エアロバイクで疲労した身体をできるだけ早く回復させる入浴の仕方とは?
痩せるため、持久力をつけるため、健康のため、などでエアロバイクを使い、一生懸命トレーニングしている方は多くいます。
一生懸命トレーニングすれば、当然疲れてしまいます。
そして、毎日トレーニングしたり、多い頻度でトレーニングしたりすると、疲れはどんどん蓄積されていきます。
その蓄積された疲労を取る方法としておすすめしたいのが入浴です。
ここでは、エアロバイクで疲労した身体を、できるだけ早く回復させる入浴の仕方を説明していきます。
目次
疲労回復に入浴が効果的な理由とは
シャワーだけで済ませる方は多くいますが、1日の疲れを取るために入浴する方も多くいます。
では、なぜ入浴には疲れを取る効果を期待することができるのでしょうか?
疲れをできるだけ早く取る入浴の仕方を説明する前に、まずは疲労回復には入浴が効果的な理由を説明していきます。
入浴によって血行が良くなるため
湯船に浸かっていると、当然身体は少しずつ温まっていきます。
身体が温まることで血管は拡張し、血液の流れは良くなります。
また、お湯に浸かることによって水圧を受けることも、血行が良くなる要因になります。
では、なぜ水圧を受けることも血行が良くなる要因になるのかというと、水圧を受けるとマッサージのような効果を受けることができるからです。
温かいお湯によって身体が温まることと、水圧を受けることによって血液の流れが良くなれば、体内に溜まっている老廃物や疲労物質は流れやすくなります。
それらが流れることにより、疲労回復しやすくなるため、入浴はエアロバイクで蓄積した疲れを取るのに効果的なのです。
血行が良くなって得られる効果は疲労回復効果だけでなく、肩こりや腰痛の緩和、冷え性の緩和や改善、美肌効果なども期待することができます。
気持ちが落ち着くことで疲れが取れる
入浴すると気持ちが落ち着くという方は多くいることでしょう。
では、なぜ入浴をすると気持ちが落ち着くのかというと、浮力の影響を受けることや、温かいお湯に浸かる影響で気持ちが落ち着くのです。
つまり、入浴にはリラックス効果があり、入浴することで気持ちが落ちつく効果を期待することができます。
気持ちが落ちつくことで、精神だけでなく筋肉の緊張も緩和し、ほぐすことができます。
精神だけでなく肉体もリラックスすることで、疲労回復しやすくなります。
ですから、入浴してリラックスすることは、疲れが取れることに繋がるといえます。
また、リラックスすることはストレス解消にもなります。
入浴の仕方1.エアロバイクをした後の30分間は入浴しない
エアロバイクでトレーニングした後すぐの入浴は、疲労回復が遅れる原因になります。
エアロバイクでのトレーニングが終わった後の身体は疲労しており、身体は筋肉の疲労を回復させようとします。
筋肉を回復させるために、酸素や栄養素を多く届けようとすることから、筋肉への血流量を多くしようとします。
血液は酸素や栄養を運ぶ働きがあるため、筋肉への血流量が増えれば、疲労回復が促進されやすくなります。
つまり、エアロバイクでトレーニングした後は、身体の疲労を回復させるために筋肉への血流量が増えやすくなるのです。
しかし、筋肉への血流量が多くなっている状態で入浴すると、身体が温まることで全身の血流は良くなり、筋肉に集中していた血液は、体のあらゆるところに分散されてしまいます。
そうすると、疲れが蓄積している筋肉への血流量は減少してしまい、疲れが効率的に取れなくなったり、なかなか疲れが取れなくなったりということが起きてしまいます。
そのため、エアロバイクでトレーニングした後すぐの入浴は、避けた方が良いのです。
では、トレーニング後、どのくらい時間を空ければ入浴しても問題ないのかというと、30分です。
脂肪燃焼のためにも30分は空けるべき
脂肪はトレーニング中だけでなく、トレーニング後も燃焼されており、その脂肪燃焼効果はトレーニング後30分くらい続くといわれています。
