エアロバイクを漕いでいるときに辛さをごまかす方法
エアロバイクは室内で効率的に有酸素運動ができる便利な運動器具ですが、普通の自転車を漕ぐのとは違い、景色が変わらないため集中力が続かず飽きてしまいがちです。
後半から負荷が上がり辛くなってくると、集中力が低下し余計に辛くなってしまいます。
そんな中でも辛さを受け流し、できるだけ楽しくトレーニングするための方法をご紹介します。
テレビを見る
エアロバイクの近くにテレビがある方は漕ぎながら見ているという方も多いのではないでしょうか。
エアロバイクを漕いでいるときでも、テレビのバラエティ番組を見ていれば面白さで辛さも忘れることができますし、ニュース番組を見れば世の中のことも分かって一石二鳥のような気もします。
確かにテレビを見るという方法は一見よさそうに思えるのですが、テレビから流れてくる情報は視覚情報が多いため、そちらに意識がいってしまい、どうしても気が散ることが多くなります。
さらにCMごとに区切りがあるので長時間エアロバイクを漕ぐ場合は集中力が続かないこともあります。
どうしてもテレビを見たい場合は映画がおすすめです。
映画であればストーリーに沿って話が進んでいくため、他のテレビ番組のようにいろんな情報で気が散ることが少ないはずです。
また1作品が2時間近くあるため、時間を決めてトレーニングを行う場合の目安になります。
テレビで放送される映画はCMが多いため、できればDVDを借りてくるなどした方が集中力が持続しやすいです。
音楽を聴く
トレーニング中に音楽を聴く方は多いと思います。
音楽にはリラックス効果があるので辛いときに聴くのはおすすめです。
外で自転車に乗りながら音楽を聴いていると場合によっては道路交通法違反になりますが、室内なら気兼ねなく聞くことができます。
音楽も1曲の演奏時間が決まっているので、時間を決めてトレーニングをする上では、だいたいの目安にしやすいです。
どのジャンルを聴くかは好みによりますが、アップテンポな曲はモチベーションを上げる効果があります。
ただし日本語詞の曲だと歌詞が頭に入ってきてしまい、集中できないかもしれません。
なるべく歌詞を意識しないような英語詞の曲やインストの曲がいいでしょう。
またトレーニングが後半に入ってきていよいよ辛くなったときは「ロッキー」など映画のBGMもテンションを上げてくれます。
ちなみにクラシックやヒーリング音楽は、トレーニング中はさすがに合わないと思いますが、トレーニング終了後に呼吸を整えたり、ストレッチをするようなときにはおすすめです。
ラジオを聴く
エアロバイクを漕いでいるときには、ラジオを聴くこともおすすめです。
ラジオは生放送の番組が多く、リアルタイムで起こっているニュースや出来事が分かるので飽きませんし、ラジオの向こうで今まさにしゃべっているパーソナリティの方の声を聴いて、自分も頑張ろうという気持ちになれます。
番組中にたまに曲がかかるので、それで励まされるときもあります。
辛いときにラジオから不意にZARDの「負けないで」が流れてくると、なんだか自分が主人公になった気になれます。
またテレビとは違い視覚情報はなく、音声だけなのでトレーニングに意識を向けることができます。
さらにスマホやパソコンからラジオを聴ける「radiko」というアプリを使えば、1週間以内の番組であればいつでも好きなときに聴くことができるので、音楽を聴くことに飽きてしまった方は一度聴いてみてください。
ラジオ番組も30分番組から1時間、2時間番組などいろいろあるので、長時間にわたって漕ぐ方にはおすすめです。
スマホを見る
エアロバイクを漕ぎながらスマホを見る。
ツイッターやフェイスブックをチェックしたり、ヤフーニュースを見たりすることで辛くて長いトレーニングを少しでも忘れようという対処法です。
これはある程度熟練していないとできないかもしれません。
ちなみに本物の自転車に乗っているときは危険なので絶対にしないでください。
しかしトレーニング中にスマホを見ることができればテレビやラジオのように一方的に情報を受け取るだけではなく、自分のペースで知りたい情報を探せるので便利です。
またスマホゲームに熱中することでもっと効率的に時間を忘れることができます。
状況に応じてラジオを聴いたり、音楽を聴くことにシフトすることもできるので飽きっぽい方にはおすすめです。
ただしこれはある程度スタミナがついた上級者向けのトレーニングです。
妄想する
結局、辛さからの対処法の最終手段として用いられるのは妄想することではないでしょうか。
トレーニング中にすべてのことをやりつくし、なすすべがなくなったとき、人はただ妄想し時間が過ぎ去ってくれるのを待つのみなのです。
ここでいくつか妄想例を紹介します。
何キロ走ったかで妄想
エアロバイクには自分が今まで走った距離が表示される機種もあります。
何キロ走ったかを見て、実際に自転車で走った場合に家からどれぐらいまで行けるのかを妄想します。
そこから計算して、もしも朝一で家を出れば自転車でどこまで行けるのか、どのルートで行こうか、あ、あそこに寄ってあれを買って帰ってこれるな、ということを妄想すれば脳内小旅行ができます。
心拍数で妄想
エアロバイクには心拍数が表示されることもあります。
1分間にどれくらい心臓が動いているのか実感することはあまりないので、日々働いてくれている心臓に感謝しましょう。
そして心拍数を戦闘力に置き換えて心拍数が上がるにつれ自分がどんどん強くなっていく妄想をします。
ただもっと心拍数が上がってくると、だんだんこれは異常な心拍数の上がり方なんじゃないかと不安になり、ヤバいまさか死ぬんじゃないかという緊張感から余計に心拍数が上昇し、救急車で運ばれて集中治療室に入れられ気づいたら病室のベッドの上で何日間か経過していた。
なんてことを妄想しますが、そんなことはないので安心してください。
負荷で妄想
エアロバイクは漕いでいる間にだんだん負荷がかかってきます。
ペダルが重くなり、まるで坂道を登っているような感覚になります。
そんなときは高校球児の練習のつもりで妄想します。
その辛くて険しい坂道は昨日の自分を超えるための道。
そしてそれは甲子園へと続く栄光の坂道であることを妄想します。
もしくは自転車のうしろに彼女を乗せて漕いでいると妄想するのもありです。
ドラマチックに妄想
エアロバイクは後半につれていよいよ苦しくなってきます。
最後の力をふりしぼりペダルを漕ぎましょう。
自分をドラマの主人公に置き換えるのです。
走れメロス、24時間マラソンのランナー、時効目前の犯人を追っている刑事。
なんでもかまいません。
自分があとひとふんばりできるシュチュエーションを妄想しましょう。
VRの技術に期待する
エアロバイクの辛さはトレーニングだけでなく、景色が変わらないことです。
それを解消してくれるのはVR技術ではないでしょうか。
ソニーから新作のゲーム機「プレイステーションVR」が発売されました。
VR技術は進歩を重ね、今や家庭で楽しめる時代になったのです。
この技術を応用すればエアロバイクを漕いでいるときでもVRの中で移動できるようなソフトが開発されるはずです。
とはいえ、それがいつになるかは分からないので、それまでの間は妄想で補うしかなさそうです。
まとめ
エアロバイクは有酸素運動なので、ある程度の時間続けなければ効果が出てきません。
また日々続けていくことで少しづつ体力がついていきますので、少しでも楽しく運動できるように自分で工夫しながら取り組んでいきましょう。
またエアロバイクを漕いだあとはストレッチをして体の筋肉を伸ばしてあげると、脂肪の燃焼が促進され、疲れも残らないのでおすすめです。