本当に効果がある? エアロバイクに乗ると期待できるメリット一覧
昔からトレーニング器具の定番として知られているエアロバイク。
自転車型の器具に跨り、ペダルを回すことでダイエットや筋トレの効果が期待できると言われています。
ジムに行けば当たり前のように置かれているエアロバイクですが、実際にはどのような効果が期待できるのでしょうか。
なんとなくダイエットに良いというイメージはあっても、どんな筋肉が鍛えられるか知らないという方も多いのでは?
そこで今回は、エアロバイクにどのような効果が期待できるのかを一覧でご紹介していきましょう。
エアロバイクは健康維持に効果的!
エアロバイクは室内にいながら有酸素運動を行うための効果的な方法として知られています。
フィットネス器具としては古くからある部類ですが、未だにその人気は衰えていません。
エアロバイクが一般的に知られるようになってから数十年が経った現在でも、ほとんどのジムにはエアロバイクが常備されています。
新しく開発されたジム機材も、エアロバイクのお株を奪うことはできません。
では、どうしてエアロバイクはトレーニングを行う人たちにとってここまで人気のフィットネス器具になったのでしょうか。
それは他のトレーニング機材では簡単に真似できない、エアロバイクならではのメリットがあるからなんです。
ここからは、エアロバイクでトレーニングを行うメリットを一覧で見ていきましょう。
あらためてエアロバイクの特徴を確認すると、普段あまり運動をしていない人から、スポーツ選手に至るまで幅広くおすすめできる、エアロバイクの人気の秘密が垣間見えてきますよ。
1.カロリーの消費を促進してくれる
エアロバイクで運動したときの消費カロリー数は、運動する人の体重と性別、またバイクにかかっている負荷によって異なります。
ただ目安としては、体重60kgの成人男性が1時間エアロバイクを漕いだ場合、およそ400キロカロリーが消費されると言われています。
これは、1時間ぶっ続けでダンスを行ったときに匹敵するカロリー消費量です。
また、エアロバイクを漕ぐスピードを上げたり、負荷をかけたりすることで更なるカロリー消費も見込めます。
負荷を上げてエアロアイクを漕いだ場合は「アフターバーンエフェクト」という現象が起こりやすくなるためです。
アフターバーンエフェクトは高強度の運動を行った後の人体に起こるもので、運動をやめたあとも一定時間カロリーが消費され続ける現象です。
つまり、エアロバイクを降りて休憩していても一定時間はカロリー消費が起こり続けるということになります。
他のトレーニング器具に比べるとエアロバイクの運動強度は高くありませんが、カロリー消費量は決して低くはないのです。
2.関節への負担が少ない
高強度の運動を行うと、関節には大きな負担がかかります。
長距離のジョギングやバーベルを使った筋トレなど、トレーニングには関節への負担がつきものです。
無理なトレーニングを繰り返したために関節を痛め、本格的な運動ができなくなったという人は少なくありません。
エアロバイクを使ったトレーニングは、様々な運動のなかでも関節への負担が少なくて済むと言われています。
バーベルを持ち上げるときのように瞬時に関節への負担がかかることもなければ、長距離走のように持続的な振動が加わることもありません。
エアロバイクは椅子にまたがった状態で運動を行うため、体重がヒザ関節に与える影響が少ないのです。
別のトレーニングやスポーツで関節を痛めてしまった方が、リハビリ代わりにエアロバイクでのトレーニングを行うこともあるほどです。
3.下半身の筋肉をバランスよく鍛えてくれる
エアロバイクは主に下半身の筋肉を鍛えてくれるトレーニング器具です。
実は「ペダルを漕ぐ」という動きは人体にとって珍しい動きで、普通のトレーニングでは鍛えにくい部分の筋肉までバランスよく鍛えてくれます。
トレーニング効果が期待できる筋肉は、大腿四頭筋、ハムストリング、大殿筋など。
また、ダンベルなどを使うだけでは鍛えづらいふくらはぎの下腿三頭筋も簡単に鍛えられます。