リパーゼという脂肪分解酵素の働きによって、トレーニング後30分間くらい脂肪燃焼効果が続くわけですが、脂肪分解酵素リパーゼが働いている状態で湯船に浸かってしまうと、リパーゼの働きは悪くなってしまいます。
そのことで脂肪燃焼効果は低下してしまうため、エアロバイクでトレーニングした後すぐに入浴するのは勿体ないことになります。
ですが、負荷の弱い軽めのトレーニングをした場合は、脂肪分解酵素リパーゼに影響することはありません。
そのため、エアロバイクで軽くトレーニングした場合は、トレーニング後すぐに入浴しても問題ありません。
辛さを感じない軽めのトレーニングをした後すぐの入浴は、疲労回復にも影響しないため、軽くトレーニングした後はすぐに入浴しても大丈夫です。
入浴の仕方2.入浴は就寝する90分前にすませる
疲労回復のためには、就寝する直前に入浴するのではなく、就寝する90分前に入浴をすませましょう。
入浴すると身体が温まり、深部体温は高くなります。
深部体温が高い状態に布団に入ると、寝つきが悪くなりやすくなります。
なぜ、深部体温が高い状態だと寝つきが悪くなるのかというと、人間は深部体温が低下することにより睡眠モードに入り、眠りに落ちやすくなるからです。
そのため、就寝時間に近い入浴は、寝つきが悪くなる原因になります。
寝つきが悪くなり、睡眠の質が低下すれば、効率的に疲れを取ることができなくなるため、就寝する直前の入浴は良くありません。
では、就寝何時間前に入浴をすませれば良いのかというと、就寝90前に入浴をすませると良いです。
湯船に浸かると深部体温は徐々に上がっていき、最終的には深部体温が高い状態になりますが、湯船から出た後は深部体温が少しずつ下がっていきます。
湯船から出てから90分くらい経過すると、睡眠モードに入りやすくなるくらい深部体温は下がるので、就寝90分前に入浴をすませると寝つきが良くなりやすくなります。
寝つきが良くなれば睡眠の質は高まり、疲れが取れやすくなるため、エアロバイクで疲労した身体をできるだけ早く回復させるためにも就寝90分前に入浴をすませましょう。
入浴の仕方3.ぬるま湯の半身浴で長く浸かる
熱すぎるお湯に浸かると、身体に大きな負担がかかってしまいます。
また、熱すぎるお湯は交感神経を優位にさせてしまうため、リラックスすることが難しくなります。
そのため、ぬるま湯に浸かると良く、ぬるま湯に浸かることによって副交感神経が刺激され、リラックスすることができます。
また、ぬるま湯に長く浸かることによって、身体の芯から温まることができ、疲労回復を促すことが可能になります。
では、ぬるま湯とは、どのくらいの温度なのかというと、37~39度です。
そのくらいの温度なら長い時間浸かりやすく、リラックスすることができるため、肉体や精神の疲労は取れやすくなります。
入浴によってリラックスすることは、寝つきが良くなることにも繋がるため、ぬるま湯に長く浸かることは、疲労回復に効果的です。
入浴には全身浴と半身浴がありますが、半身浴は肺や心臓への負担が少なくなるため、全身浴よりも半身浴の方がおすすめです。
なぜ、半身浴は肺や心臓への負担が減るのかというと、それらの部分には水圧がかからなくなるからです。
入浴の仕方4.湯船に浸かりながらマッサージをする
湯船に浸かっている時は、マッサージをすることをおすすめします。
湯船に浸かりながらマッサージをすることで、疲労回復効果を高めることが可能になります。
湯船に浸かっている時に、身体をさすったり揉んだりすることによって、エアロバイクで疲労した筋肉をほぐすことができます。
そのことにより、筋肉に蓄積した疲れは取れやすくなります。
まとめ
エアロバイクで一生懸命トレーニングし、疲労が蓄積したら、できるだけ早く疲労を回復させることが大切です。
疲労が溜まっている状態だと、エアロバイクでのトレーニングの質が低下したり、モチベーションが低下したりする原因になります。
そのため、できるだけ早く疲労を回復させることが大切で、疲労をできるだけ早く回復させる方法として入浴があります。
上手に入浴することによって、疲労回復効果を高めることが可能なため、ここの記事を参考にして上手に入浴してください。