今流行りのプチ登山を楽しむための、自分にぴったりのトレッキングシューズ選びのポイント6項目

[キーン] KEEN MEN PYRENEES 1002435 SYRUP(SYRUP/9)

ちょっとした日帰り登山が昨今ブームになっております。

しっかりとした登山の装備を持っていなくても、登山道が舗装されて誰でも楽しめるようになってきました。

又、食料を持っていかなくても頂上の絶景で、きのこ汁などを提供する山小屋まで現れ、それを目当てに山を登る登山客も増えました。

しかし、まだまだ塗装されていない山道がたくさんあります。

このような山道を登るに当たって、必需品のトレッキングシューズについてご紹介します。




トレッキングシューズとは

山との接点である、トレッキングシューズは山登りをする際にとても大切です。

そもそもトレッキングシューズとは日本語で登山靴のことです。

登山靴は登山者と、山との接点ですのでとても大事な装備になります。

登山を趣味でも、本格的に始めるにしてもトレッキングシューズはいいものを選ぶのが、登山を快適に楽しむコツでしょう。

普段履いているスニーカーなどとは何が違うのでしょうか?

トレッキングシューズは基本、がっちり作られております。

スニーカーや革靴は塗装された道路を歩くように設計されておりますが、登山は尖った岩や砂利がゴロゴロしております。

スニーカーなどで登山をしたことがある方はわかると思いますが、その尖った石が足の裏に突き刺さるように感じます。

しかし、トレッキングシューズはソールの部分が特に固く作れている特徴があります。

このような、ゴツゴツとした岩を踏んでも、足の裏へのダメージを軽減してくれるようにできているのです。

また、道が悪いので足をくじく危険性が高くなります。

そういうことで、足首をくじかないようにしっかりと足首までしっかりとしたサポーターで支えてくれます。

このサポーターは他にも、砂利などを蹴り上げてしまって靴の中に入らないようにしてくれます。

数メートル登っては砂利を靴から取り出すのでは、とても大変な作業になってしまうからです。

このように、しっかりと作られている分、普段の靴に比べて重たくなってしまいます。

軽い靴の方が疲れづらいと考える方が多いかもしれませんが、トレッキングシューズは先ほど挙げたメリットと重さのデメリットを比べてみると明らかにメリットの方がうわまっております。




登山靴の種類

スニーカーよりも登山靴の方が明らかに登山に向いているということがわかったと思います。

では、登山靴にはどのような種類があるのかご存知ですか?

