ギル系ワームをベイトリールで使ってビッグバスをキャッチしよう!
ブラックバスと生息域がほとんど同じであるのがブルーギルです。
最近ではそのブルーギルを模したワームが各メーカーから販売されるようになりました。
このワームをギル系ワームと呼ぶようになり、一つのカテゴリーを形成しつつあります。
今回はこのギル系ワームをベイトリールで使ってビッグバスを釣る方法について解説していきたいと思います。
ギル系ワームの概要
ブラックバスの中でも特に45センチを超えるようなビッグバスはより多くの栄養を必要とします。
そういったビッグバスがよく捕食するのがブルーギルです。
このどこのフィールドにもいるブルーギルを模したのがギル系ワームとなっています。
ギル系ワームはブルーギルをそのまま模したようなフラットで体高のある見た目が特徴です。
このワームはいろんなリグや状況で効果的となってきますので、下記にそれを解説していきたいと思います。
ギル系ワームが効果的なシチュエーション
ここではギル系ワームが効果的なシチュエーションを紹介していきます。
ブルーギルは全国各地に居るベイトフィッシュですので、使える場面が多いと思います。
それでは紹介していきます。
カバー
ギル系ワームが効果的なシチュエーションの代表がカバーです。
カバーにはビッグバスが隠れるとともに、ブルーギルも隠れようとするポイントです。
カバーは極端なプレッシャーを与えなければ近距離でのアプローチが出来ますので、ヒットしたビッグバスをキャッチできる可能性も高いです。
カバーに対しては引っかかりにくいリグで攻めていくのが攻略のコツとなります。
スポーニングシーズン
ブラックバスのスポーニングシーズンである4月から6月にもギル系ワームは効果的です。
この時期のブラックバスはブルーギルに対して本能的に攻撃することが多くなります。
卵を食べようとするブルーギルを追い払うためにブラックバスは口を使って攻撃したりします。
この特徴を活かしてギル系ワームをブラックバスの攻撃対象として見なしてもらうように使っていくのが釣るためのコツとなります。
ブルーギルが浮いた状況
ブルーギルが水面近くに浮いた状況でもギル系ワームは効果的です。
こういった状況ではフィネス的アプローチが出来るリグとタックルを使っていくとよいでしょう。
このタックルとリグを使って、群れの中でも弱ったブルーギルを演出していくのが良いです。
ヒットしてくるブラックバスは大きなことが多いのでファイトは慎重に行うようにしましょう。
ギル系ワームの使い方
ギル系ワームはその場面ごとでのブルーギルの動きを真似できるリグを使っていくのが釣果につながるコツとなります。
ここではそのリグとタックルをそれぞれ紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
テキサスリグ
カバー攻略に欠かせないのがテキサスリグでの使用です。
テキサスリグはカバーに引っ掛かりにくいのが特徴となります。
実際に使うときには、シンカーは軽めのもので十分キャストできます。
ギル系ワームにはその大きさゆえに自重があることも大きなメリットです。
使うタックルに関してはヘビー以上のロングロッドを使ってみてください。
ヒットしたブラックバスをフッキングからキャッチまでスムーズに行っていくためにヘビーなタックルが必要となります。
ベイトリールはハイギアで、ラインはPEを使うのもおすすめです。
ノーシンカーリグ
特にスポーニングシーズンにおすすめの使い方がノーシンカーリグです。
スポーニングシーズンのブラックバスは口にくわえてワームを持っていくことが多く、そのときに最も違和感がないのがノーシンカーリグとなります。
ワームがあまり回転しないように太めのフックを使っていくとよいでしょう。
使うときにはミディアムライトクラスのロッド、ベーシックなベイトリール、フロロカーボンの10ポンド程度の組み合わせがおすすめとなります。
ライブベイトリグ
ブルーギルが水面近くに浮いているときにおすすめのリグがライブベイトリグです。
ライブベイトリグはワームの途中にマスバリを掛けて、横方向にワームが動いていくようにアクションさせるリグとなります。
もしワームが回転するようであれば、ヘッドの部分に軽めのネイルシンカーを埋め込んでみると良いです。
ライブベイトリグはシェイクして使っていくのが基本となります。
水面で波紋を立てたりして弱ったブルーギルをイメージして使ってみるとよいでしょう。
使うときのタックルはノーシンカーリグと同じようなタックルで十分です。
ギル系ワームのアクション
ここではギル系ワームのアクションを紹介しておきます。
リグやポイントに合った使い方をすることでビッグバスがヒットする可能性を高めることが出来ます。
それでは紹介していきます。
フォーリング
どのリグにおいても効果的となるのがフォーリングです。
フォーリングではボトムにあるエサをブルーギルが狙って食べに行く姿を演出することが出来ます。
カバーでもフラットな地形においても効果的です。
リフトアップ
特にテキサスリグでのカバーアプローチで効果的なのがリフトアップです。
一度沈めたリグを持ち上げる方法となります。
これによってカバーに向かって泳いで行くブルーギルを演出することが出来るようになります。
特にカバーとリグがコンタクトした瞬間や、カバーを乗り越えた直後のバイトが多くなります。
しっかりとブラックバスがバイトしたことを感じ取ってからフッキングするようにしてみてください。
シェイク
ライブベイトリグで特に効果的なのがシェイクです。
ギル系ワームにおいては少し強めのシェイクを加えていくイメージで使っていくのが良いでしょう。
強いシェイクによって強めの波動を出して、ブラックバスに気付かせていくのがポイントです。
ブラックバスがギル系ワームを追ってくるのが見えたりした場合は、シェイクの強さを弱めてみたり、シェイクの速さを変えてみたりするのが釣果を伸ばすためのコツとなってくれます。
ギル系ワームにおすすめのベイトリール
最後にギル系ワームにおすすめのベイトリールを紹介したいと思います。
ギル系ワームにはベーシックな性能を持ったベイトリールがおすすめです。
ぜひ参考にしてみてください。
シマノ メタニウムMGL
ベイトリールスプールの黄金比とされるスプール寸法34ミリを持ったベイトリールです。
ギア比のセレクトも3つから行うことができますので、自分の釣りのリズムや力に合ったモデルを選ぶことが出来るでしょう。
ベイトリールで誰もが気になるブレーキの設定についてですが、外部ダイヤルから調整が出来るシステムを採用していますので、初心者の方でも安心して使っていくことが出来ます。
また、このブレーキシステムは以前の遠心力ブレーキよりもさらに微調整をしていくことが出来るものとなっています。
自重もかなり軽いですので長時間の釣りでも疲労感が溜まりにくいと思います。
見た目のシルバー基調のデザインもいろんなロッドで使ってみても違和感がないでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は現在新しいカテゴリーを築きつつあるギル系ワームをベイトリールで使っていく方法について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
ビッグバスのヒット率が高いので、通常のルアーでは小型がヒットしてしまってなかなか大きな個体を狙えないときに投入してみると良い結果をもたらしてくれるかもしれません。
ぜひ今回の記事を参考にしてギル系ワームを使ってみてください。