簡単な運動と言えばジョギング、でもその前にエアロバイクで筋肉強化も
ふと気がついてみたら、血圧とか血糖値の気になる年代になっていたし、明らかに運動不足を自覚もし始めた。
さあそんな方に適した運動は何でしょうか。
と言うよりも、今まで怠けていた身体に最初に活を入れる、でも無理のない運動は何かあるでしょうか。
ランニングやジョギングにウォーキングと言うのは、割と思いつきやすい運動ですが、選択肢の中にエアロバイクも入れてみてはいかがでしょうか。
目次
それまでの運動量や筋力にもよりますが
正直な話、普通に会社に通ったりするだけで、1日に結構な運動量をこなしているものです。
駅まで歩いてその後満員電車に揺られて立ち続け、会社でも何かと動き回ることが多いでしょうし、営業の仕事ならもっと運動量も増えます。
普段の買い物だけでも実は、歩きはのんびりしているかもしれませんが、重い買い物袋を持って移動するのですから腕や上半身はかなり鍛えられますね。
なのでこういった状況にある方の場合は、例えば会社を退職してその後、運動不足になったからちょっと走ろう、と言う時にもそこそこの筋力は保持されているのです。
しかし家の中での仕事とか、あまり歩いたりしないで日を送っていた人や、身体を壊しての入院などのその後の場合、筋力は格段に落ちてしまいます。
こういった、いささか筋肉が衰えを見せている場合は、いきなり走ったりはいささか危険だと言わざるを得ません。
また遺伝的にも子供の頃の運動量にも関係してくる、元の筋力がいささか弱い人の場合も、運動の種類には気をつけなければならないことになります。
身体にいいからと運動を始めたら、躓いて怪我をしたなどと言う事になっては本末転倒です。
そんな方にも、筋力にそこそこ自信のある方にもおすすめなのが、エアロバイクと言うわけです。
エアロバイクとランニング系の運動の簡単な比較
エアロバイクは屋内運動です、ランニング系の運動はランニングマシーンと言う手もありますが、殆どが屋外で行われます。
これが一番の違いですが、では他にどのような違いがあるのでしょうか。
そして筋力や身体の調子によっての、向き不向きと言うものはあるものでしょうか。
エアロバイクの屋内運動であることの利点
エアロバイクは屋内でサイクリングしているようなものです。
負荷を大きくかければ、かなりの運動量になります。
屋外での運動に比べて、天候に左右されないのは勿論、危険も少ないと言う利点があります。
交通事故などの危険、また巻き込み巻き込まれによる怪我なども、屋内運動ですので避けられます。
加齢による視力の低下や、とっさの時の判断力などに自信が無い場合、この室内運動であると言う事は安全も保証されると言う事です。
ウォーキング、ジョギング、マラソンなど屋外運動の利点
屋外での運動ですので、まず気持ちの切り替えに大きく影響を与えます。
屋内にこもりがちの人の場合、外で運動して外の空気を吸うと言う事で、気持ちも広がります。
また屋内ではどうしても視点が近くなってしまいますが、屋外運動だと視点も遠くになることが出来るので、身体全体が自然に伸びると言う利点もあります。
そして何より、屋外で他の人たちや動物を触れ合うことが出来るのが、実は最大の利点かもしれません。
身体だけでなく心も、解放できるのが屋外運動の大きな特徴です。
走ることと漕ぐことの違いについて
自分の脚で走ることと、ペダルを漕ぐことについては、身体の筋肉の利用範囲にも違いが出てきます。
どこを鍛えたいかによってどの運動にするかという選択も、勿論有効な手段ですが、ここでも向き不向きが出てきてしまいます。
エアロバイクはペダルを漕ぐ運動
自転車の屋内版ですので、ペダルを漕ぐのがエアロバイクの運動法です。
どちらかと言えば下半身の強化に有効な漕ぎ運動ですが、勿論上半身も休んでいるわけではありません。
全身の筋肉は連動していますので、ペダルを漕ぐと言う一見脚だけの運動に見えても、実は上半身もしっかりと使っていることは事実なのです。
勿論腹筋や背筋、インナーマッスルもしっかりと使用できます。