アルパインブーツ

アルパインブーツとは、雪山で使用する登山靴です。

防寒性と防水性が高められております。

また、氷の道を行く上で必要なアイゼンを装着できるようになっています。

ソールとアッパーソールがとても固くできているので、固い氷や岩を踏みつけても足にダメージが来ないようになっております。

アイゼンをがっちり固定しても足が締め付けられて、うっ血しないようになっております。

しかし、ソールとアッパーソールが硬いせいで、まるでスキー靴を履いているかのようですので、水平な道が歩きづらいという欠点もあります。

雪の上ですと、雪が凹むことにより多少歩きやすさが増しますが、何もない平地や固い氷の上を水平に歩く際にはとても歩きづらい登山靴です。

トレッキングシューズ

トレッキングシューズはアルパインブーツに比べて、ソールとアッパーソールが柔らかくできております。

この柔らかさが平地を歩きやすくしてくれます。

また、雪山を登るのであればアルパインブーツで、雪山以外を登るならトレッキングシューズという使い分けができます。

それぞれの特性に応じた靴がありますので、それぞれの場面でベストな靴を選択するといいでしょう。

トレッキングシューズも最近では、防水のものが多くなってきたので足が冷たくなってしまうことも減ってきました。

ハイキングシューズ

トレッキングシューズよりも軽量化されたのが、ハイキングシューズにあたります。

この登山靴はトレッキングシューズよりもさらに、ソールやアウターソールが柔らかくできております。

どちらかというと、この3種類の中では一番スニーカーなど塗装面を歩くようの靴に近いです。

登山は富士山のようにゴツゴツとした山ばかりではありません。

最近の低いお手軽な山などでは、登山道が整備されております。

このような、整備された道は逆にトレッキングシューズやアルパインブーツでは登りづらくなります。

ハイキングシューズの一番のメリットは、他の二つに比べて軽量化されていることです。

足に鉄をはめ込んで歩くような二つの靴に比べて、初心者の方はハイキングシューズで徐々に登山靴に慣れて行く方が賢明な道ではないでしょうか。

主に日帰り程度の登山客をターゲットに作られているので、1泊以上する場合にはトレッキングシューズを用意した方がいいでしょう。

登山靴の構造

舗装用の靴と比べて、ゴツゴツとしたイメージの登山靴ですが、どのようなパーツでできており、それぞれがどのような役割を持っているのかご紹介します。

アウトソール

いわゆるソールで、自分と山との接点です。

ここの硬さで、足の裏へのダメージが決まります。

より固い底の方が、より尖った岩をフル装備で登っている時に踏んでしまっても耐えられるのです。

登山で足を痛めてしまうことは致命傷なので、アウトソールのしっかりとした靴を選びましょう。

アッパー

足の甲にあたる部分です。

山と直接触れていない分、より柔らかい素材を使用して軽量化がはかれるところです。

用途に応じて、アルパインブーツのように防寒をしなければならない場合は、特にぶ厚く固い素材で作られますが、それ以外では防水をある程度したのちにこの部分から換気を取り込むようになっているトレッキングシューズがあります。

どうしても、スニーカーなどと比べて足首まで靴紐できっちりと覆われているので靴の中は蒸れやすいです。

この蒸れが不快に感じるので、アッパーにない色んな素材などを使用して空気の入れ替えが行えるように工夫されているのです。

ランド

つま先にあたる部分で、アッパーとソールを結んでいます。

この部分は固い素材で作られております。

山を登っている際に、固い岩などにつまずいてしまうこともあります。

そういった時に、つま先が怪我をしないように、また前を行く登山者からの落石などが会った時につま先を守ってくれます。

ハイキングシューズなどでも、軽量化が図られておりますがこのランドの部分だけはしっかりとした素材のもので作られていることが多いです。

フックアイレット‘

スニーカーでいう所の、紐を通す部分のことです。

トレッキングシューズは登山前にしっかりと紐を結びます。

この、フックアイレットがしっかりしていないといくら紐をきつく縛っても、靴と足の密着感が生まれず、疲労感が増してしまいます。

パッド‘

この部分は足首を守ってくれるサポーターの意味をなします。

クッション性が高い素材で作られることが多いです。

足首と触れる所ですので、靴づれを引き起こしやすい箇所でもあります。

また、小石が靴の中に入るのを防止してくれるパーツの一つです。

最近では、このパッドだけではまだ小石が入ってくるのを抑えきれないので、この周りにナイロンのカバーをかける商品も出てきました。

また、パッドがしっかりしていると足首が固定されるので登山の下り道が楽になります。

下り坂は足を踏ん張らなければなりませんが、その際足首がしっかりと固定されていると余計な力を入れなくても済むから楽なのです。

ヒールカップ

かかとの周りを覆うパーツです。

踵と靴をぴったりと合わせるためのものです。

トレッキングシューズを選ぶ際に一番自分とのフィット感が大切にされる所です。

このヒールカップと自分のかかとがマッチしていると、より安定感が増し無駄な力を入れずに登山を楽しむことができるようになるのです。

タン

最後にタンと呼ばれるパーツは、靴のベロのことです。

足の甲の上から足首までの紐の下でクッションの役割を果たしているパーツです。

靴紐を結んだ時に、適度なクッション感を持って足に伝えます。

そうすることで、紐の締め付けによって来る痛みを防いでくれます。

また、紐の締め付けを足全体に力分散をしてくれます。

さらに、パッドと同じように靴の上部から小石が入ってこないようにブロックしてくれる役割もあります。

おすすめブランドで選んでいいの?

