エアロバイクでお尻が痛くなる原因は?6つのNGポイント
エアロバイクは、屋内でもしっかり体を動かすことができる便利なアイテムです。
ただし、快適に運動するためには、使い方に注意すべきです。
あまり適当な使い方をしていると、お尻が痛くなってしまいます。
それを防ぐためには、痛みを感じにくい上手な使い方を意識することが大切です。
では、お尻が痛くなってしまう原因について、対策も含めて詳しく説明していきましょう。
サドルのクッション性が低い
サドルが硬いと、お尻の痛みを感じやすくなるものです。
普通の椅子の場合も、硬い板のような座面だと、快適に座ることはできません。
お尻がうまくフィットせず、必要以上に圧迫されることになるため、痛みを感じてしまうのです。
硬いサドルの場合も同じで、お尻に大きな負担がかかり、楽に漕ぐことができなくなります。
そんな状態だと、長い継続は難しくなってしまいます。
しっかり運動する習慣をつけたくても、毎回痛みに悩まされるようでは、やる気を削がれてしまいます。
痛みを和らげるためには、サドルのクッション性を強化する工夫をしてみましょう。
柔らかいサドルなら、お尻への負担は軽減することができます。
カバーをつける
サドルのクッション性を高めるには、サドルカバーがおすすめです。
専用のカバーを被せるだけで、簡単に硬さを改善することができます。
硬さによるデメリットを防ぐときは、サドルを丸ごと買い替えてしまう方法もありますが、出費を抑えたいときは困ってしまうものです。
サドルはそれなりに高価な製品なので、予算が少ないときは、かなり厳しい買い物になってしまうこともあります。
しかし、サドルはそのままでカバーを被せる方法なら、それほどお金はかかりません。
買い替えるより安く済むので、硬さの対策をするなら、便利なアイテムをしっかりチェックしておきましょう。
クッションをセットする
サドルに柔らかさをプラスするなら、座布団のようなクッションを乗せる方法もあります。
この方法のメリットは、合わなかったときでも無駄にならない点です。
カバーも便利なアイテムではありますが、「どうも自分には合わないな」と感じたときは、そのまま放置することになってしまいます。
サドル用のカバーなので、合わない場合は、他に使い道がないのです。
しかし、通常のクッションであれば、普通に座るときも利用できるため、合わないときでも無駄になることはありません。
また、100円ショップなどで安いものを購入しておけば、出費を抑えることもできます。
カバーよりもさらに簡単な方法なので、気軽に試してみてください。
レーシングパンツも
クッション性を高めるためには、サドルに工夫を加える以外にも、身につけるアイテムを変える方法があります。
レーシングパンツは、ロードバイクに乗るときも重宝される優れたアイテムであり、お尻のあたりが厚くなっています。
そのため、適度なクッション性があり、お尻への負担を和らげてくれるのです。
痛みを確実に防ぐなら、このようなアイテムもうまく使っていきましょう。
サドルの高さが合っていない
サドルのクッション性が確保できていても、高さが合っていない場合は、お尻への負担を防ぐことができなくなります。
ここで避けておきたいのは、高すぎるサドルに座ることです。
サドルが高すぎると、ペダルに足が届きにくくなります。
その状態で体重を支えるとすれば、お尻の筋肉しかありません。
足でうまく踏ん張ることができないため、体重のほとんどが、お尻に集まることになってしまうのです。
痛みを軽減するためには、お尻だけで支えるような状態を避ける必要があります。
膝が少し曲がる高さ
お尻を痛めないように漕ぐなら、サドルを調整して、適度な高さにしておくことが大切です、ペダルを踏み込んだとき、脚が少し曲がるくらいの高さになっていれば、お尻への負担は少なくなります。
もし膝が伸びきっていた場合は、体重をしっかり支えることができません。
お尻だけに負担をかけないためには、足で踏ん張れる高さにして、なるべく負荷が分散するようにしておきましょう。
足とお尻をどちらも使って支えるようにすると、負荷の集中が起こらなないため、痛みを防ぐことができます。
低すぎてもいけない
高すぎるサドルは避けるべきですが、だからといって低ければよいわけでもありません。
低すぎて変な座り方になっていると、お尻への負担は大きくなってしまいます。
また、膝にかかる負担も問題です。
足が曲がりすぎた状態で漕ぐと、膝にも余計なダメージを与えてしまうため、痛みを感じることが多くなります。
そうしたデメリットを防ぐためには、むやみに低くするのではなく、自分に合ったちょうどよい高さにしておきましょう。
高すぎたり低すぎたりしない適度な高さなら、お尻も膝も痛めることはありません。
座る位置が前に寄りすぎている
エアロバイクを使うなら、少しだけ腰掛けるような座り方をしてはいけません。
サドルの前の細い部分に座っていると、お尻に食い込むような状態になるため、だんだん痛くなってきます。
そうなっては、長く漕ぐことができません。
痛みを防ぐためには、お尻の接する面積が広くなるようにしてください。
サドル全体を使い、広い面で支えるような座り方をしていれば、余計な負担はかからなくなります。
ハンドルに体重をかけていない
ハンドルに体重をかけないような乗り方は、負荷の集中を引き起こす原因のひとつです。
腕の支えがほとんどない状態だと、体を支えるのは、どうしてもお尻ばかりになってしまいます。
お尻にだけ負荷が偏っていると、痛みを感じやすくなるのも無理はありません。
負荷を分散させて痛みを和らげるには、ハンドルにきちんと体重をかけるようにしてください。
少しだけ前に傾くように座り、ハンドルの方にも体重の負荷を分けてやれば、かなり楽に漕ぐことができます。
使う時間が長すぎる
サドルのクッション性や座り方に注意していても、座る時間が長いと、うまく痛みを軽減できないことがあります。
それほど硬くない椅子であっても、長時間座りすぎると、少し痛くなったりするものです。
エアロバイクの場合も、時間が長すぎると、お尻への負担が大きくなってしまいます。
時間が長くならないように使うなら、延々とノンストップで漕ぐのではなく、半分に分けてみてください。
例えば、1時間漕いで痛くなるなら、30分ずつに分けてしまいましょう。
時間を短く区切れば、痛みを感じにくくなります。
お尻の筋肉が足りない
筋肉が発達していない状態だと、あまり大きな負荷をかけなくても痛くなることがあります。
そのため、確実に痛みを防ぐなら、お尻の筋肉を鍛える方法もおすすめです。
といっても、エアロバイクを漕いでいれば、自然とお尻は鍛えられるものです。
運動する習慣をつけて真面目に漕いでいれば、筋肉がついて痛みを感じにくくなります。
もし早めに筋肉をつけたいようなら、スクワットを行い、さらに鍛えるようにしましょう。
ただし、鍛えすぎには注意してください。
スクワットは、お尻以外の筋肉も鍛えられるので、やりすぎると足が太くなることもあります。
足を細くするために漕いでいる場合は、効果が出にくくなってしまうので、くれぐれもやりすぎないようにしましょう。
まとめ
エアロバイクを使うなら、適当に座って漕いではいけません。
お尻のクッションになる要素が足りなかったり、高さを合わせていなかったりすると、痛みに悩まされることが多いのです。
そのような失敗をしないためにも、ここで紹介したNGポイントはしっかりチェックしておいてください。
痛みにつながりそうなポイントを排除していけば、快適に漕げるようになります。