原因は何? エアロバイクダイエットで効果が出ない2つの理由
エアロバイクは有酸素運動になり、脂肪燃焼には効果的な運動となりますが、やり方によってダイエット効果が出ない場合があります。
そのため、エアロバイクをしているのに、一向に痩せる気配がないという方もいます。
それでは、その原因は何なのでしょうか?
ここでは、その原因や理由などを中心に説明していきます。
エアロバイクでダイエット効果を感じない方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
エアロバイクでダイエット効果が出ない一つ目の理由
ダイエットのためにエアロバイクをしていて、体重が減ったという方がいれば、体重の変化がないという方もいます。
そのように、同じ運動をしていても、ダイエット効果が出ない方もいます。
しかし、エアロバイクもジョギングや水泳などと同じ有酸素運動になるので、脂肪が燃焼しないということはありません。
体重が変化しない理由は必ずあります。
その考えられる理由の一つは、短い期間で結果を求めることになります。
結果を出すには長期間行うこと
運動をしても、1、2週間で痩せることは難しいことです。
なぜなら、1回の運動で燃焼される脂肪はわずかしかないためです。
そのため、1回の運動でたくさん体重が落ちても、そのほとんどは汗になり、水分補給をすれば体重はすぐに戻ってしまいます。
そのように、1回の運動で脂肪はわずかしか燃焼されないので、1ヶ月行っても結果を出すのは困難なことだといえます。
したがって、ダイエット効果を出すには、長期間コツコツと行うことが大切になります。
エアロバイクなどでダイエットを始めようとしている方は、長い期間やるつもりで始めると良いでしょう。
ダイエット効果を効果的に出すには、運動を習慣化することが一番になります。
習慣化すれば、自然に毎日運動をすることになるので、自然と体重が落ちていきます。
しかし、休んで身体を回復させることも必要なため、1週間に1~3回は休むようにしましょう。
エアロバイクなどの運動による消費カロリー
ダイエットを行う上で知っておきたいことは、消費カロリーになります。
体重50kgの方が5kmジョギングした時に消費されるカロリーは、約250kcalになります。
そして、エアロバイクを30分行った時の消費カロリーは、150~300kcalくらいだといわれています。
このことは、エアロバイクを行う負荷の強さなどによって変化します。
健康的に生活するのに必要な1日の運動量は、ジョギングだと5、6km程度、エアロバイクだと30分程度といわれています。
しかし、このことは健康的に生活を送るために必要な運動量であって、ダイエットに必要な運動量ではありません。
そのため、本格的にダイエットをするには、もっとカロリー消費量を増やす必要があります。
脂肪を1kg落とすのに必要な消費カロリー
脂肪1gは9kalで表すことができます。
脂肪の2割は水分となり、残りの8割は脂肪になります。
つまり、脂肪1g燃焼するには7kcal消費する必要があります。
そのため、1日2日で痩せることはできません。
かなり強い意志を持ってダイエットを続けないと、痩せることは難しいでしょう。
そして、1kg脂肪を減らすのに必要な消費カロリーは7000kcalになります。
7000kcal消費するには、1日400kca消費するとしても、17日くらいかかります。
このことから、ダイエットすることはとても大変だということになります。
また、摂取カロリーが多い場合は、減らす努力も必要になります。
1日の摂取カロリーが1日で消費されるカロリーを上回っていては、痩せることはできません。
そのため、摂取カロリーと消費カロリーを考えて生活をすることが大切になります。
停滞期は不安に感じず今まで通り行う
ダイエットには停滞期というのがあります。
始めは順調に痩せていっても、必ず停滞期はやってきます。
停滞期とは、身体を守ろうとする働きによって起こることになります。
順調に体重が減っていると、身体はそのことを危険と感じ、食事で摂るエネルギーの吸収率を高めようとします。
そして、カロリーの消費量を抑えようとします。
つまり、あまり食べられなくなった時でも、生きていくための機能のようなもので、このことを「ホメオスタシス機能」といいます。