おすすめのトレッキングシューズとは、そのメーカーやお店が売りたい商品のことです。

決して自分の足に合っているからおすすめであるということではありません。

たまたまそのおすすめブランドが自分の足に会うかもしれませんが、全ての人に言えることではないです。

しかし、トレッキングシューズを作って長年経つ会社だと、それなりに靴づくりのノウハウがあります。

この歴史から学んで、さらに良いものを提供していることもあります。

トレッキングシューズ選びの際に、どういう意味でそのお店はそのブランドを押しているのか判断すると間違った靴を選ばずにすみます。

フィット感

靴は試しばきをするのが一番です。

どんなにかっこいい靴でも、登山する際に自分の足とフィットしていないようでしたらとても大変な登山になってしまうでしょう。

無駄な力を使わなければならず、豆や靴づれができたらその箇所をかばうように歩くようになります。

そうなってしまっては、今度は腰や背中に負担がかかってしまうのです。

サイズ選びではどういう点で選ばなければならないのでしょうか

靴の長さ

まず、靴の長さです。

自分の足の大きさを測ってくれるトレッキングシューズ専門店を利用しても良いでしょう。

普段の靴下ではなく、登山の際には少し厚手の靴下を履くことが多いです。

なので、試しばきの際にも当日履く予定の靴下を持参して、それを含めた足の大きさを測るなり、試しばきをするなりすると失敗が減ります。

革靴などでは、つま先と靴がぴったりだとちょうどいいという目安がありますが、トレッキングシューズもぴったりでないと下り坂の際つま先を傷めてしまう危険性があります。

もし、当日登山用の靴下を忘れてしまったら、自分の今の足の大きさと靴との間が1cmぐらいの隙間だと、厚い靴下を履いた時にちょうどいい大きさになるという大体の目安がもてます。

登山靴専門店では、傾斜のついた試しばき用のトライアルコースが用意されていることが多いようです。

実際に履いてみて、傾斜を登ったり下ったりして、足が靴の中で動き回ってしまい、つま先がランドにあたり痛くないかなども確かめられるようになっています。

また、ヒールカップにかかとがぴったりと収まって、無駄に遊びがないかなども試しておくと良いでしょう。

靴の横幅

前後に動くと、つま先が当たり傷めてしまうことがわかりました。

次は横幅のフィット感についてです。

靴が左右にぶかぶかだと、重心が左右にぶれやすくなります。

特に重たい荷物を背負っている時には、左右のブレを立て直そうと無駄な体力を消耗してしまいます。

足の形

トレッキングシューズを選ぶ際には、縦にも横にもぴったりの靴を選ぶといいです。

しかし、欧米の方の足と日本人の足は形が違います。

日本人の足は、親指が足の5本の指の中で一番長くなっている方が多いのに比べて、欧米の方は人差し指が一番長いようです。

なので、欧米のトレッキングシューズメーカーのものが、必ずしも自分の足に合うとは限らないのです。

また、個人差もあり、横幅が広い足の方もいれば、縦に長い方もいらっしゃいます。

なので登山仲間でこの靴がおすすめだといわれても、自分に合うかどうかは全くの別物なのです。

トレッキングシューズおすすめブランド

トレッキングシューズは色々なメーカーが出しているので、どのメーカーのものを購入したらいいのかわからないという悩みがあります。

最終的には自分で試し履きをしてみて、ぴったりとくるものを選ぶのですが、大体ブランドによってどういう傾向があるのかわかってきます。

サロモン

[サロモン] SALOMON トレッキングシューズ XA PRO 3D GTX L38155400 BRIGHT BLUE / SLATEBLUE / CORONA YELLOW (BRIGHT BLUE / SLATEBLUE / CORONA YELLOW/26.5)

サロモンはハイキングシューズをメインに開発している登山靴ブランドです。

日帰りの登山客がターゲットですので、今流行りの数時間で登り景色を楽しむ程度の登山をしようと考えている方向けのブランドになります。

靴のタンの部分を少し短く、又やわらかくつくることにより歩きやすく設計されているのが特徴です。

キーン

[キーン] KEEN MEN PYRENEES 1002435 SYRUP(SYRUP/9)

キーンが一番力を入れているのは通気性です。

アッパーソールに特殊なメッシュ素材を使用することにより、蒸れによる不快感を排除してくれます。

又特殊なメッシュ素材ですので、防水性もありますし砂も入ってきにくいという特徴を持っております。

さらにつま先を独自の構造にして、耐久性を高めたり平地でも歩きやすい工夫がされているので、町歩きをする際にも使用可能なトレッキングシューズになっております。

まとめ

日帰りで楽しめることができるようになり、ますます登山客が増えることでしょう。

せっかくの楽しい登山で、足の裏を痛めたりケガはしたくないものです。

又、少しでも楽に上り下りすることができたら、より頂上で景色を楽しめることができます。

これから、登山を始められる方も、トレッキングシューズだけは登山の必需品であることを肝に命じて、自分にぴったり合ったものを買うようにしましょう。