エギングロッドじゃなきゃダメ? 簡単エギング入門
9月中旬から11月末までがベストシーズンと言われている釣りがアオリイカをターゲットにしたエギングです。
「興味があって挑戦してみたいけどエギングロッドなんてもってない…」と言う方はぜひこの記事を読んでみてください。
難易度が高いと思っていたエギングが意外と簡単だったということに気がついていただけるはずです。
エギングに必要なタックルとテクニック
エギングと言うと「専用のタックルが必要」とか「釣り方にコツがいる」など普通の釣りに比べて何度は高いと思われがちです。
でも実際はエギング専用のロッドである必要は全くありませんし、釣り方も基本さえ押さえておけば難しいことはありません。
まずはエギングで使うタックルですが、シーバスなどをすでにやっている方はそのタックルをそのまま使っていただいてOKです。
釣りが未経験で道具を全く持っていないと方のためにおすすめのタックルをご紹介します。
おすすめロッド
まずロッドですが、もちろん専用のエギングロッドを購入していただいてもいいのですが、これからいろいろな釣りに使えて、おかつコストパフォーマンスの優れたものがいいと思います。
私がおすすめするのはシマノの「ルアーマチック」というロッドです。
その中で「S86ML」や「S90ML」など長さが少し長めのものがいいでしょう数字の部分がロッドの長さ(フィート単位)、MLの部分がロッドの硬さを表しています。
おすすめリール
次にリールですが、同じくシマノの「エアノスXT」などエントリーレベルのもので十分です。
リールは巻くことができるラインの量によって1000番から8000番までたくさんの種類がありますが、2000番から3000番程度が一番扱いやすいと思います。
このリールにPEラインの0.6から1号を巻いて使用することをおすすめします。
このロッドとリールの組み合わせであればエギングだけでなくいろんな釣りを楽しむことができます。
エギの選び方
ロッドとリールが決まったら次に考えなければいけないのがどんなエギを使うかです。
釣り具屋さんにいったことがある方はわかると思いますが、エギには色や重さなどたくさんの種類があります。
エギングをする上では、ロッドやリール以上にどんなエギを選ぶかで釣果が変わってくるといってもいいと思います。
エギの選び方ですが、まず重さは3.5号のものを選びましょう。
次にどんな色のエギを選ぶかですが、これは地域や時期、天候や海水の濁り具合よって釣れるエギが異なるので一概にいうことができません。
一番おすすめなのは釣り具屋さんの店員さんに直接聞いてみることです。
釣り具屋さんで働いている方はご自身でも釣りをしている方がほとんどですのでその経験や他のお客さんからの情報をたくさん持っているのでいい情報をいただけると思います。
またエギングは、エギを海底まで沈ませることが多いのでその分根掛かりも多くなります。
最初のうちはあまり高価なエギは使わない方がいいと思います。
エギングのテクニック
エギングではエギを動かして釣りをします。
エギングのやり方を簡単に説明すると、
1、エギをキャストして海底まで沈ませる。
2、海底まで沈んだら少し待つ。
(この時にイカがエギにアタックしてくることもあります。)
3、ロッドを素早くふってエギを海底からジャンプさせる。
この3つを繰り返します。
3のロッドを素早くふってエギを動かすことを「しゃくり」と言います。
しゃくりにもいろいろな種類がありますが、まずは基本的なしゃくりを覚えることをおすすめします。
しゃくりの基本動作は
1、ロッドを海と平行にして、たるんでいる糸を巻きとりラインを張った状態にする。
2、その状態からロッドを素早く垂直になるようにふる。
(この時にエギがジャンプする)
3、ロッドを海と平行にもどしてエギが海底につくのを待つ。
この基本的な動作を身につけておけば、しゃくりを連続で行ったり、ロッドの振り幅を変えるなどいろいろと状況によって応用することができます。
そして、実際にイカがエギに掛かったらゆっくりとリールを巻いてください。
イカの体はとても千切れやすいので慌ててロッドを大きく動かしたりするとすぐに身切れしてしまいます。
一度エギに掛かったイカはほとんど外れることはありませんので焦らずゆっくりと引き寄せてもバレることはありません。
まとめ
エギングをしてみたいけど、「エギングロッドを持っていないから」と諦めていた方は是非お手持ちのロッドや記事で紹介したタックルを使ってエギングに挑戦してみてください。
エギングは比較的足場の良い場所釣りをすることができるので、釣り初心者の方から上級者のまで幅広い方が楽しむことができる釣りです。
釣り自体が楽しいのはもちろんのこと、自分で釣ったイカはいつも食べているものよりも格段に美味しく感じるはずです。