エアロバイクで膝痛が、何が一体問題なの?でも膝痛の人の運動にエアロバイクがおすすめとも聞くけど?
エアロバイクは屋内運動のしかも無理のない有酸素運動が出来る器具として、多くの人に愛用されています。
これのおかげでリハビリが出来たという人もいますし、足腰が強化できたという人もいます。
また天候の問題で外での運動ができない場合、このエアロバイクで筋トレが出来たという人もいます。
しかし時には、こういった運動器具を使用して痛みを作ってしまうこともあるのです。
膝痛や腰痛ですね。
この相反する結果、どこから生まれてくるのでしょう。
目次
エアロバイクは身体にいい運動器具のはず
エアロバイクと言うと、自転車運動を屋内で出来る運動器具、と言う認識が最も多いですね。
実際のところ、全くそのとおりです。
天候が悪くても気温が高すぎたり低すぎたりしても、屋内運動ですから問題なく出来ます。
ランニングほどには脚の力を強く必要としないので、運動初心者にも優しく運動ができます。
ベテランの場合も、負荷の調整でかなりの運動量を見込めるので、非常に便利です。
有酸素運動も可能なら、ダッシュ系の無酸素運動も出来るという万能型です。
しかも屋内なので、交通事故の心配もありません。
初心者からベテランまで、色々な使い方を安全にできるのが、エアロバイクなのです。
しかし時に、エアロバイクで運動していたら膝や腰が痛くなったという声も、聞かれます。
逆にまた膝が痛むので普通の運動は出来なかったけど、エアロバイクで筋力落とさずに済んだという声も聞こえてきます。
ちょっと謎を感じませんか。
あらゆるものには両面があること忘れずに
エアロバイクだけでなく、運動関係全般にこの両面が見られます。
身体にいいはずの運動で関節部を壊してしまったとか、筋肉を悪くしてしまったということもあります。
しかし基本的には、運動は筋肉を鍛えてくれますし、それによって健康も改善されるはずです。
この相反する結果は、一体どういうことなのでしょう。
実際エアロバイクの場合、膝痛を覚える人が結構いるのです。
漕いでいる最中に膝が痛んだり、エアロバイクを降りようとして膝の痛みを感じたりすると言う人もいます。
エアロバイクを始めてから筋肉もついているはずなのに、何故なのだろうと不思議に思う人、多いです。
実際、代謝も上がって余計な体重も落ちているのに、膝だけ痛むというのは疑問ですよね。
このあたり考えてみましょう。
エアロバイクの運動で膝が痛む原因は
これはいくつも考えられます。
自分のケースがどれかに当たっていないか、考えてみてください。
ペダルの位置が悪くないか
ペダルと言うよりも、サドルの高さです。
ペダルを押し切った時に、膝が伸び切ってしまうところまでの高さになっていると、膝に余分な負荷がかかります。
膝関節で押してしまう感じですね。
ペダルが一番下になった時に、膝は少し緩んでいる状態にするのがおすすめです。
また立ち漕ぎは、やらないようにしてください。
一見楽に見える漕ぎ方ですが、これ膝に大きく負担がかかります。
自転車によくこれをやる人の場合、この癖をエアロバイクで出さないように気をつけてくださいね。
長時間使用しすぎている
もし自分の脚で走るなら、脚の疲れはしっかり感じますから、そこで休むことになります。
しかしエアロバイクの場合、座って漕いでいるのであまり身体自体に大きな疲れは感じません。
なのでつい長時間、となってしまうことがあります。
特に初心者がやりやすいので、これは注意です。
何の運動でもそうですが、あまりに長時間やっていると関節部への負荷は増大します。
エアロバイクの場合、膝の部分はかなり大きく使用しますので、時間が長くなれば負荷も大きくなってしまいます。
結果、その後に膝痛ということにもなるのです。
最初は30分位から始めてください。
事前のストレッチを忘れていた
特に自宅の場合、ついストレッチを省略してしまう、ということありませんか。
このストレッチ、勿論筋肉を温める意味が大きいのですが、他にも大きな役割があります。
つまり、これから運動をするんだ、と自分に言い聞かせるという意味です。
身体の緊張感を、呼び起こすのですね。
自宅での場合、そこまでは完全にリラックス状態ですから、この呼びかけは大事です。
