エアロバイクでのダイエットに効果的なのは、有酸素運動それとも無酸素運動?
自宅にエアロバイクを購入して、これで家でもトレーニングが行えると張り切る人は多いはずです。
しかし自宅での運動はジムと違って、アドバイスをくれる人はいません。
自分の目標とそこに至る方法は、最終的には自分で決めなくてはなりません。
ジムでならトレーナーが、目的に沿ったアドバイスをくれますが、家ではそうは行かないのです。
ダイエットが目的の人の場合、どういったメニューにすれば効果的なのでしょうか。
エアロバイクはランニングマシンより楽に見える
エアロバイクの場合、ありがたいことにランニングマシンよりも楽に、有酸素運動も無酸素運動も出来るのが魅力です。
なんと言ってもランニングマシンの場合、自分の脚で走りますからその分疲労も大きいわけです。
しかしエアロバイクの場合は、サドルに座っての運動ですからその分、ちょっとは楽に運動ができるというものです。
なのでエアロバイクなら何とか続けられるという人も、いないではありません。
歩いて駅に行くのと自転車では、後者のほうが楽な感じですよね。
それと同じイメージで、ランニングマシンよりもエアロバイクを選ぶという人は、結構多いのです。
人間、所詮は怠け者ですので、気にせずに楽な方を選んで下さい。
有酸素運動と無酸素運動って
どちらも気軽にできるのが、エアロバイクの特徴です。
しかし有酸素運動って、無酸素運動って違いは何、という人のために少しだけ違いを述べておきますね。
有酸素運動って何その目的は
読んで字の通り、しっかりと深い呼吸が出来る形での運動です。
もっと砕けて言うと、お喋りができる程度の運動と言って差し支えないでしょう。
所謂軽めの運動ですので、運動はあまりしたことがないという人にも、とっつきやすいですね。
走るという例で言えば、軽いマラソンからジョギング程度ということになります。
勿論個人差や経験の差もありますので、最初のうちはウォーキングでも呼吸が苦しくなる人もいないではありません。
しかしその程度の軽い運動だと思って下さい。
しかしこの有酸素運動、持続して行うことによって、脂肪を溶かして筋肉に変えていくという効果が生まれます。
軽い運動を30分以上、毎日行うことによって、かなりのダイエットが可能ということです。
ダイエット目的で運動をする人には、この有酸素運動が適しています。
無酸素運動とは目的は何
無酸素運動と言っても、勿論完全に息を止めての運動というわけではありません。
ただ有酸素運動に比べると、呼吸が浅く激しくなるのが特徴です。
ゆっくりしたマラソンが有酸素運動なら、100メートルダッシュが無酸素運動と言うことですね。
短時間で激しい運動を行うので、普段運動していない人がやる場合、問題が起きることもあるので注意が必要です。
筋肉をつけたい、鍛えたい場合はこの無酸素運動が役立ってくれます。
ただむやみにこの手の運動を、身体を鍛えていない人がやった場合、脂肪の上に筋肉がついて逆に太った印象を与えることがあります。
ダイエット目的での運動をしたい場合、これには本当に注意が必要ですね。
エアロバイクを使用してダイエットを効果的に
エアロバイクの場合、有酸素運動も無酸素運動もどちらも可能です。
勿論機種によってかけられる負荷の問題もありますが、それ以外なら本人の自覚とやり方次第ということになりますね。
まずは何より有酸素運動を
ダイエットの場合、まずは脂肪を減らしたいというのが共通の希望ですね。
なので最初は、有酸素運動で脂肪を燃焼させていくのがおすすめです。
最初のうちは普通に漕ぐだけでも息が上がるかもしれません。
呼吸が浅くなりすぎたらペダルを漕ぐ速さを緩めて下さい。
また場合によっては、負荷を減らすのも悪くありません。
最初から飛ばしすぎると、無酸素運動まっしぐらです。
結果、妙な筋肉がついてしまう可能性もあるのです。
