乾燥するのにニキビができる！？乾燥肌のニキビにおすすめの洗顔料の特徴
乾燥肌であるのにも関わらずニキビができることにお悩みの方がいます。
ニキビは余分な皮脂が毛穴に詰まることで生じますが、乾燥肌の方はもともと皮脂分泌が少ない特徴を持っているのにどうしてニキビができてしまうのでしょうか。
ここでは、乾燥肌の方のニキビができる原因について見ていきながら、乾燥肌でニキビにお悩みの方におすすめの洗顔料の特徴をご紹介したいと思います。
乾燥肌なのにニキビができる理由とは？
化粧品に含まれるオイルが毛穴に詰まることが原因
乾燥肌は通常の肌よりも皮脂の分泌が少ないことから、肌の水分を保持する働きが弱い傾向があります。
中には肌の水分を保持するために、保湿の後にオイル成分配合の美容液やクリームなどを使用している方もいるかもしれません。
しかし、スキンケア製品に配合されているオイルがニキビの原因となる性質を持っている場合、オイル成分が毛穴に詰まりニキビができることがあります。
オイル成分を含むスキンケア製品は、ニキビ予防対策をとるためにもノンコメドジェニックのものを選ぶことをおすすめします。
角質層が厚くなることで毛穴が詰まることが原因
乾燥肌の方は、毎日のスキンケアを通して十分に肌を保湿することが大切ですが、保湿が不十分な場合、ターンオーバーの低下によって余分な角質が肌に留まりやすくなることがあります。
すると、角質層が厚くなることで毛穴が狭くなり、皮脂やメイク汚れなどが毛穴に詰まってニキビができることがあるのです。
保湿不足で分泌された皮脂が毛穴に詰まることが原因
肌が十分な潤いを保っている時は皮膚のバリア機能の働きが活発ですが、保湿不足で肌が乾燥していると外部の刺激から肌を守るバリア機能が低下するため、皮脂を多く分泌させることで低下しているバリア機能の働きを補おうとします。
すると、肌は乾燥しているのに皮脂が毛穴に詰まりニキビができやすくなります。
洗顔不足で皮脂が毛穴に詰まることが原因
乾燥肌の方の中には、洗顔後に肌がつっぱったり肌がカサついたりすることにお悩みの方が少なくありません。
このことから、中には洗顔料を使用せずに洗顔をされる方がいるかもしれませんが、これでは洗顔不足になってしまうことがあります。
特に女性は毎日メイクをするので、クレンジングを使用してメイクをきちんと落とした後は洗顔料を使用して毛穴の奥の汚れもきちんと落とすことが大切です。
洗顔はニキビ予防の最も基本となるスキンケア
ニキビ予防として毎日丁寧な洗顔を心がけることが重要なポイントです。
寝ている間は肌がまったく汚れないとお考えの方がいるかもしれませんが、身体の代謝機能によって、寝ている時でも余分な皮脂や汚れが皮膚の表面に付着していることがあるので、朝の丁寧な洗顔が必要となります。
肌の乾燥を防ぐことを重視するあまり、洗顔不足が続いた状態になると肌に悪影響を与えてしまうことがあるので、乾燥肌の方に最適な洗顔料を選んだ上で丁寧な洗顔をすることをおすすめします。
乾燥肌のニキビにおすすめの洗顔料の特徴
自然由来の成分配合で肌に潤いを与える洗顔料
通常の肌でも洗顔の後は皮膚の水分と皮脂を洗い流した状態なので肌が乾燥しやすくなります。
乾燥肌の方の場合、洗顔後は肌がますます乾燥しやすくなるので化粧水で十分に保湿することが大切ですが、洗顔料の中に保湿成分が含まれていれば洗顔をしながら肌を保湿することができるのでおすすめです。
洗顔料に配合されている保湿成分が植物から抽出された潤い成分であれば、乾燥して敏感になっている肌を優しく保湿することができるでしょう。
無添加で肌に優しく働きかける洗顔料
角質層は水分と油分のバランスを保つことで、外部の刺激から肌を守るバリア機能を保っています。
