髪にいい食べ物とは?普段の食生活から育毛を心がける

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薄毛に悩んでいる女性は少なくありません。

薄毛の原因としてよく、育児や仕事によるストレス、また出産や加齢によるホルモンバランスの乱れが取り上げられます。

しかし実際のところ、多くの女性にとって生活を変化させ、ストレスのない毎日を送ることは難しいといえます。

また、出産や加齢によるホルモンバランスの乱れも、ある種避けられないものです。

それで普段の食事から、育毛を心がけてみるのはいかがでしょうか。

今日は育毛に役立つ食生活について考えてみましょう。




まずは髪が何からできているかを知る

まずは髪の成分について見てみましょう。

髪はケラチンというタンパク質からできています。

ケラチンは、髪だけでなく爪や肌の角質を構成する重要な成分です。

ケラチン配合のシャンプーや育毛剤が多いのもうなずけますね。

しかしケラチンというタンパク質を、直接食事から体内に摂取できるわけではありません。

難しい説明は省きますが、体内に取り入れたタンパク質を一度アミノ酸に分解し、再度ケラチンという新たなタンパク質を体内で生成する必要があります。

またケラチンを生成するために、ビタミンBと亜鉛の働きが必須になります。

取り入れたタンパク質を効率よくアミノ酸に分解するためにビタミンBが、分解されたアミノ酸からケラチンを構成するために亜鉛が必要になるのです。

つまりタンパク質、ビタミンB、亜鉛の3つの栄養素を意識した食事をすることにより、体の内側から育毛を促進し、健康なでハリのある髪を保つことができます。




タンパク質の多い食材とは?

タンパク質は動物性タンパク質と植物性タンパク質の2種類あります。

動物性タンパク質は肉、魚、卵などに多く含まれます。

また植物性タンパク質は、大豆や豆腐などから摂取できます。

動物性or植物性

それでは、動物性タンパク質と植物性タンパク質のどちらがいいのでしょうか?

