大好きなロードバイク、でも時間がなくてなかなか出来ない!エアロバイクでロードバイクの練習はできる?
さっそうと風を切って走るロードバイク、見ている人にも格好いいものですし、実際乗っている人も気持ちよく気分よく運動ができるものです。
運動だけでなく、周囲の景色や移り変わる季節も感じることの出来るのが、ロードバイクです。
しかしこれ、なかなか時間が取れないと遠出もできません。
でも乗らないと、筋肉も弱ってしまいます。
ではエアロバイクで何とか、ロードバイク用の練習はできるものでしょうか。
ロードバイクの特徴をまず知っておこう
ロードバイクと言うと、ロードレースを連想する人も少なくないでしょう。
でも休日にロードを楽しむ人も、かなり多いのです。
ロードバイクは何よりもアウトドアスポーツ
ロードバイクで走るというのは、もちろん屋外でのことです。
ここが最もエアロバイクと違うところですね。
風を切って、外気を吸いながら、周囲の喧騒や自然の声を聞きながら、走るのがロードバイクです。
もちろんロードバイクの場合、ロードレースというものがあります。
この場合はスピードなどの競争になりますから、そんな呑気には走っていられません。
しかし一般にロードと言えば、サイクリング式のちょっと遠出しつつ、専用のロードバイクで気分良く走ることを言います。
ロードバイクレーサーがトレーニングのために、普通のロードを走ることももちろんあります。
でも単にロードという場合は、一般の休日の楽しみの運動兼遠出、と見ていいでしょうね。
とは言え、これかなりの運動量なのも事実です。
ロードバイクは時には危険も
一般道を走る時に、基本自転車は車道の左側を走ることになります。
歩道に自転車専用のレーンが併設されていれば、そこも走行可能です。
普通の自転車の場合はまだ、そうスピードも出ていませんので、歩道を走ることも出来ないではありません。
しかしロードバイクの場合、スピードもかなり出ますので、専用レーンがあっても車道を走る人のほうが多くなります。
歩行者や一般の自転車使用者に対する事故を起こさないためです。
しかしその代り、車道を走るということで、車との接触事故などの危険が常に存在します。
ヘルメットなど着用していても、やはり無防備なのには変わりありません。
また同じ2輪であるモーターバイクとの事故も、少なくないのです。
ロードバイクの場合飲み物などの補給も必要
屋外を走るのですから、補給も頻繁には出来ません。
その分の食べ物や飲み物、一応用意しなくてはなりません。
でないと途中で、飲み物がなくなって脱水などという危険も出てきます。
日本では自販機がどこにでもあるという、ちょっと気持ちの油断がありますが、流石に山の奥に入ればそれもありません。
常にそういったときのための用意も、しなくてはならないのです。
エアロバイクはどんな特徴がある
ではエアロバイクです。
自転車運動という大雑把なくくりだと、同じように見えますがどんな特徴があるのでしょうか。
エアロバイクはインドアスポーツ
エアロバイクはインドアで行われる運動です。
なので一言で言えば、単にひたすら漕ぐだけの運動になります。
周囲の景色が変わるでもなく、風の音や匂いを感じられるわけでもなく、同じ場所で黙々と漕ぐことになります。
ロードバイクに比べると、かなりストイックですね。
その代り、ちょっとしたながら運動も可能です。
それほど必死になっていないのなら、モニターで動画を見ながら漕ぐ、などということも可能です。
スマホだって読書だって、出来ないことはありません。
まあ正直、手元を見なくてはいけないスマホや読書は、姿勢が崩れるのであまりおすすめはできません。
エアロバイクは事故の危険がまずない
エアロバイクの場合、何しろ動きません。
加えて屋内です。
交通事故からは無縁でいられます。
これがながら運動ができる大きな理由です。
なので、高齢者でも安全に運動ができますし、ちょっと疲れていてもうやめたいなと思った時にも、すぐに止めることが可能です。
まあ事故の原因になるのは、乗降の時の脚の踏み外しでしょうか。
その点だけは注意が必要です。
補給がすぐできるので安心
屋内なので室温のコントロールも出来ますし、手元になくてもすぐに水分補給などすることも可能です。
ちょっと重くなった荷物を背負って、もしくは腰にくくりつけてなどということも不要です。
身体1つで運動ができるというのが、エアロバイクの大きな特徴なのです。
ロードバイカーの練習はエアロバイクで可能か
こういった違いがこの2つにはあります。
とは言えどちらも、ペダルを漕ぐ運動という点で、原点は同じです。
となると、ロードバイカーの人が遠出できない時に、エアロバイクで練習というのは可能かも考えておきたいですね。
筋トレという点では可能
ロードになかなか出られなくて、筋肉の減少や弱体が心配という人の場合、同じような筋肉を使用するエアロバイクは、役に立ってくれます
ただこの場合、一般的な普通のエアロバイクだと、姿勢が違ってしまいますので、ロードバイクタイプのものを選ぶ必要があります。
ロードバイクの場合見ていてもわかるように、かなりの前傾姿勢を取ります。
上半身の角度で全身の筋肉の動きも変わってきますので、ロードメインの人がエアロバイクで筋トレの場合は、ロードバイクタイプのものを選んでください。
これなら少なくとも、筋力の維持は可能になります。
緊張感という点ではいまいち
屋外を走るロードバイクの場合、結構危険も伴います。
しかしエアロバイクの方は、そういった危険とは無縁です。
景色も変わり周囲の空気を感じることも出来る代わりに、危険も結構多いのがロードバイクです。
この緊張感と、その反面の気持ちよさはどうしても、エアロバイクでは味わえません。
逆を言うと、エアロバクに慣れすぎると次にロードした時に、危険に対する反応が鈍くなっていることもあります。
カーブとか坂道や道路の凸凹
屋外を走る場合、かなり道路も平坦ではなく、しかも曲がり角というものが存在します。
坂道はまあ、エアロバイクの場合不可をかけることによってある程度再現できますが、道路の凸凹とかカーブはちょっと難しいですね。
このカーブや凸凹が、バイクに与える影響というのは、その運動量も馬鹿になりません。
エアロバイクだとその点の練習に、いささか難ありと言うしか無いのです。
エアロバイクでロードの練習をする時に
エアロバイクでロードバイクの練習をする時には、ある程度の割り切りが必要になります。
ペダルを踏む、上半身の筋肉を使うなどの筋トレは、かなりの部分で可能です。
しかしちょっとした緊張感による筋肉の張りや、それによる運動量の増減などはあまり期待できません。
どうしてもロードの時間がなくて、単に筋トレだけではつまらない、ペダルを踏む感触が欲しいなどの時には、エアロバイクを利用してください。
ただ完全には代用はできないということを、心に留めておいてください。
そして何より、ロードに慣れた人にはこのエアロバイク、ある意味地獄だということも覚えておいて欲しいです。
景色も何も変化なく、ただペダルを踏むという行動が、屋外ロードに慣れた人には本当に辛く感じるのも事実なのです。
まとめ
ロードバイクが趣味の人の場合、休日が取れなくて出かけられないのは本当に辛いですね。
せめて自転車を漕ぐ、ということでエアロバイクで代用と考えるのも無理ありません。
でも、似たように見えるこの2つも、こうした大きな違いがあるのです。
そのあたりもしっかりと把握の上、筋トレに利用するのがおすすめです。
実際、外部を走ることに比べると筋トレそのもの、という感は免れないのです。
参考URL・参考文献・根拠など
https://roadbike-navi.xyz/archives/1114/
https://cyclestreet.hatenablog.com/entry/2017/03/01/090628