エアロバイクを使うときの水分補給のコツは?失敗しないためのポイント4選
エアロバイクを使うときは、しっかり水分補給をすることが大切です。
長く漕いでいると多量の汗が流れるため、失った分を補っておかないと、体調を崩すことがあります。
ただし、適当に水を飲んでいるだけでは失敗することがあるので、補給の方法には注意すべきです。
ここでは、上手に水分補給をするためのポイントについて、詳しく説明していきます。
喉が渇く前に飲む
エアロバイクを漕ぐときの水分補給では、喉の渇きを感じたときに飲むことがあります。
最初はそのまま漕ぎ、途中で飲みたいときに飲むやり方です。
これは、喉の渇きを感じたときこそが、体を潤すための最適なタイミングのように思えるためです。
喉が渇いたところにたっぷりと水分を注ぎ込む方法は、いかにも効果的な補給になりそうなイメージがあります。
しかし、実際にはよくない飲み方です。
喉が渇いたときは、すでに大量の水分が失われた状態であり、本当に飲むべきタイミングではありません。
渇きがひどいときは、脱水症状が始まっている可能性が高いのです。
水分補給をするなら、足りなくなる前に飲んでおく必要があります。
始める前に
運動をするときの水分補給のコツは、早いタイミングで飲み、水分がたっぷりある状態で動き始めることです。
最も優先すべき点は、脱水症状を防ぐことなので、水分が少ない状態で始めてしまうのはNGです。
もともと少ない水分が汗で大量に流れてしまえば、脱水症状が起きやすくなります。
体調不良を防いで安全に漕ぐためには、始める前にしっかりと水分補給を行い、流出しても体内に多めに残る状態をつくっておきましょう。
そこからさらに飲み足していけば、脱水になるほど減少するようなことはありません。
漕いだ後も忘れずに
脱水症状を確実に防ぐためには、漕ぐ前と漕いでいる途中だけでなく、終わったあとも必ず飲むようにしてください。
たくさん飲んで補給していると、十分に体が潤ったような気になってしまいますが、油断は禁物です。
終わったあとも、かなり水分が流れ出ている状態なので、しっかり飲んでおくようにしましょう。
最後の水分補給を忘れずに行い、運動で失った分を少しでも多くカバーすることが大切です。
塩分も摂取する
人間の体から流れ出る汗は、ただの水ではありません。
舐めるとしょっぱいことからもわかるように、塩分を含んでいます。
つまり、大量の発汗があったときは、水分と一緒に塩分も失われているということです。
水分補給をするときは、そこもしっかり補うようにしましょう。
塩分が極端に減少すると、脱水症状が起きやすくなったり、筋肉が痙攣したりすることがあります。
そのような失敗を防ぐためには、塩分もきちんと補給しておいてください。
水だけでは足りない
塩分も補給するとなれば、ただの水を飲む方法は避けるべきです。
水分だけを大量に注ぎ込んでも、塩分は減り続けているため、問題の解決にはなりません。
それどころか、水分の補給も正常にできなくなる可能性があります。
体内の塩分が減ると、濃度を維持するために、水分の排出が活発になってしまうのです。
その先に待っているのは、脱水による体調不良です。
これを防ぐためには、ただの水ではなく、必要な成分をまとめて補給できる飲み物を用意しましょう。
スポーツドリンク
スポーツドリンクは、水分だけでなく、塩分や糖分なども含まれているため、運動にはぴったりな飲み物になります。
水分だけの補給で失敗しないためには、ぜひ購入しておいてください。
ただし、糖分には要注意です。
スポーツドリンクは甘い飲み物であり、糖分もかなり含まれています。
この糖分を苦手とする人もいるくらいなので、何も考えずにガブガブ飲むのはよくありません。
適度な糖分なら水分の吸収を助ける効果が期待できますが、多すぎるのは体に毒です。
健康のためにも、必要以上に摂取するのはやめましょう。
運動量に合わせる
それなりの負荷をかけて長めにエアロバイクを漕ぐなら、スポーツドリンクは最適な飲み物になります。
しかし、まだ慣れていない人が軽く漕ぐだけなら、飲み方を工夫しなければなりません。
軽い運動だけで済ませるときに大量に飲んだりすると、糖分過多で血糖値が上昇してしまいます。
あまり上がりすぎると、急性の糖尿病になることもあるので、むやみに量を増やすのは危険です。
それほど本格的に漕がないようなときは、薄めてから飲むようにしましょう。
薄めた状態なら糖分も少なくなるので、糖尿になるほどの過剰摂取は防ぐことができます。
甘さが苦手な人も、少し薄めれば飲みやすくなります。
カフェインは避ける
運動時の水分補給では、ただの水以外にも、避けておきたい飲み物があります。
それが、カフェインを含むものです。
カフェインは、眠気を軽減する効果があるため、勉強や仕事などでは、とても助かる成分です。
しかし、カフェインにはデメリットもあります。
利尿作用があるため、多量に摂取したあとは、トイレが近くなってしまうのです。
いちいち中断してトイレに駆け込みたくなるようでは、集中して漕ぐことができません。
エアロバイクを漕ぐなら、そうしたデメリットのない飲み物をチョイスしましょう。
飲んでも補給できない
カフェインを多量に摂取したときのデメリットは、ただトイレが近くなるだけではありません。
トイレの回数が増えるということは、排出される水分の量も増加するということです。
つまり、せっかく補給した水分が、どんどん失われることになってしまうのです。
そんなことでは、うまく体を潤すことができません。
一時的には潤っても、通常より早いペースで失われていくため、とても効率の悪い補給になってしまうのです。
しっかり水分補給をするためにも、カフェインの過剰摂取には十分注意してください。
コーヒーと緑茶はNG
カフェインを含む飲み物として代表的なものといえば、やはりコーヒーです。
朝に飲めば目を覚ましてくれますが、運動との相性はよくないので、水分補給には利用しないでください。
暑い季節はアイスコーヒーが魅力的に思えるものですが、飲むなら運動以外の時間がおすすめです。
また、お茶にも注意が必要です。
緑茶はカフェインを含んでいるので、コーヒーと同じく避けるべき飲み物になります。
カフェインを含まないお茶もありますが、塩分の摂取には不向きなので、運動で飲むならスポーツドリンクにしておきましょう。
冷やしすぎない
水分補給をするときは、温度にも気を配る必要があります。
夏にエアロバイクを漕ぐときは、冷たい飲み物が欲しくなるところですが、冷やしすぎはよくありません。
ギンギンに冷えたスポーツドリンクを多量に摂取したりすると、体に負担をかけることになります。
飲んだときは気持ちよくても、あとからひどい下痢になり、辛い思いをする可能性が高いのです。
内蔵を無駄に冷やさないためには、必ず適度な温度にしておきましょう。
常温か、普通に冷蔵庫で冷やしたくらいの温度であれば、お腹へのダメージを抑えることができます。
蒸し暑いとつい油断してしまうこともありますが、凍りそうなくらい冷たいものは体に悪いので、くれぐれもやりすぎないようにしてください。
まとめ
エアロバイクを漕ぐときの水分補給は、ただ水をがぶ飲みすればよいわけではありません。
飲むタイミングを間違えたり、水分補給に向かない飲み物を選んだりすると、失敗してしまいます。
きちんと補給して安全な運動をするためには、ここで紹介したポイントをしっかり押さえておきましょう。
上手な水分補給ができれば、体調不良になることはありません。