ベイトリールで最も遠投に向くキャスティングのスリークォーターキャストを覚えよう!

ベイトリール

シマノ リール 16 アンタレス DC HG 右

釣りをしている誰もが遠投したいと思うことは多いでしょう。

遠投できることによってより広く、よりプレッシャーの掛かっていない魚にアピールできますし、なにより遠投することによって気分的にも良くなってくると思います。

そんな遠投に最も向いているのがスリークォーターキャストというキャスト方法です。

今回はこのスリークォーターキャストをベイトリールで行っていく方法について解説していきたいと思います。



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スリークォーターキャストとは?

スリークォーターキャストとは、ロッドを利き手側の斜め上方向で振るキャストの方法です。

ちょうどオーバーヘッドキャストと、サイドハンドキャストの中間付近でロッドを振るイメージと考えて良いでしょう。

最もロッドを強く振ることができ、ベイトタックルだけでなくスピニングリールで遠投するような状況でも使われることが多いです。

特に投げ釣りではこのようなキャスト方法が取られることが多く、遠投に向いていることが分かられると思います。



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スリークォーターキャストのメリット

続いてスリークォーターキャストのメリットですが、これは遠投の一言に尽きます。

このキャスト方法では腕の力だけでなく、体全体の重心移動も行いやすいのが特徴となります。

ロッドを振る動きと体全体の動きが綺麗に連動すると、より遠くへキャストすることが可能となります。

また、ゆっくりとしたモーションでも比較的投げやすいのも特徴です。

スリークォーターキャストが向く状況

ここでは具体的にスリークォーターキャストが向く状況をいくつか紹介しておきたいと思います。

遠くに飛ばせること、またゆっくりとしたモーションで振れることを念頭に置いて使っていくとよいでしょう。

それでは紹介していきます。

バイブレーションやキャロライナリグを使うとき

バイブレーションやキャロライナリグといったように遠投して広範囲を探っていくルアーとスリークォーターキャストは相性がとても良いです。

できるだけ長いロッドを使っていくことで距離を稼ぐことができるでしょう。

使っていく時には遠投に向いたベイトリールを使うようにしてみてください。

ビッグベイトを使うとき

ビッグベイトを使うときにはスリークォーターキャストは必須となります。

ビッグベイトは非常に重たいので、トリッキーなキャスト方法だけでなく、通常のオーバーヘッドキャストのようなキャスト方法でもタイミングを間違うと、最悪の場合、ロッドを破損してしまうことがあります。

ですので、ゆっくりとモーションを取りつつスリークォーターキャストで投げるようにしてみてください。

軽いルアーを投げるとき

スリークォーターキャストは重いルアーの遠投はもちろんのこと、軽いルアーを投げるときにも向いています。

これはゆっくりとキャストモーションを取れることと、そのキャストモーションを大きく取れるからです。

軽いルアーではよりロッドにルアーの重みを乗せることが求められます。

また、投げるときにはタラシを長くすることも投げやすくするコツとなりますので、大きく振りかぶることが必要となってきます。

これらが行いやすいキャスト方法となるとスリークォーターキャストくらいしか選択肢にありません。

ベイトフィネスタックルを使って釣りをするような場面でも活躍してくれることが非常に多いです。

軽いルアーを投げたあとではラインが膨らみやすくなりますので、メンディングをして水面にラインを置くようにして対処するとよいでしょう。

追い風が吹いているとき

通常キャスティングでは主に低弾道を意識することが多くなりますが、スリークォーターキャストでは遠投を目的としているため弾道を低くすることはありません。

これがさらに活かされるのが追い風が吹いているときです。

追い風が吹いているときに関しては、少し流すようにキャストモーションを取って、通常よりも斜め上に投げるようにすると風の影響を受けてさらにルアーを遠くに飛ばしていくことができます。

スリークォーターキャストが向かない状況

スリークォーターキャストが向かないのは障害物が多い状況です。

特に陸っぱりで周りに木があるような状況においてはまず使わない方がよいです。

このような状況でロッドを振って、ルアーが木に引っかかったり、ロッドティップが木に当たってしまったりすると破損する危険性が非常に高いです。

軽く素振りをして大丈夫であっても実際にキャストするときになると大きなモーションとなりがちなので、このような状況ではこのキャスト方法ではなく他のキャスト方法を取るようにした方がよいでしょう。

スリークォーターキャストでのベイトリールの設定

スリークォーターキャストではベイトリールは遠投するための設定にしておきましょう。

重いルアーの場合であればメカニカルブレーキはスプールの左右へ動かない程度に最大限に緩めておき、ブレーキシステムの設定値は半分以下にしておいても良いことが多いです。

もちろん風の向きによっても変わってきますが、基本的にはブレーキは全体的に弱くしておき、スリークォーターキャストのメリットを最大限に活かすようにしておきましょう。

スリークォーターキャストにおすすめのベイトリール

最後にスリークォーターキャストにおすすめのベイトリールを紹介しておきます。

これらのリールと長めのロッドを組み合わせることでより遠投がしやすくなることでしょう。

それでは下記に3つ紹介しますので、参考にしてみてください。

ダイワ スティーズ SV TW

ダイワ(Daiwa) ベイトリール ブラックバス スティーズ SV TW 1016SV-SH

ダイワのバスフィッシングで上位機種になるスティーズの名前が入っているベイトリールです。

このベイトリールの特徴としては、TWSというレベルワインダーが最大の特徴となります。

このレベルワインダーの開口部がキャスト時とリーリング時で異ならせることによって、キャスト時にはスプールからラインが出ていく抵抗が少なく、リーリングでは綺麗にスプールに巻き取られるといった形を実現することができています。

さらにSVスプールによってマグネットブレーキであるにも関わらず、スプール回転数が高い時にはブレーキが強く、回転数が弱まった時にはブレーキも弱くといった形を取ることができるようになっています。

これらの繊細な機能を持ってはいますが、強度に関してもしっかりと設計されていますので、長く使っていくことができるでしょう。

バイブレーションやキャロライナリグの遠投時にはぜひ使ってみてもらいたいベイトリールです。

ダイワ タトゥーラ HLC

ダイワ(Daiwa) ベイトリール 15 タトゥーラ HLC 7.3L-TW

遠投を目的としたHLCスプールが搭載されているベイトリールです。

遠投に向いてはいますが、スプール径を34ミリとすることによって使えるルアーの幅を広くすることができています。

遠投で遠くのポイントを撃った後には素早く回収する必要がありますが、そこも7.3もしくは8.1の速い2つのギア比によって可能としてくれています。

このベイトリールに関してもTWSが搭載してありますので、そこも遠投性能をさらに伸ばしてくれるものとなっているでしょう。

シマノ アンタレスDC

シマノ リール 16 アンタレス DC HG 右

デジタルコントロールブレーキを搭載しているシマノの最上位機種のベイトリールです。

このベイトリールのブレーキにはエクストリームロングキャストモードといった設定があります。

これは他と比べて特殊な弱いブレーキ設定としてあり、ピーキーな設定にはなりますが、その分遠投ができるブレーキとなっています。

これに加えて飛距離アップを従来よりもできるようになっているマグナムライトスプールを搭載している、まさにロングキャスト向けのベイトリールとなっていますので、スリークォーターキャストとの相性もよいことでしょう。

まとめ

今回は最も遠投に向くスリークォーターキャストについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。

遠投できることはどんな釣りにおいて大きなアドバンテージとなってくれるでしょう。

今回紹介したようなメリットや使用状況を把握して他のキャスト方法と使い分けつつ、おすすめのベイトリールも参考にしながら釣りを楽しんでもらえたらと思います。







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