手は別に使いたい!エアロバイクは手放しで乗るのも効果的になる?
エアロバイクは、自転車などとは違い、前には進まないものになります。
前には進まないわけなのですから、別にハンドルをずっと握っていなくてもよいのではないかと思うこともあるでしょう。
ハンドルをずっと握っていなくてもよいとなれば、やはり手は別のところに使いたくなります。
たとえばスマホを見たり。
でも、実際エアロバイクは手放しで乗っても効果的になるのでしょうか?
下半身の運動効果自体は変わらない
まず、下半身の運動効果ですが、これは別に手放しで乗ろうと手をしっかりと使って乗ろうと、変わることはありません。
そもそもエアロバイクの運動は、筋トレではありません。
つまり、そこまで力を入れなくても漕ぐことができるような環境での運動になるのです。
だから、手を使って支える必要は、あまりないのです。
実際、手を使っていようと使っていなかろうと、足にかかる負担は変わりはないのです。
なので下半身のことだけを考えるのであれば、別に手放しでエアロバイクに乗るのもありだということになります。
上半身には影響が出てしまう
ただ、エアロバイクに乗るときに考えたいのは、下半身のことだけではありません。
上半身のことも考えてエアロバイクに乗りたいものなのです。
実際手でハンドルを握っている時には、多少なりとも腕の筋肉も刺激できます。
しかし完全に手放しにしてしまうとそれができなくなるのです。
その分多少運動効果が減ることが考えられます。
効率的な運動ではなくなる
つまり、手離しでエアロバイクに乗ると、あまり効率的な運動ではなくなってしまうということになります。
効率的な運動ができるのであれば、それに越したことはありません。
そもそもエアロバイク自体、そこまで運動強度の高い運動ではないのですから、少しでも運動強度を高めていかないと、いまいち成果が出なくなります。
もちろんそれでも続けていればいつかは成果となって表れるものですが、その前に心が折れてしまう可能性も高くなります。
だから、そうならないように、あまりつらくないレベルで運動強度を高めることができるのであれば、それに越したことはないのです。
そしてそれができるのが、手をしっかりと使うことなのです。
ただ持っていればよいわけではない
ただだからと言って、ただハンドルを握っていればそれだけで運動強度が高まるのかというと、そんなことはありません。
ただ握っているだけでは、そこまで運動強度に変わりはないのです。
手を使って運動強度を高めるためには、ポイントがあります。
それが、腕立てのような動きをさせるということです。
エアロバイクをこぐのに合わせて、手も腕立てのような動きをさせるのです。
そうすることによって、手の筋トレ運動と、足の有酸素運動がうまく組み合わさって、すごく効率的な運動になります。
筋肉量が上がると代謝もよくなる
筋トレをしたところで、別にエアロバイクに乗る目的はかなわないのではないかと思う方もいるでしょう。
エアロバイクに乗る目的の多くはダイエットでしょうが、確かに筋トレは無酸素運動です。
ダイエットには関係ないようにも思えます。
でも、実はある程度筋肉をつけようとすることは大切なことなのです。
筋肉量がある程度増えると代謝が良くなるのです。
代謝が良いということは脂肪がつきづらく燃えやすいということ。
だからダイエットには効果的なのです。
消費カロリーも増える
また当然ながら、そういう運動を組み合わせることで消費カロリーも増えていきます。
消費カロリーを増やしていくこともまた、筋肉量を増やすこと同様に大切なことになります。
ただエアロバイクに乗っているだけで消費カロリーを増やしていこうと思ったら、その分長くこぎつづけるか、あるいはよりハードにこがないとなりません。
でもハードすぎるとダイエット効果は弱くなりますし、長くこぎ続けるのは時間的に厳しくなることもあります。
だから、腕の動きを組み合わせるのが効果的になるのです。
手放しでもいいことがないわけではない
このように、エアロバイクに乗る時には基本的には手放しで乗るのではなく、しっかりと手を使って乗るのがおすすめにはなります。
でも、手放しで乗ることにはいいことが一つもないのかというと、そんなことはありません。
手放しでエアロバイクに乗ることにも、多少なりともいいことはあるのです。
体幹を鍛えることができる
それが、体幹を鍛えることができるという点です。
エアロバイクを手で支えていたりしたら、当然使う筋肉は手のあたりになります。
しかし手放しでのっていれば、体幹で体を支えながら漕ぐことになります。
だから、自然と体幹を鍛えることができるようになるのです。
体幹を意識しないとならない
ただこれも、何も意識しないでただ手放しで乗っていれば鍛えられるかというと、そんなことはありません。
手放しで乗って体幹をしっかりと鍛えるためには、体幹を意識しながら乗らないとなりません。
体幹を意識しながら乗るというのは、エアロバイクを手放しで漕いでいても、上半身がぶれないようにするということです。
それを常に意識して乗っていれば、体幹を鍛えながら乗ることができます。
もちろんそこまで強固なレベルで鍛えることができるわけではないですが、多少の運動強度アップにはなります。
でも、やはりおすすめなのは手放しをしないで乗ることです。
それには、もう一つの理由があるんです。
手放しで乗るのはリスクも伴う
エアロバイクに手放しで乗るのがあまりおすすめできない理由としてもう一つ言えるのが、リスクの高さです。
手放しでエアロバイクに乗ることには、リスクが伴うのです。
そのリスクとは、落ちてしまうリスクのことです。
手をついてのっていれば、それで支えているわけなのですから、ハンドルがいきなり壊れたりしない限り、落ちてしまうということはまずありません。
しかし、手放しで乗っていたらどうでしょうか?
手放しで乗っていたら、当然体を支えるものはありません。
なので、ちょっとふらついたらそのままうっかり落ちてしまう可能性0ではありません。
よほど油断しない限り、完全に落ちてしまう可能性は少ないですが、でも0ではないのです。
そして落ちてしまいそうになること自体もまたリスクなのです。
筋肉を傷めるおそれがある
落ちてしまいそうになった時にとっさに取る行動は何でしょうか?
誰もがまず間違いなく、何かを支えにして落ちないようにしようとします。
そうして急に筋肉に力を入れると、それが原因で筋肉系のトラブルになってしまう可能性が出てきます。
それだけではなく、たとえばうまく支えることができなかったりして、手首や足首などを痛めてしまう可能性もあります。
そうなると、エアロバイクの運動自体しばらくできなくなることがあるのです。
せっかく運動をしていても、そういう予期せぬトラブルでいったんできなくなると、そのまま運動自体をやめてしまうという方も多いです。
そうなったらすごくもったいないです。
これまでの運動も、そこにかけた時間やお金も。
なので、手放しはあまりおすすめできないのです。
まとめ
エアロバイクを手放しでのることには、意味がないわけではありません。
うまくやれば体幹を鍛えることができるというメリットもあります。
でも、基本的にはしっかりと腕を使ってエアロバイクに乗るのがおすすめになります。
そのほうが高い運動効果を得ることができますし、そして何よりそれであればリスクがありませんから。