エアロバイクでなかなか足痩せできないときの原因は?注意したい4つのポイント
エアロバイクは、外に出なくても自転車を漕ぐような運動ができる便利なアイテムであり、足を細くするためにも重宝されています。
ただし、足の脂肪をしっかり落とすためには、常に正しい方法で漕がなければなりません。
間違った漕ぎ方をしていた場合、あまり効果が出ないこともあるのです。
では、足痩せに失敗してしまうときの原因について、詳しく説明していきましょう。
土踏まずで漕いでいる
エアロバイクを漕いで足を細くするためには、何となくペダルを漕ぐのではなく、足を乗せる位置を意識するようにしましょう。
普通に漕ぐときは、足裏の土踏まずあたりをペダルに乗せることが多いですが、それだと筋肉をうまく動かすことができないのです。
もちろん、ペダルを漕ぐのであれば、ある程度は筋肉を動かさなければならないため、まったく効果がないわけではありません。
しかし、その効果は少し弱めになるので、思ったほど足が細くならず、悩んでしまうこともあるのです。
確実に足痩せの効果を得るためには、筋肉がしっかりと動くような漕ぎ方をする必要があります。
ここで重要になるのは、筋肉をつけて足を引き締めることです。
足に適度な筋肉がつくようになると、脂肪が落ちやすい状態になり、足痩せの効果が上がります。
そうなれば、「いくら漕いでも変化がない」といった悩みを解消することができるのです。
つま先で漕ぐ
エアロバイクを使って足痩せを目指すなら、普通に土踏まずをペダルに乗せるのではなく、つま先を乗せるようにしてください。
足の裏というよりも、つま先を使ってペダルを漕ぐようにすると、足の筋肉を多く使うことになります。
その方法だと、普通に漕ぐだけではあまり使われないような筋肉まで、しっかりと動かすことができるのです。
筋肉をたくさん刺激する正しい漕ぎ方になっていれば、適度に筋肉が発達することで、脂肪の燃焼が促進されます。
ただし、つま先で漕ぐといっても、本当に指の先だけをペダルに当てるのは間違いです。
筋肉を動かすためのコツは、親指の付け根をペダルに乗せることになります。
つま先はつま先でも、親指の付け根あたりを意識して漕ぐようにすると、足首が動きやすくなります。
それこそが、普段使わないような筋肉まで動かすためのベストな状態であり、足痩せに最適な漕ぎ方なのです。
足首がきちんと動けば、血液の循環もよくなるので、より脂肪が燃焼しやすくなります。
そのため、なかなか痩せないことに悩んでいる人は、普段の漕ぎ方を見直し、足の位置を修正してみてください。
つま先(親指の付け根)が当たるようになっていれば、なんとなく漕ぐよりも、ぐっと効果が出やすくなります。
負荷が重すぎる
エアロバイクの足痩せで効果が出にくいときは、「まだ努力が足りないのかもしれない」と考え、負荷を上げたくなることがあります。
確かに、負荷を上げてハードなトレーニングをすれば、足の筋肉をどんどん刺激することができ、足が引き締まりそうなイメージがありますが、安易に負荷を重くするのはやめてください。
エアロバイクの足痩せ効果を高めるなら、あまり負荷をかけるのは、よい方法ではありません。
負荷を上げすぎた場合、足の筋肉が必要以上に鍛えられることで、細くなるどころか、太くなってしまう可能性があります。
そのような失敗が起こってしまうのは、あまりに負荷が重すぎることで、ほとんど筋トレをしているような状態になるためです。
ハードな筋トレにより、足の筋肉がもりもりと発達し始め、最終的には、まったく望んでいないような、太くたくましい足になってしまいます。
それを避けるためには、くれぐれも負荷を上げすぎないようにしてください。
エアロバイクの足痩せで大切なのは、負荷の重さではなく、足の回転数になります。
足を速く回せる負荷で
エアロバイクの足痩せでは、できるだけ足をスムーズに動かす必要があります。
