エアロバイクで足痩せするコツは? 大切な4つのポイント
エアロバイクは、外に出なくても手軽に体を動かすことができる便利な運動器具であり、足痩せのためにも重宝されています。
しかし、足でペダルを漕ぐという行為には、無駄に筋肉がついてしまい、逆に太くなってしまいそうなイメージもあるため、少し躊躇してしまうものです。
確かに、エアロバイクは足を主に使うので、方法を間違えると失敗してしまいます。
では、足痩せを成功させるためのポイントについて、詳しく説明していきましょう。
負荷をかけすぎない
エアロバイクは、漕げば漕ぐほど筋肉がついてしまうイメージがあるため、足痩せのためには不向きと考える人もいますが、必ずしも太くなるわけではありません。
確かに、しっかりと筋肉をつけるための運動もできますが、それは方法によります。
筋肉をつけることではなく、足を細くすることを優先した使い方ができれば、エアロバイクを漕いでも、太くなる心配はありません。
要は、使い方次第なのです。
足を細くしたいのなら、その目的に合った使い方をしていきましょう。
そこで注目したいのが、負荷のかけ方になります。
筋肉痛に注意
エアロバイクによる運動では、負荷を大きくすることで、まるで坂道を走行しているような抵抗を感じることができますが、やりすぎはよくありません。
あまり負荷を大きくすると、足が筋肉痛になってしまうことも多いですが、それは危険なサインです。
筋肉は、トレーニングで負ったダメージを回復することで、強く大きくなるものですが、筋肉痛とは、まさにダメージを受けた状態になります。
つまり、筋肉痛が回復する頃には、筋肉がしっかりと発達しているわけです。
また、負荷の大きい漕ぎ方で最も鍛えられるのは、筋肉の中でも速筋と呼ばれる部分になりますが、そこを鍛えれば鍛えるほど、足の太さは増していきます。
そのようなことでは、足を細くするのは難しくなってしまうので、負荷には十分注意しなければなりません。
楽に漕げる負荷で
エアロバイクで足痩せをするのであれば、筋肉痛になるほどの負荷をかけるのはおすすめできません。
足痩せのために漕ぐなら、負荷は一番小さいものでよいのです。
例えば、8段階で調整できるなら、1で構いません。
それくらいであれば、楽に漕ぐことができるので、筋肉痛になったり、速筋を刺激するようなことはなくなります。
坂道を漕ぐよりも、普通に平地を漕ぐ感覚に近づけて、足をスムーズに動かすことを意識してください。
そうした漕ぎ方なら、足が太くなることはありません。
有酸素運動が大切
足痩せをするためには、ただやみくもにハードな漕ぎ方をするのではなく、有酸素運動をすることが大切です。
有酸素運動とは、軽めの運動を約20分以上続けるものであり、脂肪の燃焼を促進する運動になります。
そのため、足痩せだけでなく、普通のダイエットでも重要になるポイントです。
有酸素運動を意識しながら取り組むことで、体の脂肪を確実に減らすことができます。
足痩せの場合も、負荷を小さくして、なるべく長く漕げるようにすれば、有酸素運動による脂肪の燃焼で、足を細くすることができるのです。
回転数を高めに
エアロバイクを漕いで足痩せをするなら、負荷はできるだけ小さくすべきですが、回転数は高くても問題はありません。
むしろ、回転数を上げて、足をたくさん動かした方が、足痩せの効果が高くなります。
足の運動量が増えれば、筋肉への刺激が強くなり、足痩せを妨げてしまいそうに思えますが、それを抑えるために、負荷を小さく設定することが必要になるわけです。
小さい負荷にして、楽に漕げる状態になっていれば、回転数を上げても失敗することはありません。
できるだけ多く足を回転させて、クルクルとスムーズに漕いでいきましょう。
理想的な回転数
足痩せのためには、1分間に漕ぐ回数を90~100にするのがおすすめです。
それくらいのペースでどんどん足を動かすようにすると、高い効果が期待できます。
しかし、90~100という回転数は、初心者からするとかなり速いペースなので、いきなり挑戦しても、あまり長く漕ぐことができません。
それでは、20分以上という有酸素運動の条件をクリアできない可能性があります。
したがって、90~100で難しいと感じる人は、もう少し落として、70~80くらいで始めるようにしましょう。
それで慣れてきたら、回転数を上げていけばよいのです。
足痩せを成功させるなら無理は禁物なので、楽に漕げる設定にすることを心がけてください。
サドルを高くする
エアロバイクで足痩せを目指すのであれば、サドルの位置を調整することも、忘れてはいけないポイントです。
足痩せの効果を高めるためには、サドルを高めにしておくようにしましょう。
サドルが低く、足が曲がる状態で漕いでいると、ふくらはぎや太ももに余計な負荷をかけてしまいます。
その漕ぎ方を続けていると、筋肉がついて足が太くなっていくため、なかなか細くすることができません。
このデメリットを防ぐためには、高めの位置にすることが、有効な方法になるのです。
足が伸びる位置に
足痩せを成功させる漕ぎ方では、足が伸びていることが重要になります。
ペダルが最も低い位置にあるとき、足が曲がるのではなく、しっかり伸びている状態なら、筋肉を無駄に刺激することはありません。
そのため、確実に足を細くするためには、足が伸びるくらい高い位置にサドルを合わせてください。
エアロバイクを漕ぐ前に、この作業を忘れずに行うようにすると、より効果的な運動ができます。
お尻にも効果あり
足が伸びる位置でサドルを固定しておくと、足痩せだけでなく、お尻の脂肪を減らす効果も期待できます。
これは、足がしっかり伸びる漕ぎ方をすることで、お尻の筋肉までも刺激することができるからです。
足が伸びていると、自然と大きな円を描くような漕ぎ方になるので、特別に意識していなくても、必然的にお尻が動くことになります。
その結果、お尻の脂肪の燃焼が促進され、お尻痩せの効果が発揮されるというわけです。
足にもお尻にも効果があるなら一石二鳥なので、サドルの位置は、ぜひチェックしておいてください。
つま先を使う
足痩せのためにエアロバイクを漕ぐときは、「足のどの部分で漕ぐか」という点にも注目してください。
普通に考えれば、土踏まずのあたりをペダルに乗せることになりますが、足の脂肪を燃焼させるためには、それだとあまり効果がありません。
しっかりと効果を得るためには、土踏まずではなく、つま先で漕ぐようにしてください。
つま先といっても、指の先ではなく、親指の付け根あたりをペダルに乗せるのがベストです。
その状態で漕ぐことで、太ももの裏など、普段あまり使わないような部分にも適度な刺激を与えることができるため、より痩せやすくなります。
この方法なら、サドルによる効果と同じく、お尻の方にも刺激が加わるので、足というよりも、下半身全体を引き締めることができるのです。
血行がよくなる
つま先でペダルを漕ぐようにすると、普通に漕ぐよりも、足首がしっかり動くようになります。
これには、血液の循環をよりスムーズにする効果がありますが、その状態になると、エネルギー消費も促進されることになります。
つまり、足の脂肪もどんどん燃焼するというわけです。
このような効果を得るためにも、つま先の位置には注意して漕いでください。
まとめ
エアロバイクは便利なものですが、それを使って足痩せを成功させるのであれば、何となく取り組むのではなく、ここで紹介したようなポイントを押さえておくことが大切です。
足の脂肪の燃焼に最適な漕ぎ方ができれば、やみくもに漕ぐよりも、高い効果を得ることができます。
それなら、失敗も少なくなるので、成功を目指すのであれば、ぜひ試してみてください。