エアロバイクを上手く利用して歩くための筋肉を取り戻そう
エアロバイクは屋内運動器具として、かなり利用しやすい部類に入ります。
ランニングマシンと言うと。
走るのはちょっと大変という人でも、サドルに腰掛けて運動ができるエアロバイクならとっつきやすいはずです。
このエアロバイク、様々な用途での利用、ダイエットにも筋トレにも使えますが、歩くための筋肉を作るための利用もできるのです。
目次
歩くためにはどんな筋肉が必要?
日常どうということのない行動である、歩くということを普段はあまり意識する人もいないでしょう。
実際、赤ちゃん時代に這い這いを通り過ぎて伝い歩きを始めてから、健常者ならそのまま当たり前のこととして歩いているものです。
がしかしこの歩くという運動、実は全身の筋肉を使用しているのです。
歩くのだから下半身だけでいいんじゃない、と思った人もいますね。
しかしちょっと考えてみてください。
歩く時には脚を交互に出します。
そのままでは一歩出すたびに、身体が横向きになってしまいます。
そうならないために上半身は、体内でクロス運動をしているのです。
また腕も同じことです。
腕を振ることで、身体のバランスをとっているのです。
腕を怪我して三角巾などで固定した時、歩くのが辛くなった経験を持っている人もいるでしょう。
上半身も、きちんと歩くためにこんなに貢献してくれているのです。
歩く時の下半身はやはり脚の筋肉が必要?
勿論脚の筋肉は大事です。
これが落ちてしまったら、歩くこともおぼつかなくなります。
しかし加えて大事なのが、インナーマッスルです。
下半身と上半身をつなぐ、大腰筋や腸腰筋がしっかりしていないと、肝心の脚が持ち上がらなくなってしまうのです。
高齢者で、脚を引きずって歩いている人を見かけませんか。
脚の筋肉もですがインナーマッスルの衰えも手伝って、ああいった歩き方になるのです。
どういった人にインナーマッスルを鍛える必要が?
勿論と言ってはなんですが、高齢になれば筋肉は衰えてしまいます。
頑張って筋トレしていても、やはり弱っていくものです。
また若い人でも姿勢が悪いと、インナーマッスルが衰えてしまうことがあります。
靴底の減り方が近頃ひどい、などと思ったらインナーマッスルの衰えを疑ってください。
そして怪我や病気で動けない時間が出来てしまった人です。
動かない場合あっという間に筋肉は落ちてしまうものです。
しかも近ごろの病院は完全バリアフリーですので、脚を持ち上げるという運動自体、自然には出来ないということになります。
エアロバイクがこうしたインナーマッスルに効くということ
では何故こういった、歩くために必要な筋肉をエアロバイクで作るのがおすすめなのかを説明していきますね。
自然にインナーマッスルに響くのがペダル運動
脚を上げるという行動に、インナーマッスルは欠かせません。
逆を言うと、脚を上げ下げすることでインナーマッスルを刺激することも出来るということです。
エアロバイクのペダル運動だと、嫌でも脚を上げ下げすることになります。
それだけでインナーマッスルが刺激できるのですから、これを利用しない手はありませんね。
寝ながらでも運動出来るということ
どうせ歩くためのリハビリをするなら、ウォーキングマシンでもいいのではないか、という声もあります。
実際、ウォーキングマシンでしっかりと歩くのは、大変にリハビリとして効果的です。
しかし使用者の状態によっては、寝ながらでも脚を動かすことの出来るエアロバイクというのは、より以上にリハビリに向いています。
かなり足腰が弱って歩くことがおぼつかなくなっている人へのリハビリとして、使い勝手が良いということですね。
電動式のものなら弱った脚を使わずに、インナーマッスルだけ刺激することも可能なのです。
脚の運動もインナーマッスルも
エアロバイクの場合、使用者の状態によって無理させずに運動ができるのが強みです。
脚に怪我をしていれば勿論ペダリングも辛いことになります。
ウォーキングマシンなどは、論外です。
しかし電動式のエアロバイクを使用すれば、脚を安静にしたままでインナーマッスルの衰えを防ぐことが出来るのです。
逆にまた、腰などに問題がある場合は、脚の筋肉だけでもキープするためにエアロバイクの使用がおすすめです。
座って運動ができるのは、やはり大きな強みですね。
こんな人にこんなエアロバイクがおすすめ
ではどんなタイプにどんなエアロバイクがおすすめなのか見ていきますね。
個人差もありますので、ある程度の参考としてお読みください。
高齢者で脚もインナーマッスルも弱っている場合
寝たきりにはなりたくないけれど、下手に歩いて逆に怪我をしてしまうのも心配、という方は結構いるはずです。
でも運動を全然しなかったら、それこそ寝たきりになってしまうとやきもきしている人に、エアロバイクは効果を発揮します。
その人の状態にもよりますが、こういった人の場合は電動式のエアロバイクがおすすめです。
寝ている状態でも脚の上下は出来ますので、インナーマッスルも脚の筋肉も刺激されます。
身体が良くなってきたら、今度は座って漕ぐことも出来ますし、その後自分の足の力で漕ぐと、リハビリに最高です。
怪我や病後のリハビリでの使用
怪我の部位や、どの程度の安静状態からの復帰ということもありますし、年代によってということもありますので、一概にこれと断言は出来ません。
しかし病気や怪我が完治してからのリハビリということになった場合、負荷を細かく調整できるタイプがおすすめです。
筋肉の状態によって負荷を変えていけば、段々と力も取り戻せるはずです。
こちらもあまりに長時間の安静後のリハビリなら、電動タイプのものをおすすめしたいです。
ただ当然といってはなんですが、電動タイプのものはお値段も少々高めになりますので、そこはお財布と相談の上決定してください。
何と言っても脚腰が弱っているということは
屋内運動であるエアロバイクをこういった人達におすすめしたいのは、やはり何と言っても安全第一に運動を行ってほしいからです。
筆者にも経験がありますが、手術後の入院を経て退院後外を歩くのが大変に怖かったですね。
自転車は言うに及ばずです。
何が怖いかといいますと、何かあっても対処ができない怖さです。
ちょっとつまずいたり、誰かとぶつかったりした後、普段ならどうということもなく体勢を整え治せるのに、こういった時にはそれが出来ないと身体が知っているのです。
結果、外に出るのが怖い、でも出ないと家の中だけでは充分に動けない、運動不足、歩くのが駄目になる、となりそうになったもの事実です。
しかし本当に、せっかく退院してきてその後屋外で歩いているだけで二次遭難、は避けたかったですね。
そんな時には本当に、屋内運動器具のありがたさが身にしみます。
特にエアロバイクだと、無理せずに全身の筋肉を使うことが出来るのがありがたいです。
きつい時には負荷もほとんどかけずに、場合によっては電動で動かします。
調子が良いようなら、自分の足で漕ぐことが出来ます。
実際このエアロバイクのおかげで、筆者の退院後の歩くことへの恐怖を克服できたのも事実なのです。
エアロバイクである程度インナーマッスルを整え直せたのは、本当に助かりました。
まとめ
歩くための筋肉は、普段意識もせずに使っているものです。
しかしこれが、一旦何かあった場合なかなか戻すことが出来ないと、困惑する人もいないではありませんね。
そんな時にエアロバイクがあれば、無理のない程度の運動で必要な筋肉をある程度取り戻すことが出来ます。
歩く筋肉をエアロバイクで、というのはちょっと不思議な感じもしますが、効果的であることも事実です。
是非試してみてください。