ランニングマシンで水分補給をするときのコツは?押さえておきたい7つのポイント
ランニングマシンを使うときは、何も飲まずに走り続けたりしてはいけません。
走ると汗をたくさんかくので、水分が足りなくなれば、脱水症状で具合が悪くなってしまいます。
そのような事態を回避するためには、しっかりと水分補給をしながら走ることが大切です。
では、水分補給のためのポイントについて、詳しく説明していきましょう。
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季節に関係なく行う
水分補給といえば、なんとなく夏に行うようなイメージもありますが、実際には季節は関係ありません。
確かに、気温の上がる夏はより重要になってきますが、冬だからといって無視してよいものではないのです。
人間の体は、特に動いていないときでも、常に水分が減っていきます。
排泄で体外へ出て行く分や、呼吸などで蒸発する分を総合すると、1日で約2.5Lもの水分を失っているのです。
それに加えて、汗を大量にかく運動を行えば、水分はさらに減っていきます。
したがって、夏であっても冬であっても、同じように水分は補給しておくべきです。
油断していると失敗してしまうので、気温が低い日でも、飲み物はしっかり用意しておきましょう。
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塩分と糖質をセットで
水分補給というと、「水を飲めば解決だ」と考えてしまうこともありますが、それでは不十分です。
ただ水分を増やすだけでなく、塩分と糖質の摂取も忘れないようにしてください。
いくら水を飲んでいても、そのふたつの要素が不足していると、失敗することがあります。
塩分不足は脱水になりやすい
運動でたくさん汗をかくと、塩分がどんどん流れ出ることになります。
舐めるとしょっぱいことからもわかるように、汗には塩分が多く含まれているのです。
減少があまりにひどいと、塩分の流出を抑えるために、体が発汗にブレーキをかけ始めます。
なるべく汗を出さないようにして、体内の塩分濃度を正常に保とうとするわけです。
ところが、汗が出にくい状態になると、別の問題も発生します。
汗が出ないと、熱の排出もうまくできないため、脱水症状や熱中症のリスクが高くなってしまうのです。
水を飲んでも脱水症状になるのは、水分だけを摂取したことで、塩分が不足するためです。
体調不良を確実に防ぐなら、塩分の補給も忘れないようにしましょう。
糖質で吸収力アップ
糖質は、腸で水分を吸収する働きを助けてくれます。
ただ水を飲むだけだと、吸収されずに排出される分も多くなるので、効率よく体を潤すことができません。
しかし、糖質も一緒に摂取することで、無駄を軽減することができるのです。
糖質は、運動のためのエネルギーにもなるので、ランニングマシンを使うならしっかり補給しておきましょう。
スポーツドリンク
塩分と糖質を同時に摂取するためには、水ではなく、スポーツドリンクを飲みましょう。
スポーツのための飲み物なので、塩分と糖質の両方が含まれており、理想的な水分補給ができるようになります。
ただし、飲み方には注意してください。
長く走るときは普通に飲んでも構いせんが、1時間以内の運動だと、少し濃すぎます。
スポーツドリンクは、適度に飲むようにしないと、糖質が増えすぎてしまうのです。
そうなると、吸収を促進させるどころか、逆に邪魔してしまうことがあります。
また、甘いものを多量に飲むことで太る可能性もあり、デメリットの方が大きくなってしまいます。
そのような失敗をしないためには、水で薄めてから飲みましょう。
運動の時間が短いときは、少し薄いくらいでちょうどよい補給ができます。
塩分タブレット
塩分タブレットは、食べることで不足した塩分を補うことができる優れものです。
汗を大量にかく夏場の運動では重宝されているので、ランニングマシンを使うときも、うまく利用していきましょう。
長く走るときは汗も多くなり、塩分の減少も激しくなってしまうので、便利なアイテムで確実に補給してください。
お茶とジュースはNG
運動時の水分補給なら、最適なものはスポーツドリンクです。
飲み物を適当に決めると、水分補給に向ていないものを選んでしまうこともあるので、十分注意してください。
お茶とジュースにはデメリットが多いので、安易に飲むと失敗してしまいます。
カフェインで水分が減る
お茶はカフェインを含むものが多いため、利尿作用が問題になります。
多量に飲んでも、水分は尿としてどんどん排出されるので、きちんと補給することができません。
また、頻回にトイレ休憩を入れなければならないため、運動に集中できないこともあります。
強い尿意を感じたまま我慢して走ったりすると、ストレスも大きくなってしまうのです。
同じ理由でコーヒーもNGとなるので、飲み物の選択は慎重に行いましょう。
高カロリーで太る
炭酸飲料を含むジュース類は、かなり糖分が多く、カロリーの高いものが多くなっています。
そのため、走るたびにがぶ飲みしていると、太ってしまうのです。
いくら体を動かしていても、糖分やカロリーを必要以上に摂取してしまうと、健康維持はできません。
そうした飲み物は、あくまでも適量を楽しむものなので、水分補給で多量に飲んだりしないでください。
走る前後に飲む
水分補給は、走っている最中だけでなく、走る前に行うことも忘れないようにしてください。
大切なのは、水分不足を防ぐことなので、不足してから飲みはじめるのは間違いです。
ひどく喉が渇くようなときは、すでに脱水症状が起こっている可能性もあります。
事前に飲んでから始めるようにすると、そのような失敗は起こりません。
また、終わったあとも必ず飲んでおくことをおすすめします。
走りながら飲んでいても、減少した水分をすべてカバーするのは難しいものです。
終わったあとにも飲み、失った分をしっかり取り戻すようにしましょう。
こまめに飲む
水分補給は、一気にがぶ飲みして行うものではありません。
短時間で大量に飲むと、腹痛が起きやすくなります。
走っている途中でトイレに駆け込むことを防ぐには、一度に大量に飲むのではなく、少量をこまめに飲むようにしてください。
少しずつ飲んでいれば、体に負担をかけることはありません。
夏はつい飲みすぎることもありますが、できるだけ1回の量をセーブして、何度も飲むようにしましょう。
冷やしすぎない
夏のランニングでは、キンキンに冷えたものを飲みたくなりますが、それもお腹を壊す原因のひとつです。
冷たいものをたくさん飲むと、下痢になりやすいのです。
また、温度が低すぎた場合、腸でうまく吸収できないこともあり、補給の効率が悪くなります。
ちょうどよいのは5~15℃くらいなので、冷蔵庫で冷やすくらいにとどめておいてください。
暑いからといって、氷を使いすぎないようにしましょう。
すぐ手が届くところに置く
飲み物を手の届く位置に置かないと、補給の回数を減らしてしまうことがあります。
いちいちランニングマシンから降りなければならない位置だと、面倒に感じて省略してしまうのです。
それを避けるためには、ドリンクホルダーを利用しましょう。
飲み物を常に携帯しておくことができれば、補給のために中断する必要はありません。
ランニングマシンにドリンクホルダーが付属していることもあるので、なるべく飲みやすい場所に配置しておきましょう。
まとめ
ランニングマシンを使うなら、ここで紹介したポイントをしっかり押さえて、水分補給をしながら走りましょう。
脱水症状や熱中症を防ぎ、安全に走るためには、十分に体を潤す作業が欠かせません。
屋内で走るときや気温の低い冬は、軽く考えてしまうこともありますが、油断は禁物です。
どんなときでも飲み物を用意して、快適に体を動かせるようにしてください。