ランニングマシンで体を痛める原因は?怪我につながる5つのポイント
ランニングマシンは、外が雨であっても、部屋の中で快適に走ることができる便利なアイテムです。
ただし、使うときは、怪我をしないように注意しなければなりません。
基本的には安全なものですが、使い方が間違っていた場合は、体に負担をかけてしまうことがあるのです。
では、怪我をするときによくある原因について、詳しく説明していきましょう。
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いきなり走る
ランニングマシンが家にあると、気が向いたときにいつでも体を動かすことができます。
しかし、いくら気軽にできるからといって、いきなり飛び乗って走り始めるような使い方はNGです。
そのような使い方をしていると、体を痛めることが多くなります。
これは、急な体の動きに、関節や筋肉がスムーズに対応できないからです。
運動をするためには、それらがしっかりと温まり、ほぐれていることが重要になります。
そうでない場合は、激しい体の動きについていくことができず、怪我をしやすくなってしまいます。
時間がないときなどは、「すぐに済ませてしまおう」と考え、ろくに準備もしないまま始めたくなったりしますが、油断してはいけません。
走るのであれば、体の準備を整えてから動くようにしてください。
必ず準備運動を行う
体を走るために最適な状態へもっていくためには、やはり準備運動が欠かせません。
事前に準備運動を行うことで、体が適度に温まり、関節や筋肉の可動域を広げることができます。
そうすると、体が動かしやすい状態になり、ランニングの動きにしっかりとついていくことができるのです。
この方法で使うなら、怪我をする心配はありません。
準備運動は、ランニングに限らず、スポーツなどで体を動かすときは必ず必要になるものなので、たとえ家で走るときであっても、省略はしないでください。
「面倒だな」「早く走りたい」といった理由で避けていると、あとから後悔することになります。
焦らず丁寧に体をほぐし、安全に走るようにしましょう。
ダイエット効果アップ
関節や筋肉の可動域を広げ、きちんと動きやすい状態にしてから走ると、カロリーを消費しやすくする効果も期待できます。
なにもせずにいきなり走ると、動きについていくことができず、あまりうまく機能してくれないため、エネルギー消費も鈍ってしまうものです。
しかし、十分に温まり、ほぐれた状態であれば、関節や筋肉が正常な働きをしてくれるので、効率よくカロリーを減らしていくことができます。
そのため、ダイエットのためにランニングマシンを使うなら、準備運動を忘れずに行うようにしてください。
上手に体を動かして、成功を目指しましょう。
ウォーミングアップも
準備運動のあとは、できれば軽く歩いてウォーミングアップすることをおすすめします。
5分くらいウォーキングをしておくと、さらに体を温めることができます。
そこからペースを上げていく方法なら、体の負担をかなり軽減することができるのです。
手早く済ませたいときなどは、ついそのまま走りたくなったりしますが、こうした準備のための時間も、しっかり確保しておきましょう。
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いきなり終わる
ランニングマシンによる運動を終わらせるときは、始めるときと同じで、急に止まったりしてはいけません。
いきなりやめて降りる行為は、めまいの原因になります。
強いめまいを感じるようなとき、まともに立っていられるとは限りません。
フラフラしながらなんとか踏みとどまったとしても、ちょっとした段差などでバランスを崩し、転倒する可能性はかなり高いのです。
いくら走るときが安全でも、終わったときにそんな状態では、怪我を防ぐことができません。
三半規管への影響
終わったあとにめまいが起こってしまうときは、三半規管が乱れている状態です。
何の前触れもなくいきなりストップした場合、その急な変化に三半規管が対応できなくなります。
走っているときは、足元のベルトが動いている状態なので、いくら足を動かしても前進するわけではありません。
ところが、ランニングマシンから降りて床を歩けば、通常の前進が始まります。
この変化についていくことができなかった場合、めまいが起こってしまうのです。
そうなると、安全を確保することは難しくなってきます。
確実に怪我を回避するなら、最後まで気を抜かず、丁寧に終わるようにしてください。
ゆっくり歩いて終了
急な変化によるめまいを防ぐためには、突然降りるのではなく、しばらく歩いてから降りる方法がおすすめです。
徐々にスピードを落とし、なるべく自然な終わり方になるよう注意していれば、三半規管が戸惑うような事態は起こりません。
それなら、床に降りてもふらつく心配はないため、何かにぶつかったり、転んだりすることもなくなります。
しっかりとクールダウンを行い、余計な怪我を防いでいきましょう。
ペースを上げすぎる
ダイエットの効果を高めたいときなどは、「もっとハードに走らなければ」と考え、強引にペースを上げてしまうことがあります。
しかし、怪我を防ぐためには、あまり無理な方法で走るべきではありません。
体格がよく重い人の場合、自分に合わないペースで走ったりすると、足に大きな負担をかけることになってしまうのです。
それで膝を痛めてしまうと、いくら痩せたくても、継続はできなくなります。
失敗しないためには、くれぐれも無理をしないでください。
確かに、ペースを上げればエネルギー消費も増えることになりますが、いきない挑戦するのはよくありません。
ペースを上げるなら、少しずつステップアップしていくことが大切です。
まずは自分に合った走り方をして、十分に慣れてきたら、そのときにペースを上げればよいのです。
それなら、体に負担をかけることはありません。
焦って体を痛めないように、コツコツと進めていきましょう。
傾斜がきつすぎる
ランニングマシンを使うときは、外でアスファルトの上を走るときに比べると、若干抵抗が少なくなります。
その物足りなさを解消するためには、傾斜を調整して、負荷を大きくする方法があります。
1~2%の傾斜をつけておけば、道路の上と同じくらいの負荷をかけることができるため、走ることに慣れてきた人でも、しっかり体を動かすことができます。
ただし、傾けすぎるのはよくないので、調整するときは注意してください。
無理に傾斜とつけると、足腰に無駄な負担をかけることになるため、怪我につながるようなダメージを負ってしまう可能性があります。
特に、初心者は注意してください。
まだ走ることに慣れていない人が、いきなり急な傾斜をつけたりすると、怪我のリスクは高くなります。
最初は平らなままで走り、十分に慣れてきたら、少しずつ傾斜をつけていきましょう。
裸足で走る
家の中で走るなら、外に出るときほど服装を気にする必要はありません。
誰かに合うわけではないため、使い古したTシャツなどを着ていても、特に問題はないのです。
とはいえ、裸足で走ったりするのはNGなので、足元だけはしっかりチェックしておきましょう。
何も履かずに走った場合、動くベルトに擦れることで、怪我をしてしまいます。
そんな失敗をしないためには、必ずランニングシューズを用意しておいてください。
ランニングシューズをきちんと履いていれば、足を守ることができるため、怪我をするようなことはありません。
まとめ
ランニングマシンは、屋内で走りたいときはとても便利ものですが、ここで紹介したようなポイントには十分注意してください。
急に走り始めたり、無理なペースで走ったりすると、足腰に大きなダメージを与えてしまう可能性があります。
そうなれば、怪我をしてしまい、思うように運動ができなくなるのです。
怪我の原因を確実に避けて、安全な方法で使っていきましょう。