エアロバイクは移動は出来ません、それがつまらないと言う人にこんなやり方はどうでしょう
元から運動は好きでしたし、アウトドアも大好きでした。
中々遠出が出来なくなってからも、近場を走ったりしてましたがひざの具合などで走るのもちょっときつくなり、でも年だからと諦めたくなくて自転車で走ることにしたのです。
がしかしこれも、怪我などには至りませんでしたがいささか怖いことがあって、何か家で出来る運動はと考えた末にエアロバイクを見つけたのです。
目次
自転車走行は大好きだったので
本当はゆっくりとしたトレッキングが一番好きだったのですが、まあこれは経済的にも年齢的にもきつくなってしまったので止めるしかありませんでした。
代わりにジョギングを始めたのですが、自分の脚で走るのは、正直あまり好きではなかったのです。
走るより歩く方が、疲れも少ないし怠け者の私にはぴったりだったのです。
でも街中での所謂ウォーキングと言うのは、ちょっと気分的に好きでは無くてやる気が起きませんでした。
人が多いし、自分のテンポで歩けないと言うのが辛かったのです。
なので自転車での運動と言う、ジョギングよりは脚に優しく、ウォーキングよりはちょっとだけきついかなと思われる運動を選びました。
自転車で風を切って走るほうが、どちらかと言えば性に合っていましたし、帰宅時に買い物をしても荷物を積んでいかれるという利点もありました。
幸い近所の道路は殆どが歩道が設置されていましたし、隅を走る分には歩行者との接触も無く、場所によっては自転車専用レーンもあると言うことで、割と安心して走れていたのです。
でも数回、横断歩道の辺りでの車と接触しかけたのがきっかけで、自転車で長距離を走るのが怖くなってしまったのです。
せいぜい普段の買い物に出る時程度に、なってしまったのです。
これは正直拙いなと思い
若い頃から普通の人より、意識して運動はしてきました。
ダイエットの為と言うよりは、身体を衰えさせない、筋肉を維持すると言う気持ちからです。
なのでこの、自転車での1日最低1時間くらいの走りが無くなって、買い物に行く15分くらいになってしまったのは悲しい上に、運動不足の危険がありました。
景色の変わるのを何気に感じつつ、風とか空気の変化を楽しむ自転車での運動が、かなり自分には楽しみになっていたのだと、この時に思い知りました。
でも事故になりかけた横断歩道での件が、どうしても恐怖感に繋がってしまっていたことの事実だったのです。
インドアは嫌いでは無いですし、簡単な筋トレもやっていました。
でも身体を移動させるための運動、歩く、走る、自転車を漕ぐなどは、普通の筋トレだけでは補えないものがあるのです。
例えば自宅の中を歩く時と、外出時の歩幅には明らかに違いがあります。
歩幅が違えばその一点だけでも、歩くという同じ運動でありながら、筋肉の使用量も使用部分も違ってくるのです。
インドアで、アウトドアの運動の出来る器具は無いだろうか、とあれこれ探して結果たどり着いたのがエアロバイクでした。
とりあえずお試しに購入してみる
続けられるかどうかも解りませんし、何よりどの程度の効果があるのかも解りません。
なので高価な、色々と機能の付いているものは避けて、シンプルさと重量を基準に選びました。
タイプはアップライト型と呼ばれるもので、一番普及型の自転車の感覚に近いと言われるタイプです。
本当は駄目ならすぐにしまってしまえる、折り畳みタイプと思ったのですが、さすがに調べてみたら負荷が軽すぎると言うので、こちらは止めておきました。
それでも一番安いかなあと言うアップライト型で、2万円強の値段で購入できました。
この値段なら、お試しで駄目だと思ってもまだあきらめられると言うか、ちょっと節約すれば何とかなると思ったからです。
重量も、自分で動かせる程度でキャスターもついているのを確認、何しろ運動器具を移動させて重さで身体を壊したら主客転倒ですので、その辺も慎重に選びました。
使用感は悪くないと言うかかなり良かったのです
品物が届いて早速使ってみたところ、実際自転車感覚で漕ぐことが出来るので、これは悪くないと言うのが最初の印象でした。
音も静かですし、負荷も結構調節が出来るので、気分とその日の体調に合わせてちょこちょこ変更が出来ました。
サドルの位置も調節がかなりゆとりがあって、これなら結構身長のある人でも大丈夫そうだなと、妙なところで感心したりもしました。
