初心者だからこそ、スニーカーではなく、トレッキングシューズを!

[キャラバン] トレッキングシューズ C1_02S 0010106

登山の経験がまだ浅い初心者はとりあえず、普通のスニーカーで間に合わせてしまおうと考えてしまいがちですが、初心者だからこそ、トレッキングシューズをしっかりと用意することをおすすめします。

普通のスニーカーはスニーカー自体が痛みやすくなってしまうほか、疲れやすくなったり、怪我の原因になってしまいます。

初心者だからこそ、トレッキングシューズは吟味する必要があるのです。




スニーカーでの登山は危険

登山用品にはさまざまなものがあります。

なかには高価なものも多くあります。

その1つがトレッキングシューズです。

まだあまり登山経験のない初心者はとりあえずスニーカーで間に合わせてしまおうと思ってしまいがちですが、それは危険なことでおすすめできません。

普通のスニーカーや運動靴は平地の舗装された道路でウォーキングをしたり、軽く走ったり、運動をする程度ならばとても優れた靴です。

普通のスニーカーは軽くて履きやすく、履き心地も良いので、登山でも十分に使えそうに見えます。

しかし、実際には登山に向いた靴とはいえません。

身のこなしが未熟な初心者だからこそ、しっかりしたトレッキングシューズを使いましょう。

靴が壊れやすい

普通のスニーカーは舗装された平面用に作られており、登山で使われることは想定されていません。

登山など、ハードな使い方をすると靴の寿命はとても短くなってしまいます。

汚れるだけでなく、ほつれたり穴が開いたりしやすいです。

トレッキングシューズはスニーカーに比べて安くないですが、スニーカーを短期間で履きつぶしてしまう方がもったいないです。

滑りやすい

スニーカーは普通の道を歩いている分には滑りやすいと感じることは少ないですが、登山道など舗装されていない道では滑りやすく危険です。

最初はそれほど滑りやすいように感じなくても、ハードな登山道ではすぐに底がすり減ってしまい、滑ってしまうようになってしまいます。

これはとても危険なことです。

また、登山が初心者で身のこなしが未熟ならばなおさらです。

疲れやすい

普通にスニーカーはトレッキングシューズに比べてソールが薄いです。

ソールが薄いと足にかかる衝撃が大きくなり、負担がおおきくなってしまいます。

歩き続けることで疲れやすくなってしまったり、足の裏がいたくなってしまったりしやすくなります。

疲れや痛みを我慢したり、かばったりするような動きをすることで更なる疲労や痛みを招いてしまったり、怪我をしてしまったりする危険があります。




初心者は柔らかいトレッキングシューズを

トレッキングシューズにはさまざまなものがあり、どれを購入すれば良いのか迷ってしまいます。

初心者は柔らかめのトレッキングシューズを選ぶのが失敗は少なく、おすすめです。

靴底が固く、足首をしっかりとホールドするような頑健なトレッキングシューズはとても頼もしく見えます。

確かに、稜線を歩く縦走や、岩場を歩く場合はこのようなときには疲れにくいのです。

しかし、初心者の場合は足運びが未熟なので、このように固くて重くて大きなトレッキングシューズはかえって疲れてしまったり、転びやすくなったり、怪我をしやすくなってしまったりすることがあります。

初心者の場合はまずは少し柔らかく、軽めのトレッキングシューズを選んでみましょう。

柔らかいトレッキングシューズは足裏の感覚が分かりやすく、正しい足運びが身につきやすいです。

初心者はローカットのものを

足首までしっかりとホールドしてあるトレッキングシューズは頼もしいですが、技術が未熟な初心者にはやはり重くて窮屈に感じてしまうことが多いです。

まずはローカットのトレッキングシューズで慣れるのがおすすめです。

ローカットのトレッキングシューズは岩場やハードな登山道では足首に負担が大きくなってしまったり、怪我をしやすくなってしまったりします。

ローカットのトレッキングシューズは初心者向けの登山コースで使うようにしましょう。

インソールの上に足を乗せてみます

トレッキングシューズを選ぶとき、初心者向けのブランドというのは特にありません。

大切なのは自分の足の形との相性です。

まずはトレッキングシューズに闇雲に足を突っ込むのではなく、トレッキングシューズからインソールを取り出して足を乗せてみましょう。

靴を選ぶときに、足の長さを合わせることを心がける人は多いですが、トレッキングシューズの場合は足の長さだけでなく、横幅や甲の高さもとても大切です。

インソールに足を乗せてみると、自分の足の形とその登山靴の相性が良く分かります。

どんなに有名なブランドでも、手頃な価格でも、あるいは高価なものであっても、インソールの形と自分の足の形が大きく違う場合は購入はやめましょう。

インソールも購入を

初心者は足が疲れやすいので、トレッキングシューズを購入する場合に、インソールも一緒に購入するようにしましょう。

トレッキングシューズに使われているインソールはそれほど品質が高くないことが多いです。

初心者はトレッキングシューズについてはそれほど高価なものを購入する必要はありませんが、その分、インソールにこだわることをおすすめします。

衝撃を吸収してくれる良いインソールは履き心地をアップさせてくれると同時に、疲労を感じにくくなります。

多少のサイズの違和感ならばインソールでカバーすることも可能です。

フィット感を確かめて

インソールが足にぴったりしたからといって、それで安心してはいけません。

いよいよ履いてみましょう。

足へのフィット感がトレッキングシューズを履くうえでとても大切です。

座った状態で足を入れてみるだけでなく、しっかりと靴ひもを締めて可能ならば店内を歩き回ってみましょう。

この時に違和感がある場合は危険です。

たとえ少しの違和感でも、歩き続けることで大きな負担になってしまい、苦痛になってしまいます。

山の上で靴連れに苦しんだとしても、タクシーで下山することはできません。

分からないことは店員さんに

トレッキングシューズは通信販売でも購入することはできますが、初心者は専門店で購入するようにしましょう。

分からないことはなんでも店員さんに聞いてみましょう。

そのための店員さんです。

知らないことを聞くのは恥ずかしいことではありません。

まずは低山で練習を

トレッキングシューズを購入したらさっそく本格的な登山にチャレンジしてみたいものですが、まずは低山で練習をしてみましょう。

トレッキングシューズを購入したからといって、あなたはまだ登山初心者であることには変わりがありません。

低山で正しい足運びを身につけるようにしましょう。

歩き方だけでなく、登山のための荷造り、マナー、計画などを身につけるためにも良い機会です。

自分に実力を知ることで、次の目標が決まります。

登山に慣れてきたり、レベルの高い山にチャレンジするようになってきたら、軽さや柔らかさなどを重視したローカットの初心者向けのトレッキングシューズから少しゴツク、頑丈で足首までしっかりとホールドをしたトレッキングシューズを購入するようにしましょう。

まとめ

登山初心者はしっかりと自分にフィットするトレッキングシューズを選ぶ必要があります。

普通のスニーカーはもちろん、自分に合わないトレッキングシューズは疲労や怪我の原因になってしまいます。

トレッキングシューズはまずは柔らかく、ローカットのものがおすすめです。

そして、最初は低山などで練習をしてみましょう。

焦らず、ステップアップしていくことが大切です。