そして勿論、膝周りを軽く伸ばしておくことで、膝痛の予防にもなります。
このストレッチの時にすでに膝に違和感があったら、エアロバイクの負荷を少なくするとか、サポーターを使用するとかの手立てをしてください。
あまり違和感が大きかったら、その日は中止という勇気も必要です。
ストレッチは身体の状態を知るのにも役立つので、本格的な運動前に身体に現在の調子を聞いておいてください。
すでに膝に問題のある人はエアロバイクを使えないのか
では逆に、すでに膝に問題があって膝痛も感じるという人の場合です。
膝が痛い人は、エアロバイクは厳禁なのでしょうか。
医師への相談から始めたい
昔の怪我や運動のし過ぎで、すでに膝痛持ちの人の場合、エアロバイクを使用する前に医師に相談しておくのがおすすめです。
すでに関節部に異常があるなら、それを悪化させないことが第一になる人もいます。
しかし膝周りの筋肉を鍛えることで、膝痛が軽減される場合もあります。
自分のケースがどちらに当たるのか、これをまず整形の医師に相談しておきたいものですね。
膝が痛い人でも無理なく使えるエアロバイク
医師からの許可が出たら、エアロバイクや他の運動をして筋力を上げておきたいですね。
特に膝周りの筋肉をつければ、膝痛が楽になると言われた場合、エアロバイクは役に立ってくれます。
ランニングだとどうしても、膝の痛みでまず走れないということもあります。
しかしエアロバイクなら、極端な話寝たままでの使用も可能です。
寝た状態のままで、電動で脚を自動的に動かして、インナーマッスルまで鍛えることが出来ますから、リハビリの面でもお役立ちです。
細く設定ができるので状況に応じて
寝たままで筋力を呼び起こして、その後座って使用の場合、ペダルの負荷は一番軽めからです。
そうすれば膝に大きな負担をかけずに、周囲の筋肉から鍛えることが出来ます。
このペダルの負荷、細かい設定ができるマシンを選ぶことがおすすめです。
でも決して、急がず慌てず医師や療法士との相談も忘れずに、段々と運動量増やしていきたいものですね。
全身の筋肉がしっかりとして、体幹も鍛えることができれば、膝の痛みも軽減できることになります。
膝が痛くなった人も痛いので使用する人も
相反するこの2種類の問題ですが、結局良く使うかそうでないかという点は同じことです。
どんな道具でもうまく使えば、その人にとって大きく役立ってくれます。
しかし下手な使い方をすれば、結果は惨憺たるものになります。
エアロバイクは健康や筋トレに最適なマシンですが、うまく使用できなければ、膝痛だけでなく他の異常も出てしまったりします。
自分に合った方法と強さと条件とを整えて運動すれば、痛かったあちこちも治ってくれることもあります。
どうしても取れなかった膝の痛みのために、歩行まで困難になっていた場合も、エアロバイクで周囲の筋肉を作ることで、歩行可能になることもあります。
使い方如何で、可否が決まってしまうのですから、ちょっと怖いと思うかもしれません。
でもきちんと使用すれば、筋トレやダイエット、リハビリまで大きく役立ってくれるのがエアロバイクです。
自分に合った使い方、うまくしていくようにしましょう。
まとめ
膝が痛くなったのは、きっとエアロバイクのせいだ、と決めつけるのは簡単です。
でもそれが実は、自分の使い方に問題があったからかもしれません。
実際、エアロバイクでの運動で膝の痛みが軽減できて、歩行が可能になった人もいるのです。
道具はうまく使ってこそ、その効果を発揮します。
膝が痛むのでエアロバイクはどうなのかな、と思ったら使い方チェックしてみてください。
参考URL・参考文献・根拠など
https://exercise-bike-diet.net/%E3%83%92%E3%82%B6%E3%81%8C%E7%97%9B%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8B%E5%89%8D%E3%81%AB%EF%BC%81%E4%BA%88%E9%98%B2%E6%B3%95%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B%EF%BC%81/