ネットなどで調べてみると、どのメーカーの物でも当たり前にこの辺りの条件はクリアできるのが、今のエアロバイクの最低限の機能のようでした。
心拍計とかカロリー消費とかを表示する機能もついてましたが、これは必要ないので見ていませんし設定もしていません。
早い話が私の場合、走れればいいと言う事なのです。
実際、走っている感は充分にありましたので、その点では満足でした。
しかしつまらなくなってくるものです、移動無しの運動は
自転車でのアウトドアの走行とエアロバイクの一番の違いは勿論、外を走るか家の中で走った振りで移動無しかと言う事です。
正直これが一番、面白く無く感じたのも事実です。
ながら運動の出来るエアロバイクと言うのは、かなり有名な話なのでそれをやってみようかと思ったのですが、外を走るのが当たり前の人間にはこれが中々出来ません。
外を走る時に、本を読んだりPCを使ったりビデオを見たりできるはずがないと言うのが、心理的に自分を縛っているようでどうも馴染めなかったのです。
一応読書でもと思って試しては見たのですが、本に気を取られていると目線が落ちてしまい姿勢も崩れるので、これは運動中には向いていないと実感しました。
また一応、ビデオを見たりもしてみたのですが、違和感があってこれも駄目、運動にもビデオにも集中できないと言う中途半端なことになってしまいました。
あれこれ工夫してみた結果
何か解決策は無いだろうかと、あれこれネットで調べていた時でした。
たまたま見た動画サイトで、ドライブレコーダーで撮影された画像がアップされていたのです。
これは使えると直感的に
このドライブレコーダーの画像なら、エアロバイク前にモニターを置くことによって、走行感が味わえるのではないかと直感的に思いました。
私は車の運転はしないのですが、幸い何人かの友人がドライバーなので、ドライブレコーダーを積んでいるか聞いたところ、3人ほどが使っているとことでした。
これ幸いと、その人たちに頼んでドライブレコーダーの画像をDVDに焼いてもらったのです。
これが正直、大変に役立ったというか気持ち的にアウトドアに私を戻してくれました。
運転用のシミュレーションみたいなものですが
勿論車の速度と自転車では大きな違いがありますが、そこは目をつぶって見ない振りをします。
車が信号に差し掛かって一時停止の時には、こちらもペダルを漕ぐ力を、車のブレーキと共に緩めていきます。
カーブに差し掛かった時には、身体を一緒にかしげてこちらも道を曲がる気分になれます。
本来ならよそ見になってしまって楽しめない景色も、この方法なら楽しめます。
本当に運転シミュレーションの、子供用のようなやり方ですが景色も変わるので退屈せずに、自分がその場にとどまっているのではなく走っている感じが楽しいのです。
車が坂道に差し掛かった時は、こちらもちょっと負荷を上げて坂道を漕ぐ気分にもなるわけです。
時間的には1時間くらいで頼んでいます
この話を他の友人たちも聞き込んでくれましたので、結構な数のDVDが集まってくれました。
大体1時間くらいで編集してもらっていますので、時計とか見なくても時間もほぼわかります。
DVD1本分で、1日の運動と言う感じでやりすぎも無く、少なすぎも無いエアロバイクによる運動が出来るようになりました。
あくまで私なりのやり方ですが
これはあくまで私なりのやり方ですし、勿論テレビやビデオを見ながらの方が楽しく運動できる人もいます。
ただ今までアウトドアで運動していて、何かの事情でインドアでしか運動できなくなった人も、私と同じくいらっしゃると思います。
そんな方々に、これはちょっとおすすめの方法では無いかと思うのです。
夏などはこれに加えて、正面に扇風機をセットしておきます。
風を受けて走ると言う気分にもなれますので、これまたアウトドア気分が少々ですが味わえます。
ただペダルを漕ぐだけではどうにも味気ない運動ですし、走行時の姿勢も崩したくないと言う私のようなわがままものには、このやり方は救いでした。
まとめ
ながら運動のエアロバイクですが、あれこれ工夫するとちょっと面白く続けられます。
これが友人関係に広がってしまって、かなりの数のドライブレコーダーのDVDが我が家にストックされています。
なのでその中からランダムに、つまり適当に1枚選んでセットして走り始めます。
毎日別の道を走っているようなのが楽しくて、おかげでエアロバイクでの運動も持続できているのです。