停滞期がきた時に、ダイエットを止めてしまったり、不安からさらに無理をしてしまったりする方がいますが、今まで通りのダイエットを続けていくことが大切になります。
そのため、停滞期がきても今まで通り、じっくりダイエットを行っていきましょう。
そうすると、自然に停滞期を抜けることができます。
また、停滞期に、食生活や運動の内容などを見直すと良いでしょう。
停滞期には筋肉量が増えることも関わっている
人間にはホメオスタシス機能が備わっているので、ダイエット中に必ず停滞期がやってきますが、筋肉量が増えることも関係しています。
順調に減っていた体重が全く減らなくなるのは、ホメオスタシス機能が関係していますが、運動によって脂肪が減っても筋肉量は増えるので、体重の減少が停滞してしまいます。
エアロバイクダイエットをしていると、主に脚の筋肉を使用することから、太腿の筋肉が増えていきます。
そして、エアロバイクによって脂肪を燃焼しても、身体はエアロバイク運動に慣れようとするため筋肉を強くします。
そのため、脂肪が減っても筋肉量は増えてしまい、体重に変化が起きなくなります。
これらのことも停滞期の原因になっており、運動不足だった方は特に起きやすいことになります。
しかし、筋肉量が増えるということは基礎代謝が上がるということになるので、脂肪が燃焼されやすい体質になります。
そのため、停滞期がきても根気強くエアロバイクダイエットを行うことによって、痩せることが期待できます。
ですが、エアロバイクの負荷を強くすると筋肉が太くなってしまうので、太くなりたくない方はペダルの重さを軽くして行いましょう。
エアロバイクでダイエット効果が出ない二つ目の理由
エアロバイクでのダイエットは、毎日ペダルを漕いで運動するだけでなく、食事の内容にも気を付ける必要があります。
1日の摂取カロリーが1日の消費カロリーを上回っていたのでは、痩せることはできません。
健康的に運動で痩せるには、毎日ちゃんと食事をすることが必要になります。
そのため、毎日カロリーを摂取するわけですが、このカロリーを消費しないと脂肪がついてしまいます。
そして、運動や仕事や家事などで消費したカロリー以上に、食事でカロリーを摂取してしまうと、ダイエット効果を感じることはできないので注意しましょう。
基礎代謝や運動、その他の活動によって消費されるカロリーを考え、食事をすると良いでしょう。
しかし、カロリーを気にし過ぎて食事を制限しすぎることは身体に毒なため、食事を抜いたりするのはおすすめできません。
また、カロリーだけでなく、栄養バランスも考えて食事をしましょう。
基礎代謝のことも考えてダイエットすること
先程、基礎代謝という言葉を使いましたが、基礎代謝とは命を維持するのに必要な最小エネルギーのことをいいます。
そのことをもっと分かりやすく説明すると、動かなくても消費されるカロリーのことになります。
基礎代謝量は、体重×基礎代謝基準値=基礎代謝量で表すことができます。
しかし、基礎代謝量の計算式は様々あり、他の計算方法も存在します。
説明した計算方法で計算すると、体重60kgの20歳の男性の基礎代謝量推定値は1440kcalになります。
そして、体重50kgの20歳女性の推定値は1180kcalになります。
基礎代謝量は、年齢が同じでも体重や筋肉量などで違ってくるので、先程説明した基礎代謝量は平均の値になります。
これらのことにより、1日のカロリー摂取量が2500kcalで基礎代謝量が1440kcalの場合、2500-1440=1060となり、エアロバイクなどで1060kal以上消費すれば痩せることになります。
そのように、摂取カロリーと消費カロリーを計算すると、摂取カロリーが多いのか少ないのか分かるので、ダイエットに役立ちます。
まとめ
エアロバイクダイエットで効果が出ない主な理由は、以上のようになります。
ダイエットは続けることが大切なので、長い目で見て行いましょう。
そして、停滞期がきても不安を感じることはありません。
停滞期は誰でも必ずくるものなので、諦めずにコツコツと努力しましょう。
また、1日の摂取カロリーと消費カロリーを考慮して、エアロバイクでダイエットをすると効率的に痩せることが期待できます。