答えは両方です。

どちらのタンパク質も必要です。

多くの女性は、カロリーを気にして動物性タンパク質を敬遠しがちです。

確かに過度に動物性タンパク質を摂取すると、脂肪が増え内臓に負担がかかります。

高カロリーの食事を続けていると健康な頭皮を維持できず、抜け毛の原因にもなります。

しかし最近の研究で、植物性タンパク質だけでは必須アミノ酸を全て摂取できないことが判明しています。

植物性タンパク質だけでは、筋力の低下、骨粗鬆症などにつながり健康を維持することができません。

また無理なダイエットをした時によく見られる、髪のパサつきを招きます。

育毛を促すためには、バランスよく動物性タンパク質と植物性タンパク質の両方を取ることが重要です。

ビタミンBを多く含む食材

ビタミンB群は、頭皮の健康を保ち、育毛・発毛を促す大切な栄養素です。

特にビタミンB2は毛母細胞の代謝を促し、ビタミンB6はケラチンの生成に役立ちます。

ビタミンB2はレバー、卵、大豆、うなぎ、緑黄色野菜に多く含まれます。

髪にいいことはもちろんですが、肌荒れ防止にもつながります。

ビタミンB6は肉類、カツオ、マグロ、イワシ、バナナなどから摂取できます。

またビタミンB6には、ホルモンバランスを整える効果があります。

サプリメントなどと併用しなければ、過剰摂取による弊害はほとんどありません。

もちろんタンパク質と同じく、カロリーに注意を払い毎日バランスよく取り入れることが大切です。

ビタミンCとビタミンAについて

ビタミンCも育毛に欠かせない栄養素といえます。

ビタミンCは育毛のメカニズムに直接関与するわけではありませんが、頭皮のコンディションを整え新陳代謝を促します。

また髪や頭皮に栄養を運ぶ毛細血管を丈夫にし、血行促進を促します。

ビタミンAも頭皮の乾燥を防ぐ大切な役割を果たします。

しかしビタミンAは脂溶性ビタミンといわれ、過剰摂取すると体内に蓄積されていきます。

過剰に摂取すると頭皮が堅くなり育毛の妨げになり、抜け毛の原因にもなります。

不足しがちな栄養素-亜鉛

すでに述べたとおり、抜け毛予防・育毛に亜鉛は欠かせません。

しかし亜鉛は摂取が難しく、不足しがちな栄養素です。

例えば、牡蠣や豚レバーなどからまとまった量の亜鉛を摂取できますが、さすがに毎日食べることはできません。

またストレスやアルコールなどで、亜鉛は体内で簡単に消費されてしまいます。

それで比較的亜鉛が多く含まれているヨーグルトやごまを使った料理をメニューに加えると同時に、サプリメントを活用している人も多いようです。

亜鉛中毒になることはまれですが、過剰摂取を続けているとめまいや胃痛の原因になります。

また鉄分の吸収率が低下し、頭痛、貧血など健康被害を招きます。

サプリメントを利用されている方は、表示されている一日の摂取量に注意を払いましょう。

育毛を促進する食事とは?

ここまで考えたとおり、育毛促進のために栄養バランスのよい食事をする必要があります。

3つの栄養素のどれか1つが抜けるだけで、薄毛になる可能性があります。

おすすめの食材

そこで全ての女性におすすめなのが高野豆腐です。

高野豆腐は栄養豊富で、アミノ酸バランスの良いタンパク質、亜鉛、また少量ながらビタミンB2,ビタミンB6が含まれています。

お手頃な価格で購入できる高野豆腐は、育毛の強い味方です。

また納豆も育毛を促す食材です。

納豆の中に含まれている栄養素セレンが、抜け毛の原因になると考える人もいます。

しかし実際は、納豆のセレン含有量はそれほど多くありません。

むしろ納豆には亜鉛と良質のタンパク質が含まれており、育毛を促進します。

また大豆イソフラボンの働きにより、男性ホルモンが抑制され抜け毛予防になります。

さらに納豆は納豆菌により発酵しているため、栄養吸収率が非常に高い食材です。

おすすめの料理

髪に必要な栄養素を意識して食材を組み合わせて、定期的に野菜スープや鍋を作ってみるのはいかがでしょうか。

緑黄色野菜をたくさん使ったスープに、魚や卵を入れると効果的です。

また豆乳鍋に豆腐や野菜、牡蠣などを加えると育毛に必要な栄養素を同時に摂取することができます。

逆に薄毛になる食事とは?

当然インスタントラーメンやファーストフードは、おすすめできません。

カロリーが高く、血行不良につながります。

頭皮環境が悪くなり、髪に必要な栄養素が届きにくくなります。

インスタントラーメンのように添加物が多く含まれている食べ物は、せっかく取り入れたビタミンや亜鉛の吸収を妨げます。

また添加物によるアレルギーやアトピーが原因で、薄毛や脱毛を招く恐れがあります。

それで毎日インスタントラーメンやファーストフードを食べないよう注意してください。

さらに食事ではないのですが、お酒の飲み過ぎも育毛の妨げになります。

アルコールを体内で分解するために、髪の生成に必要なビタミンBが使われるためです。

ビタミンB不足により、皮脂が過剰に分泌され頭皮の健康が損なわれます。

ストレス解消のためにお酒を楽しむことは良い事ですが、飲み過ぎには注意しましょう。

できるだけ同じ時間に食事を取る

育毛のために食事をしても、栄養が体内に吸収されないなら意味がありません。

体が栄養をしっかりと吸収するためには、毎日同じ時間に食事をとることが大切です。

不規則な時間帯に食事をしていると、体内が栄養を十分に吸収できないことが分かっています。

仕事などで決まった時間に食事をとれない方も、せめて1食はできるだけ同じ時間に食事をとるように心がけてください。

まとめ

最近、髪が細くなりボリューム感がなくなっていませんか。

髪が薄くなり、頭頂部や分け目の頭皮が目立っていませんか。

育毛に大切なのは、育毛剤やシャンプーだけではありません。

むしろ毎日の食生活を見直すことで、体の中から発毛・育毛を促すことができます。

髪に必要な3つの栄養素を意識した食事をとることによって、これからも若々しい髪を保つことができるのです。






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