ただやはりどうしても、下半身の筋肉強化に比重がかかりますので、脚はあまり筋肉をつけたくないと言う方には、不向きかもしれません。
また運動中の姿勢が良くないと、大腿四頭筋だけに筋肉がついてしまうことがあるので、姿勢には注意が必要です。
歩いたり走ったりは小さなジャンプ運動
こちらも下半身の運動のように見えますが、勿論全身運動であることに変わりはありません。
むしろ自転車系の運動に比べて、上半身への負荷は大きくなっています。
ウォーキング程度の場合はともかく、走ると言う行動の場合はある意味、小さなジャンプを繰り返している運動と言ってもいいでしょう。
また腕も大きく使いますので、自然腕の筋肉だけでなく上半身の筋肉も大きく動きます。
全身運動と言う意味では、こちらの方が向いていると言えますね。
これらを踏まえてエアロバイクをおすすめしたいタイプの方とは
それぞれの長所は大体大まかにお解りいただけたでしょうか。
長所を裏返しますと短所になりますので、そこの辺りも見当をつけて頂けたと思います。
ここから導き出されます、エアロバイクでの運動をおすすめしたい方の、特徴など上げていきましょう。
今まで運動と言うものはしてこなかった方
学生時代以来、運動と言うものに縁が無くなったと言う方です。
しかし出来ればまたちょっと運動を始めたい、と思った時の最初の運動として、エアロバイクをおすすめしたいです。
短時間でも家で出来ますし、筋肉痛などにも悩まされない程度から、ちょっときつい状態まで段々レベルアップできますので、運動入門編としていかがでしょう。
病後のリハビリなどにしたい方
病後や怪我の後のリハビリに、エアロバイクは有効です。
まず屋内ですので、危険が少ないこと、せっかくリカバーしたのに交通事故などで逆戻りは避けたいものです。
次に弱ってしまった腹筋背筋にインナーマッスルの強化のため、ペダル漕ぎを利用しましょう。
これらの筋肉が弱っていると、脚がきちんと上がらなくなりますので、躓いたりする危険性があるのです。
走る前にまず、これらの筋肉をエアロバイクで作ってしまいましょう。
加齢によって足腰が弱り気味の方
屋外での運動だと交通事故も心配ですし、でも運動しなければもっと足腰が弱ってしまう方々にも、エアロバイクは活用していただけます。
座ってペダルを漕ぐ運動なので、ウォーキングなどより脚への負荷は少なくて済みます。
また負荷の強弱も調整できますので、そういった意味でも安心ですね。
病後の方と同じように、脚が上がりづらくなっている方が多いので、歩いたり走ったりでは躓きやすい方がほとんどです。
ペダル漕ぎ運動の方が、おすすめになります。
基礎体力と筋肉が出来たら行く行くは
エアロバイクで筋肉を作れたら、もっと全身運動であるランニングに行きたいと言う方も出てくることでしょう。
天気のいい時には外でジョギング、天気の悪い時は屋内でエアロバイクと、使い分けも出来てきたら運動自体どんどん楽しくなっていく事と思われます。
再三書きましたが、走るには脚の筋肉だけでなく腹筋背筋も、脚をしっかりと上げて走るために必要な筋肉なのです。
普段歩いている時にも、勿論やっているとお思いの方もいらっしゃるでしょうが、実はかなりの部分で足を引きずって歩いている方が多いのです。
休みの日にでも、大きく足踏みを家でしていただけるとお解りになると思うのですが、これが中々長時間は出来ません。
その筋肉を作るために、また保持するためにもエアロバイクは大きく貢献してくれるのです。
基礎体力と筋肉をしっかりと作って、先々のためにもエアロバイクを有効活用してください。
まとめ
このように書いてきますと、エアロバイクは運動入門のための器具と思われてしまうかもしれません。
しかしこれが中々、ペダルの負荷のかけ具合や、また漕ぎ方によってはかなりの運動量もこなすことが出来るのもまた事実なのです。
入門編として簡単な比較や、また主におすすめしたいタイプの方について書いてきましたが、その後も工夫していくらでも活用できるのがエアロバイクです。
楽しく無理なく、そしてたまには全力で漕ぎ運動、してみませんか。