福岡のエギング事情と攻略のためのエギングロッドタックルとは?
九州と本州を結ぶ玄関口であるのが福岡県。
海にも山にも面しており、アウトドアが盛んな県でもあります。
もちろん玄界灘に面しているので、釣りも非常に盛んです。
博多湾や糸島、北九州と本当に多くの釣り場があります。
今回はそんな釣りの中でも、エギングに焦点を当てて、福岡の事情と攻略に適したエギングロッドを紹介していきたいと思います。
福岡のエギング事情
福岡は非常にエギングをする人口が多いです。
その理由としては、エギングに適している釣り場が多いことが挙げられます。
海藻や比較的安定した気候がそうさせているのでしょう。
釣れるイカも種類によりますが、最大で3キロ近いものが釣れたりもするので、大物が釣れる可能性もあり、釣りをしていて非常に楽しいものと思います。
釣り人口が多い理由としてもう1つあるのが、アクセスの良さです。
釣りに来る人としては、福岡に住んでいる人はもちろんのこと、佐賀や長崎方面からも1時間かからずに釣り場から来ることができます。
こういった事情を考えると、エギングをするにはプレッシャーの高さを考えなくてはいけません。
そのためそれに合わせたエギングロッドをはじめとするタックルを揃えておくことをおすすめします。
福岡で狙えるイカ
福岡で狙えるイカは非常に種類が多いです。
一部を除いて、ほとんどが同じタックルで狙うことができるものです。
下記にその種類を紹介しますので、釣りをするときの参考にしてみてください。
アオリイカ
福岡でエギングをする釣り人の多くが狙うのがアオリイカです。
エギングで狙う人も多いですが、エサで狙っている人も多く釣り場にはいます。
だいたいですが、時期的に3月で天候が安定している日が長く続いていれば、釣れ出して夏くらいまで継続して狙えるようになります。
秋イカが狙えるのは10月後半くらいからですが、秋イカはあまり数が釣れない印象があります。
ヒイカ
あまり流れの強くない場所で釣れるのがヒイカです。
福岡では冬に狙う人が多くなりました。
小型ですが、群れが大きいと時には100杯以上釣る人も出るくらいです。
数年前から人気がでるようになってきました。
博多湾内で夜狙うことが多く、ライトスポットをよく見てみると、その姿を見つけることができることがあります。
このヒイカだけは、他のイカと違ってとてもライトなタックルで狙ったほうがよいです。
応用が利くタックルとしては、メバルロッドが挙げられます。
シリヤケイカ
ヒイカと同じく、あまり流れの強くない場所で釣れるのがシリヤケイカです。
特に湾内のボトム付近に生息しています。
こちらも群れでいることが多いのか、釣れるときには連続してヒットすることもあります。
底の方に居るので、エビやカニを普段捕食しているようです。
こちらもエサで狙うことができるイカです。
ヤリイカ
福岡で冬が近づくと稀に釣果を聞くことがあるのがヤリイカです。
他の地域に比べると少しサイズは小さいですが、ナイトゲームで狙うことができます。
福岡の冬は北西風が吹くことが多いので、その風の対策をしながら釣りをしていくことが求められます。
スルメイカ
ヤリイカと同じ時期に釣果が聞かれるのがスルメイカです。
スルメイカは比較的群れで回遊して来るようで、釣果が聞かれると数日は同じ場所で釣れ続く傾向があるように感じます。
もともとのイカの大きさが少し小さいので、3号くらいのエギを使っていくとよいと思います。
コウイカ
福岡ではけっこう大きなコウイカも釣れます。
主に底質が砂か泥質の場所でボトム付近を狙っていくとよいイカです。
最大で2キロ近くにもなり、ちょっとした防波堤などからも釣れることがあります。
他のイカに比べて少し湾内にあたるようなポイントを好むようです。
釣れた時は墨を大量に吐きますので、しっかりと墨を吐かせきることを忘れないようにしましょう。
福岡で使いやすいエギングロッド
福岡のエギングで使いやすいエギングロッドは、少し柔らかいロッドパワーは中間に位置し、長さも標準的なものだと思います。
具体的にはミディアムパワーのロッドで、長さは8.6フィートあれば良いと思います。
理由としては2つあり、1つはプレッシャー対策です。
福岡の釣り場は先にも述べたように、エギングをする人、またエサでイカを狙う人が非常に多いです。
このような釣り場においては、どれだけエギを魅力的に動かすことができるかといったところが重要になってきます。
意外にですが、釣り人が多い釣り場では飛距離は考えなくてよいです。
その理由は多くの釣り人が投げるエギによって、イカはかなり釣り人の近くまで寄ってくるからです。
そのため飛距離よりはテクニカルにエギを操作できる、ミディアムパワーくらいのロッドがおすすめとなります。
2つめの理由として長さですが、福岡には多くの釣り場があります。
そこをランガンして移動していくときには、1タックルで効率よく探っていくことが釣果の近道です。
どの釣り場でも安定して使えるのが8.6フィートという中間的な長さとなります。
エギングロッド以外のタックルについて
先に紹介したエギングロッドに合う他のタックルを紹介しておきます。
リールは必ずといっていいほど合うのはスピニングリールとなります。
スピニングリールには多くの大きさがありますが、そのなかでも2500番と呼ばれる大きさがおすすめです。
大抵のメーカーがこの表記を使っているかと思いますので、参考にしてみてください。
次にラインですが、PEラインとフロロカーボンリーダーの組み合わせをおすすめします。
PEラインは0.6号から0.8号がよいと思います。
飛距離が出ることと操作がしやすいのがその理由です。
できるだけマーキングされたラインを使うのがよいでしょう。
リーダーは2.5号が汎用性が高くおすすめです。
これらのタックルに合わせてのエギですが、基本は3.5号をメインとして揃えておきましょう。
カラーは多ければ多いほどよいです。
持っておくとよいツール
福岡の釣り場において、持っておくとよいと思うツールを紹介しておきます。
必需品というわけではありませんが、持っておくことで釣果に多少なり差がでるものと思います。
ランディングネット
イカを取り込むときにあると便利なのがランディングネットです。
4.5メートルくらいの長さがあれば福岡の多くの釣り場で使えるかと思います。
ギャフという選択肢もありますが、初心者は特に使い方に慣れていない状態であると、間違ってラインを切ってしまうこともありますので、そういった心配があまりないランディングネットのほうがおすすめかと思います。
ライト
福岡の釣りでは夜釣りをする機会も多くなるかと思います。
特に冬のターゲットであるヤリイカ、スルメイカ、ヒイカの時はナイトゲームになるので、そういった場合は必須となります。
できるだけ明るいものを一つ購入しておいたほうがよいです。
価格的には少し高いものを購入しておいた方が、本体も電池も長持ちするのでおすすめです。
まとめ
今回は福岡でエギングをするときの、エギングロッドをはじめとするタックル、そして福岡のエギング事情について解説してきました。
今回の記事の内容を参考にしてもらえると、エギでイカを釣る近道になるのではないかと思います。
福岡のような釣り人が多い中でイカを釣り上げるのは結構気持ちがよいものです。
ぜひ福岡でエギングをする際の参考にしてもらえると嬉しく思います。