まずは、誰かと電話でお喋りができる程度の運動から、始めて見て下さい。
ながら運動のできるエアロバイクですので、それこそ電話をしながらトレーニングというのも、乙なものです。
段々と身体が慣れてくるので
身体というのはありがたいことに、少し頑張って運動を続けていれば強くなっていくものです。
最初のうちは、ゆっくりしか漕いでいないのに、10分も経つと息が上がってくるかもしれません。
しかし続けて毎日漕いでいれば、段々と息が上がるタイミングも変わってきます。
また最初はきつかった負荷も、気にならなくなったりもしてきます。
自分の呼吸を把握しつつ、少しずつスピードや負荷を変化させていきましょう。
最低でも30分は続けて漕ぎたい
有酸素運動でのエアロバイクの場合、運動自体は軽いものです。
しかし全ての有酸素運動にも言えることですが、その軽い運動を短時間ではなく少し長い時間続けることが、脂肪燃焼につながってきます。
最低でも1回30分は、息が上がる寸前の漕ぎ方で頑張りたいものですね。
ダッシュ1分よりも、おしゃべりできる程度の運動での30分のほうが、身体には大きく影響してくれるのです。
心拍数も余裕があったらチェック
心拍数が表示されるエアロバイクがあったら、これも指針にして下さい。
大体の目安ですが、有酸素運動の場合の心拍数は120から140くらいと言われています。
個人差や数字のブレも勿論ありますので、あくまでも目安です。
この辺りの心拍数を保っていて、しかもあまり無理なく呼吸が出来て、それでも汗をかいているとなったら、まず成功と見ていいですね。
忙しい人の場合も週3日は頑張って
忙しくて中々毎日は無理という人の場合、できれば週に3回はこの有酸素運動をエアロバイクで続けてみて下さい。
週に1回では逆に、身体に負担がかかってしまうこともあります。
せっかくの運動を、1週間に1回だと前にせっかく作った呼吸などを、身体が忘れてしまうのです。
できるだけ1週間位3回、30分程度エアロバイクを漕ぐのがおすすめです。
脂肪の燃焼が上手く行ったら今度は
さて脂肪が燃焼していって、身体も軽くなり、身体のラインも整ってきたらこれはキープしていきたいものです。
現在の状態をキープしたいなら、同じ有酸素運動を続けていくのがベストです。
自宅で30分、エアロバイクを漕ぐだけで体重を気にせずにいられるのは、これは嬉しいことですね。
しかしここで、どうせなら筋トレもして筋肉をつけて、代謝も上げてしまい太りにくい身体にしてしまおうと思う人もいるはずですね。
そんな人の場合、エアロバイクを使用しての無酸素運動に進んで下さい。
これまでよりも負荷をかけて、心拍数も上げていきます。
呼吸もこれまでよりきつい感じになっていくのを、確認して下さい。
ただ無酸素運動というのは、長時間は続けられません。
なのでエアロバイクの場合、まずストレッチをしてエアロバイクを始動、その後20分ほど有酸素運動で身体を温めます。
その後、特に脚全体が温まってきたら、ダッシュをかけます。
ダッシュ自体は、息が上がって心拍数も有酸素運動値を超えたら、また徐々にスピードを落として、有酸素運動に切り替えます。
緩急をつけて、有酸素運動と無酸素運動を繰り返すわけです。
この時に無酸素運動をあまりに熱心にやると、エアロバイクの場合特に太ももに筋肉が付きやすいので、そこは充分に注意してくださいね。
まとめ
エアロバイクでのダイエットは、ランニングのように脚で頑張る必要もないので、割と気楽に始められます。
しかも自宅でやるなら、天候にもかかわらずに出来るという利点があります。
ただ問題は、ジムのトレーナーのようにこちらを見張ってくれる人がいないということです。
なのでこれと決めたらしっかりと、1日30分漕いでいってください。
運動はすればそれだけキチンと答えてくれます。
健康なダイエットを、エアロバイクで始めてみませんか。