアイテムなので、洗顔で手軽に落とせるようになっています。
美容成分が多く水分量が多い
CCクリームの中には美容成分が多く配合されていることによって、水分量が多くさらさらとした使い心地のものがあります。
まるでジェルのようにのびが良いものもあるので、スキンケア感覚でCCクリームを使うこともできます。
CCクリームの水分量が多いとメイクが落ちやすいのでクレンジングがなくても簡単に落とせるのです。
肌への負担が少ない成分で作られている
10代の方でも使用できる肌への負担が少ない成分配合のCCクリームは、まるでメイクをしていないかのような自然仕上がりが特徴のひとつです。
肌をしっかり覆うような作りとなっていないことから、通常の洗顔で楽に落とせるようになっています。
肌にのばすことで薄いベールをかけたようなさり気ない仕上がりのCCクリームは、クレンジング不要のものが多いのです。
CCクリームでクレンジングが必要なケースとは?
化粧下地としてファンデーションと併用した場合
クレンジング不要のCCクリームを単独で使用した場合にはクレンジングは必要ありませんが、CCクリームを化粧下地として使用してファンデーションを併用した場合にはクレンジングが必要となります。
CCクリームを化粧下地として使用する時、パウダーファンデーションを併用される方が多いかもしれませんが、薄いベールをかけたような仕上がりだったとしても、ファンデーションに含まれている成分の中に肌に負担を与えるものもあるのできちんと落とすことが大切です。
汗や皮脂に強い特徴を持つCCクリームを使用した場合
CCクリームの中には汗や皮脂に強いウォータープルーフタイプのものがあります。
皮脂の分泌が活発な方にとって美しい仕上がりをキープできる点が魅力ですが、落ちにくいということは通常の洗顔でも落としにくい可能性があるので、クレンジングをして丁寧にメイクを落とすことが大切です。
クレンジング不要という記載のないCCクリームの場合
CCクリームは薄づきで落としやすいものが多いので、一般的にクレンジングが不要なアイテムとして知られていますが、より安心して使用されたい方であれば「クレンジング不要」とはっきりと記載されているものがおすすめです。
クレンジング不要と記載されていないものは、クレンジングが必要な可能性があるのでメイクを落とす際には肌に優しいクレンジングアイテムを使用してCCクリームを落とすと良いでしょう。
CCクリームとカラーメイクのアイテムを併用した場合
ベースメイクとしてCCクリームを使用した場合でも、アイカラーやチークなどカラーメイクをした時にはメイク汚れが毛穴に詰まる可能性もあるのでクレンジングをした方が良いでしょう。
特にアイメイクをきちんと落とさずそのままにしていると色素沈着の原因となってしまうので、丁寧なクレンジングが必要となります。
CCクリームを落とす時は何を使えば良い?
毎日の中で使用している洗顔料で落とす
クレンジング不要のCCクリームを落とすには、いつも使用している洗顔料を使って洗顔をする要領でメイクオフすると良いでしょう。
人によっては汚れ落ちが良い洗顔料を使用している方がいるかもしれませんが、中にはマイルドな使い心地でさほど洗浄力が強くないものを使用している方もいるかもしれません。
メイク汚れが気になる時は、1度目は軽く洗顔して皮膚の表面についた汚れを落としておいて、2度目にしっかりとした泡を使って丁寧に洗顔することで毛穴の奥の汚れも落ちやすくなるでしょう。
毎日の中で使用している石鹸で落とす
洗顔は美しい肌をキープするための基本となるスキンケアなので、肌質に合った石鹸を使用している方が多いことでしょう。
中には保湿成分配合のものや美白ケアに役立つ成分配合の石鹸を使用している方もいるかもしれませんが洗浄力が弱い石鹸の場合、CCクリームの性質によっては落としにくい可能性があります。
このような場合、CCクリームを落とすための石鹸を別に用意しておくと、汚れを落とす洗顔と美容成分を補うための洗顔を両立できるので、理想的な素肌を目指すことができるでしょう。
低刺激のクレンジングジェルで落とす
洗顔だけでCCクリームが本当に落ちるのかどうしても気になる場合には、低刺激のクレンジングジェルを使って丁寧にメイクを落とすと良いでしょう。
クレンジング剤のすべてに肌に大きな負担を与える成分が配合されているわけではないので、敏感肌の方でも使える肌に優しいクレンジングアイテムを使用すると良いでしょう。
その際にはメイクを浮かすようにして肌に負担を与えないようにするのがコツです。
まとめ
CCクリームは通常の洗顔で落とせるので、メイクを落とす際に時間と手間がかからないところが大きな魅力です。
しかし、CCクリームが持つ特徴によってはクレンジングが必要となる場合もあるので、購入前に製品の特徴をよく確認した上で自分の肌に合うものを選ぶことが大切です。
肌に負担をかけにくいメイクとメイク落としによって、コンディションが整った肌を目指すことができるでしょう。