乾燥肌の方は、皮脂の分泌が少なく水分を保持しにくい肌環境であることから、外部の刺激に弱い特徴を持ちます。
洗顔料を選ぶ時には、鉱物油・防腐剤・香料・着色料などの刺激となる成分が無添加の肌に優しい洗顔料を選ぶことをおすすめします。
石油系合成界面活性剤が含まれていない洗顔料
石油系合成界面活性剤は汚れをよく落とす性質を持つので幅広い製品に配合されていますが、洗顔料に配合されている場合、洗浄力が強過ぎることもあるので、洗顔後に肌が乾燥しやすくなることがあります。
特に乾燥肌の方は通常の洗顔でも肌が乾燥しがちなので、洗浄力の強い洗顔料を使用するとますます肌の乾燥を誘発することがあります。
洗顔料を選ぶ時は、石油系合成界面活性剤不使用のものを選ぶことをおすすめします。
ノンコメドジェニックテストを済ませた洗顔料
ノンコメドジェニックテストとは、ニキビの原因となる製品であるかどうかをテストすることを指します。
ノンコメドジェニックテスト済みのものはニキビの原因になりやすい成分が含まれていないので、乾燥肌でもニキビが気になる方におすすめです。
洗顔料は毎日使用するアイテムだからこそ、ニキビを作らないための製品を選ぶことが大切です。
乾燥肌でニキビが気になる時の洗顔の方法
①はじめにぬるま湯で肌を丁寧にすすぐ
洗顔料を肌に直接つけていきなり洗顔するのではなく、まずは、人肌くらいの温度のぬるま湯で肌表面の汚れを丁寧にすすぐようにしましょう。
熱いお湯は肌を乾燥させてしまうことがあるので、洗顔はぬるま湯で実践することをおすすめします。
②肌に最適な洗顔料をネットで泡立てる
肌に潤いを与えながら優しく汚れを落とせるなど、乾燥肌に最適な洗顔料をネットでしっかり泡立てるようにします。
ネットに少量の洗顔料をつけてお湯を少し加えて細かく円を描くように泡立てると、生クリームのようなしっかりとした泡ができます。
③きめ細かい泡を使って隅々まで丁寧に洗う
きめ細かいしっかりとした泡を額・両頬・鼻・顎にのせて、それぞれ内側から外側へと細かく円を描くように優しく馴染ませていきます。
指の腹を使ってゆっくりとマッサージをするように、皮膚表面に付着している皮脂や汚れなどは泡を使って落としていきます。
汚れを落としたいからと言って、皮膚をゴシゴシ擦るように洗うと肌への刺激が強くなってしまうので注意が必要です。
④ぬるま湯で皮膚についた泡を丁寧にすすぐ
洗顔時の泡を洗い流す時には、冷たい水ではなくぬるま湯で洗い流すと良いでしょう。
冷たい水を使用すると毛穴が閉じてしまい、毛穴の奥の汚れが取れにくくなってしまいます。
すすぐ時はぬるま湯を使って隅々まで丁寧に洗い流すようにしましょう。
髪の生え際は泡が残りやすい部分ですが、汚れが付着した泡がそのまま皮膚についた状態になるとニキビの原因となるので、しっかり丁寧に洗い流すようにしましょう。
⑤洗顔後に冷たい水で毛穴を引き締める
ぬるま湯で洗顔した後はいつもより毛穴が開いている状態です。
洗顔後にぬるま湯で汚れをすっきり洗い流した後は、冷たい水で毛穴を引き締めるようにすると良いでしょう。
肌が乾燥することで皮脂が過剰に分泌されやすい状態となっている場合には、毛穴を引き締めておくことで余分な皮脂が毛穴に詰まるのを防ぐ対策をとることができるでしょう。
まとめ
肌が乾燥するのにニキビができていると、どんなスキンケアをして良いのか分からなくなってしまうことがあります。
丁寧な洗顔はニキビの原因となる皮脂や汚れを落とすのに欠かせないので、肌の乾燥が気になる場合でも簡単な洗顔で済ますのはおすすめできません。
洗顔による肌の乾燥を防ぎながらニキビ予防対策がとりたい時には、肌に潤いを与える洗顔料を使用して、洗顔後に肌を十分保湿すると良いでしょう。