ランニングマシンで酔うときはどうする?対策のための6つのポイント
ランニングマシンは、室内で体を動かすためには便利なものですが、使うときは、ふらつきに注意しなければなりません。
基本的には安全なものですが、乗り物に酔ったときのような不快感のために、終わったあとでフラフラしてしまうことがあります。
では、ランニングマシンで酔うときの対策について、詳しく説明していきましょう。
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酔う原因を考える
ランニングマシンで酔うときの対策を考えるのであれば、まずは原因を知っておきましょう。
酔ってしまうときは、三半規管が重要なポイントになります。
三半規管が麻痺している状態だと、グルグルと目が回ったり、床が動いているように感じたりするので、とても気持ちが悪くなるのです。
ひどいときは、まともに歩けなくなってしまったり、吐き気をもよおしたりします。
これは、ランニングマシンに限ったことではなく、乗り物酔いや、バットを額に当てて回ったときなども同じであり、いずれも三半規管が麻痺することで起こるものです。
慣れたあとで混乱する
ランニングマシンで走っているときは、普通に外を走るときとは違い、周囲の景色にまったく変化がありません。
足元のベルトは常に動いているので、足を動かすことにはなりますが、前に進んだりはしないため、常に同じ景色の中で運動を続けることになります。
すると、自分の動きに合わせて周りが変化しないという特殊な状況に、三半規管が慣れてきます。
そのときの状況にしっかり適応するということは、一見するとよいことのように思えますが、問題はそのあとです。
走り終えたあとは、当然ランニングマシンから降りることになりますが、その降りた床は、さっきまで当たり前のように動いていたベルトとは違い、ピクリとも動きません。
したがって、自分が足を踏み出せば、周りの景色は普通に後方へ流れていきます。
ランニングマシンから降りているので、それは当たり前のことですが、別の状況に慣れていた三半規管は、突然の変化についていくことができません。
これこそが、酔ってしまう原因です。
急激な変化のために三半規管が混乱し、すっかり麻痺してしまいます。
普通の床に立っているはずなのに、まるで動いているように感じてしまうのはそのためです。
酔わないためには、この点を改善していかなければなりません。
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終わり方に注意
三半規管が麻痺してしまう原因が、急な変化に対応できないことなのであれば、酔いを防ぐための効果的な方法は、運動をゆっくりと終わらせることです。
急にブツリと途切れるような終わり方だと、三半規管はどうしても混乱してしまいます。
それを防ぐためには、だんだんスピードを落として、ゆっくりと終わらせればよいのです。
例えば、8kmで走っていたのであれば、そのまますぐに終了するのではなく、まず4kmぐらいまで落とします。
そのまま楽なペースで走って、さらに少しずつ落としていき、最後は歩くようなスピードにして、なるべく自然に動きを止めるのがおすすめです。
少し面倒なようにも思えますが、こうした丁寧な終わり方であれば、三半規管が混乱してわけがわからなくなることはありません。
ランニングマシンから降りたあとも、床が動いたり、目が回ったりする感覚はなくなるのです。
酔ってしまうことに悩んでいるなら、ぜひ試してみてください。
疲れを抑える効果も
ランニングマシンの運動をゆっくり終わらせるという方法は、疲労の回復にも役立ちます。
いきなり降りる方法だと、筋肉の疲れがなかなかとれないことも多いですが、徐々にスピードを落として、少し歩いてから降りる方法であれば、筋肉への余計な刺激が軽減されます。
すると、疲労の回復が早くなるのです。
特に、ダイエットのために走っている人は注意してください。
疲労がたまった状態で走っていると、脂肪の燃焼がうまくできないことがあります。
疲労をしっかり解消して、万全の状態で走れば、より成功しやすくなるのです。
フォームを安定させる
ランニングマシンの酔いは、走ったあとにばかり起こるとは限りません。
走っている最中にも、具合が悪くなってしまうことがあるのです。
このときの原因は、急に走るのをやめたことではなく、フォームの方にあります。
フォームが安定せず、無駄に上下に揺れるような走り方になっていると、その揺れが原因で、走っているときに酔ってしまうのです。
車などでも、あまりにグラグラ揺れるときは、普通に走行しているときより酔いやすいものですが、ランニングマシンでも、同じことが起こってしまうわけです。
そのため、走っているときの酔いを抑えるためには、常に正しいフォームを意識することが大切です。
初心者は要注意
走ることに慣れていない初心者の場合、フォームが安定しないことが多くなるので、ある程度継続している人よりも、酔ってしまう可能性は高くなります。
そのため、初心者ほどフォームには注意しなければなりません。
といっても、慣れていない人が、意識しただけでフォームを安定させるのは難しいものです。
そんなときは、少しだけ傾斜をつける方法がおすすめです。
少し傾斜がある状態なら、走るときの揺れを抑えることができます。
あまり斜めにしすぎるのは問題ですが、どうしても揺れが激しくなってしまうときは、試してみてください。
ストレスをためない
ランニングマシンを使ったとき、三半規管が麻痺してしまう症状は、誰にでも必ず起こるというわけではありません。
特に問題なく使うことができる人もいれば、酔いやすい人もいます。
もし酔いやすい場合は、ストレスが影響していることもあるので、注意しなければなりません。
ストレスが蓄積され過ぎると、自律神経に悪影響を与えてしまうため、三半規管の混乱も起こりやすくなるのです。
酔いを防ぐのであれば、ストレスをためすぎないように、日頃からこまめに解消するようにしましょう。
睡眠をしっかりとる
ランニングマシンの酔いには、睡眠不足もかなり影響しています。
寝不足のまま無理矢理に運動をするのは、いかにも体に悪そうですが、実際にデメリットが大きい方法なので、避けるようにしましょう。
ひどい寝不足のまま走ったりすると、やはり自律神経に負担をかけてしまうのです。
ランニングマシンを快適に使うためには、あまり夜更かしをせず、睡眠時間をたっぷり確保してください。
また、寝る前にスマートフォンやパソコンを長く見つめるのもよくありません。
液晶画面からは、眠りを妨げるブルーライトが出ているため、寝る前に見つめることで、熟睡できなくなる可能性があるのです。
そうした注意点をしっかり押さえて、早寝早起きの健康的な生活ができていれば、自律神経が正常に働くため、三半規管の麻痺も起きにくくなります。
食生活を改善する
ランニングマシンの酔いを防ぐのであれば、食生活の乱れにも注意してください。
健康を無視して偏った食事を続けていると、栄養をしっかり補給することができません。
すると、ミネラルや鉄分が不足してしまい、貧血が起こりやすくなります。
貧血気味の人がランニングマシンで走ったときも、めまいがしたり、酔ってしまったりすることが多いのです。
そのため、なるべく健康的な食事を心がけ、必要な栄養をきちんと摂取するようにしましょう。
まとめ
ランニングマシンは、外に出なくても手軽に運動ができるため、とても便利ではありますが、酔いには十分注意してください。
走るたびに酔うようなことになれば、ランニングマシンを敬遠するようになってしまい、ダイエットなやトレーニングを諦めてしまう可能性があります。
それを避けるためにも、しっかり対策をして、気持ちよくランニングができるようにしておきましょう。