他にも、エアロバイクを漕ぐ体勢次第では、腹筋や背筋から、腕周りの筋肉まで鍛えることが可能です。
上半身の筋肉を鍛えたい場合は、可動式のハンドルがついたエアロバイクを選ぶのがおすすめです。
ハンドルが固定されたエアロバイクに比べ、可動式ハンドルのエアロバイクは上半身に力が伝わりやすいため全身運動の質が向上します。
4.エアロバイクには循環器系の健康を保つ効果がある
エアロバイクは、心臓病を患った経験のある方のリハビリに使われることがあります。
なぜなら、エアロバイクを使った運動は心臓を健康的に保つ効果を発揮すると言われているためです。
患者さんにエアロバイクでの運動を推奨している病院では、エアロバイクが心臓病の再発予防や動脈硬化などの予防に役立つとしています。
心臓の健康を保つためには、週に150分程度を目安にエアロバイクを漕ぐのが良いとされています。
個人差はありますが、もともと心臓の弱いかたなら強度を下げたり、時間を短くしても問題ありません。
また、慣れてくるとエアロバイクの負荷を上げることで、短い運動時間でも効果が出るようです。
自分のレベルに合わせて運動強度を調節できるのが、エアロバイクの魅力でもありますね。
5.血圧やコレステロールの低下が期待できる
運動で血圧を下げるためには、有酸素運動が効果的だと言われています。
代表的な有酸素運動には、ウォーキングや水泳などがありますが、エアロバイクもまた効果的な有酸素運動として知られています。
一般的に血圧が140~159/90~99mmHgまでの高さであれば、薬を使わずに運動での改善が見込めると言われています。
適度に運動することで心筋の働きが強まり、血液が正常に循環することで正しい血圧に戻るというわけです。
エアロバイクのみで血圧の低下を目指すなら、週に90分程度エアロバイクに乗るのが目安です。
いきなり運動強度を上げると身体を壊す恐れもあるため、自分のペースに合わせて運動時間を増やしていきましょう。
6.天候に左右されずにトレーニングを行える
エアロバイクは室内用のトレーニング器具です。
屋根のある場所で使用できるため、天候不良時にも問題なくトレーニングを行うことができます。
昔は自転車を使ったトレーニングは外で行わなければなりませんでしたが、エアロバイクの登場によって時と天候を選ばず効率的なトレーニングを行えるようになりました。
わざわざジムに行かなくても、自宅に用意できる手軽さもエアロバイクの魅力です。
マルチジムなどのトレーニング器具はサイズが大きく自宅に置くにはハードルが高いのですが、エアロバイクは一般家庭に置いても大してスペースを取りません。
椅子を一脚置くだけのスペースがあれば設置できる上、一度買ったら大したメンテナンスもせず長期間使うことができるため、とても家庭向きのトレーニング器具であるといえます。
7.ながら運動をするのに最適
やりたいことが多すぎて運動をする時間が取れないという方にとって、エアロバイクは最適なトレーニング方法になります。
エアロバイクは座って漕いでさえいれば効果を発揮するため、ながら運動に適しているんです。
テレビを見ながら乗ることもできますし、誰かと会話しながら、音楽を聞きながらと、他の趣味をこなしながら運動ができます。
ダンベル運動や体操などのトレーニングではなかなか他のことに気を向けられませんが、エアロバイクなら、ながら運動も簡単です。
短い時間でもしっかりとトレーニング効果を発揮してくれるので、気分転換がてらに運動するのもおすすめです。
まとめ
エアロバイクは運動が苦手な人でも手軽に挑戦できるだけでなく、効果の高いトレーニング方法です。
自分のペースに合わせてメニューを調整できるので、ダイエット目的の方から、心臓のリハビリを行う方、本格的な筋トレを求めるボディービルダー、スポーツ選手に至るまで、様々な人にエアロバイクが使われています。
他のトレーニング法で挫折してしまった経験がある方には、エアロバイクがおすすめですよ!