クルクルと抵抗なく回るような状態でないと、有酸素運動による脂肪燃焼は難しくなってしまうのです。
そのため、負荷はなるべく軽くしておくことをおすすめします。
1分間に90~100回転するくらいがベストなので、それが可能なくらいの負荷に設定しておきましょう。
足をたくさん回すようにすると、足痩せの効果を高めることができるのです。
とはいえ、90~100回だと、かなりのスピードで漕がなければならないので、慣れていないと辛くなることもあります。
そんなときは、少し減らしても構いません。
最初は70~80回くらいにして、徐々に増やしていくようにすると、無理なく漕ぐことができます。
いきなり90~100にすると、途中で投げ出してしまうこともあるので、とりあえず目標として考えておいてください。
自分のペースで続けていくことも、足痩せのためには重要なポイントになります。
サドルの高さが合っていない
エアロバイクの足痩せがうまくできないときは、サドルの高さが原因になっている可能性もあります。
注意したいのは、サドルが低すぎる状態で漕いでしまうことです。
サドルが低いと、足を大きく曲げたまま動かすことになりますが、そのような漕ぎ方をしていると、筋肉に余計な負荷をかけてしまいます。
そのことが、足痩せを妨げてしまうのです。
不必要な負荷をかけ続けた場合、負荷を重くしすぎたときと同じように、足が太くなってしまいます。
そのような失敗をしないためには、サドルを低いままにせず、適切な高さに調節するようにしてください。
きちんと自分に合った高さになっていれば、不自然に負荷がかかるようなことはありません。
足が伸びる高さ
サドルを調節するときは、ペダルが一番下にあるとき、膝がしっかり伸びるくらいの高さにしてください。
足が曲がらず、まっすぐ伸びるくらいに高くなっていると、ペダルを漕いだとき、足が大きく円を描くように動くことになります。
それなら、足痩せの妨げになるような負荷がかかったりはしません。
また、お尻の方の筋肉まで刺激することができるので、足だけでなく、下半身全体を引き締める効果も期待できるのです。
漕ぐ時間が短い
足痩せのためには、足の脂肪をしっかりと燃焼させることが大切です。
それには、長めの有酸素運動をする必要があるため、エアロバイクを漕ぐ時間があまり短いと、思うように効果を得られない可能性があります。
確実に脂肪を燃焼させるのであれば、20分以上は漕ぐようにしてください。
有酸素運動で脂肪が多く燃焼し始めるのは、漕ぎ始めて20分が経過したころからになります。
したがって、足痩せのために脂肪を減らすのであれば、20分よりも長い時間で、なるべくたくさん漕ぐようにしましょう。
少しずつステップアップしよう
脂肪の燃焼には20分以上の継続が必要とはいえ、運動に慣れていない初心者だと、それくらい長く続けるのはかなり苦しいものです。
あまりにストレスが大きいために、途中で諦めてしまうこともあります。
そんなことになれば、足痩せを成功させることはできません。
したがって、無理に長く続けようとするのはNGです。
初めての人が、いきなり20分も漕ぐのは無理があるので、最初は10分くらいにしてください。
慣れていないと、10分漕ぐだけでもでもかなりきつく感じます。
しかし、それを何度も繰り返していれば、だんだん長く漕げるようになってくるものです。
少しずつ時間を長くして、20分以上の継続を目指しましょう。
まとめ
エアロバイクは、足痩せのためには最適なアイテムであり、どんどん利用すべきです。
ただし、ここで紹介したポイントは、しっかり頭に入れておいてください。
足を乗せる位置が悪かったり、サドルの高さが合わなかったりすると、それほど高い効果は期待できません。
それどころか、足が太くなってしまうこともあるのです。
失敗の原因となるポイントを確実に避けて、常に正しい方法で漕ぐようにしましょう。