結果を出す人はこう使う! エアロバイクのススメ
ほとんどのスポーツクラブに必ずと言っていいほど設置してあるエアロバイク。
たのしく汗をかくことのできる多種多様な運動がある時代に、ハンドルにしがみつきペダルにあわせて足を回転させるその機能からは、単調なイメージしか浮かばない人も多いだろう。
しかしあの座席の上で過ごす時間には、これらの悪いイメージを覆すほどの多くの影響があるのだ。ここでエアロバイクでエクササイズをするメリット・活用方法についてまとめてみる。
はじめの一歩におすすめ
学生時代から運動習慣があるひとならばともかく、運動と縁遠い人にとってスポーツクラブやジャージ、スニーカーは敷居の高いツールだ。
そんな人々には何らかの(やむなき?)事情で運動をはじめる際、屋外を散歩・ジョギングするのはさらに難度があがる。
カラオケでマイクを通して聞こえる地声が好きになれない人がいるように、運動している姿を見られるのをいやがる人は少なくない。
利用者は自分のことや室内のモニター・イヤホンなどに熱中していることがほとんどだが、こんなときこそエアロバイクの出番だ。
腰を落ち着けて軽い運動をしながら、緊張からか体温があがったからなのか分からない汗を拭いながら、まずは場違いなところへきてしまった自分を受け入れる。
気持ちが落ち着いてきたら勇気を振り絞った自分を認めよう。
ランニングマシンとは違いフォームを気にすることもないし、低負荷ならば身体に安全安心な運動だ。
スタイルアップにおすすめ
あらゆる情報誌に掲載されている情報だが、エアロバイクはスタイルアップに向いている。
気持ちの上では大量に発汗する運動の方が、爽快感を伴うこともあり身体に良いことをしていると思いがちだ。
しかし高い負荷によってもたらされた発汗は、糖質をエネルギーとした時に生じるものであることが多い。
もし体内の脂肪をエネルギーとして1グラムでも多く使いたいのであれば、低?中負荷の運動にじっくり取り組む必要がある。
負荷の目安は、いつも通りのリズムの呼吸で会話が愉しめる程度。
ぜひ友人や大切な人・スタッフとコミュニケーションしながら汗をかこう。
疲労回復におすすめ
休養にはパッシブとアクティブと言われている2つの種類があり、使い分けが大切だ。
中上級者の間では常識なのだが、あらゆる運動をいっさい行わない休養とメインのトレーニングを中止して軽めのメニューを取り入れる休養をとる日を使い分けている。
疲労回復には血行促進することが重要で、低負荷の適度な運動が早い復帰を促してくれることがある。
エアロバイクは代表的な軽めのメニューのひとつ、次のメイントレーニングの日を最高の自分で迎えるためにベダルを踏もう。
入浴やシャワー、ストレッチなどとあわせて取り組むとその威力は最高だ。
サボりたくなったら
その魅力にすっかり取り付かれている人ならばともかく、運動に向きあう際のやる気というものは仕事や日常、ストレス、気分によってずいぶんと左右される。
本当に疲労困憊の状態かもしれない、タフな仕事の後には飲酒の方が気分転換になるのかもしれない、恋人とうまくいっていないか友人と喧嘩したかもしれない、今日の天気では足が遠のいても仕方ないのかも知れない。
多くの人は雄弁で豊かなボキャブラリーを持つ存在だ。
あなたがもし自分との約束を破りそうになったら、この記事で15分のエアロバイクがおすすめされていたことを思い出してほしい。
一番大事なのはメニューをやり遂げることではなく、メニュー変更を拒否することでもなく、運動習慣を身に付けることなのだ。
着替えて座ったらあなたは勝利する、いい習慣をまたひとつ手に入れることになる。
まとめ
仕事からジムを経由して自宅に帰り着くまで、その移動に費やした歩行距離とカロリーは決して無駄ではない。
エアロバイクに15分、腰をおろしただけでもあなたは自分自身に打ち勝つ。
15分は1日の約1%、そのわずかな努力をした人だけが将来に渡って健康でいつづける権利をもち、もっとも効果的な時間と費用の節約ができる人なのだ。
今日がパッシブな休養の日にあたる人でなければ、さあ、ジムバックの準備をしよう。