ランニングマシンに注意点はある?気をつけたい4つのポイント
ランニングマシンは、室内でしっかりと体を動かすことができる便利な運動器具ですが、ただ使えばよいというものではありません。
せっかく使うのなら、常に正しい使い方を意識して、効果的な運動をすべきです。
何も考えずにやみくもに走っていても、よい運動はできません。
では、ランニングマシンで運動するときの注意点について、詳しく説明していきます。
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いきなり走らない
ランニングマシンは、外の天気などに左右されず、いつでも快適に体を動かすことができます。
しかし、いつでもすぐに始められるとはいえ、「さあ走るか」と思い立った直後、すぐに走り始めてしまうのは、あまりよくない方法です。
ほとんど動いていない状態から、急に走ったりするすると、足を痛めてしまう可能性があります。
これは、筋肉や関節が、動くための準備を整えていないからです。
急に体を動しても、その動きに筋肉や関節がついていかず、怪我をしやすくなってしまいます。
また、ダイエットのためにランニングマシンを使うときも、いきなり走るのは避けるべきです。
急な運動をすると、カロリーの消費がうまくいかなくなるので、痩せる効果を十分に得ることができません。
そうしたデメリットを防ぐためには、走る前に、必ず準備運動を行いましょう。
関節と筋肉をほぐす
「走る前にしっかり準備運動をする」というのは、学校の体育の授業でも普通に行うものであり、運動をするときの基本です。
ランニングマシンで走るときも、必ず行うべきものではありますが、運動に関してそれほど詳しくない場合、その重要性は軽視されがちであり、「面倒だな」といった適当な理由で省略してしまうこともあります。
しかし、怪我を防いだり、運動の効果を上げたりするには、やはり欠かすことのできないものです。
走る前にしっかり準備運動をしておけば、関節と筋肉が程よくほぐれることで、怪我のリスクが減少します。
また、体がほぐれた状態で走れば、カロリー消費の効率もよくなり、ダイエット効果を高めることもできるのです。
軽く考えて省いてしまうのではなく、準備はきっちり行うようにしましょう。
ウォーミングアップも大切
ランニングマシンで走るとき、準備運動を済ませたら、できればウォーミングアップも行ってください。
5~10分くらい、軽く走るかウォーキングを行うようにして、体を温めるのです。
これを行うことで、体が完全に運動をするためのモードになるため、より走りやすくなります。
そこからだんだんスピードを上げていけば、体に余計な負担をかけることはありません。
怪我の防止やカロリーの消費も、より確実なものになるので、準備運動とセットで行うようにしましょう。
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20分は走る
ランニングマシンを使う理由は人それぞれですが、脂肪を燃焼させて、ダイエットをしたいという場合は、走る時間を意識するのがおすすめです。
走ることで脂肪を燃やすといっても、あまり短時間だと、よい効果は期待できません。
しっかり脂肪を燃焼させるには、ある程度長く走り続けなければならないのです。
そこでおすすめなのが、20分という目標を立てることになります。
20分というのは、有酸素運動による脂肪の燃焼に必要な時間であり、それ以下でやめた場合は、「これから燃焼が始まる」というタイミングで中断してしまうことになります。
したがって、ランニングマシンでダイエットをするなら、20分以上を目指すべきです。
20分走れるようになったら、そこから30分、40分と時間を延ばしていきましょう。
それなら、より脂肪の燃焼が促進されるので、ダイエット効果をしっかり得ることができます。
無理は禁物
確実に脂肪を減らすなら、20分という時間はぜひ押さえておきたいポイントです。
しかし、そのために無理をしすぎるのはよくありません。
あまり運動に慣れていないと、20分走るというのは、なかなか難しいこともあります。
そこで、「なんとしても20分走らなければ」と意地になり、初回からいきなり20分走りきろうとしても、ストレスが大きくなるだけです。
辛すぎて投げ出してしまうようでは、成功できるはずもありません。
そんなことにならないように、「少しずつステップアップする」ということを大切にしてください。
最初から20分走るのがきつすぎるようなら、まずは10分にしてみましょう。
それに慣れてきて、苦しさが和らいできたら、20分に挑戦すればよいのです。
多少の時間はかかりますが、この方法なら、ストレスで諦めてしまうリスクを回避できます。
ランニングマシンの運動は、自分に合ったペースで取り組むことも大切なので、くれぐれも無理はしないようにしましょう。
テレビの見すぎに注意
ランニングマシンのよいところは、室内であるために、テレビを見ながら運動ができる点です。
ジムのランニングマシンは、正面にモニタがあり、簡単にテレビを視聴できるタイプのものも多いですが、それを使うときは、少し注意したいことがあります。
画面を見下ろすような位置になっていると、テレビを見るために姿勢が悪くなる可能性があるのです。
首が自然と前に倒れ、やや前傾姿勢の状態になってしまうと、腕が振りづらくなったり、呼吸のための胸郭の動きを妨げたりと、デメリットが発生するようになります。
そうなると、あまりよい効果を得ることはできません。
ランニングマシンで走るなら、なるべく正しいフォームを意識すべきです。
したがって、テレビを見るときは、映像に集中しすぎないように注意してください。
正しいフォームとは
ランニングマシンで走るときは、テレビを見すぎないようにして、なおかつ腰が高くなるように心がけてください。
それが、走るときの理想的なフォームになります。
テレビを見るために下を見ていると、前傾ぎみになるため、腰も曲がりやすくなります。
そうではなく、しっかりと腰を高く維持し、目線も下がりすぎないようにしましょう。
テレビを見ても構いませんが、ほどほどにしておくのがベストです。
腕を振る
ランニングマシンで走るときは、つい手すりにつかまってしまうこともありますが、それは間違った使い方になります。
手すりは、あくまでも安全でスムーズな乗り降りをするためのものであり、走りながら握るためのものではありません。
先述したように、走るときはフォームが大切であり、手すりをつかんだ前かがみの姿勢では、効果的な運動にはならないのです。
それどころか、肩の代わりに腰が過剰に動いてしまうことで、腰痛や膝痛の原因になる恐れがあります。
走るときは、手すりを掴むのではなく、きちんと腕を振るようにしましょう。
むやみに振りすぎない
走るときは腕を振るのが基本ではありますが、ただやみくもに振ればよいというものでもありません。
無駄に大きく降りすぎた場合は、かえってバランスを崩してしまい、走りづらくなることもあるのです。
振るのであれば、大きく前に振るのではなく、あくまでも自然な感じで、肘を後ろに引くようにしてください。
そのとき、肘の角度がだいたい90度になっていれば、よりベストです。
正しい振り方ができれば、バランスが悪くなることはないので、注意して走るようにしましょう。
まとめ
ランニングマシンで走るときは、あまり適当な使い方をしていると、失敗してしまいます。
無駄にストレスをためたり、体を痛めたりしないためには、ここで紹介したようなポイントを、しっかり頭に入れておいてください。
ランニングマシンを正しく使えば、快適に体を動かすことができ、ダイエットやトレーニングも成功しやすくなるのです。