バーボン通が必ず魅了される!?知って得する飲むべき理由とは
最近、バーボンの人気は芸能人が雑誌やCMを行っていることもあり、今や人気急上昇中のお酒です。
そんな、バーボンのおすすめやCMでよく見るものは、ほとんどの種類がそれなりにトゲトゲしさや鼻まで突き抜けるようなアルコール度数の高いウイスキーです。
しかし、バーボンに対するイメージは飲みにくい、居酒屋で頼みにくいなど敬遠される人も多いのではないでしょうか?
実はバーボンには様々な種類があり、独特のクセに魅了されている人も多いのです。
今回は、普段もバーボンを飲んでいる人に特におすすめの深く味わえるバーボンを紹介していきます。
そのためには、バーボンの特徴などを知る必要があります。
バーボンウイスキーとは
バーボンはちゃんと意味があってつけられた名前なのをご存じですか?
その由来は、アメリカ独立戦争の時にフランスのブルボン朝が仲間として一緒に戦ってくれたことがありました。
そのため、アメリカはブルボン朝に感謝の気持ちを込めてケンタッキー州の郡のひとつをバーボン郡と名づけたのです。
そのバーボン群で作られたウイスキーがバーボンと呼ばれ、今に至ります。
そんな、アメリカンウイスキーは他の国のウイスキーと比べてケンタッキー州で採れた原料のトウモロコシを多く使っているコーン・ウイスキーをバーボンと呼び、区別しています。
つまり、アメリカのトウモロコシなどを使ったお酒をウイスキーバーボンと言うのです。
バーボンの原材料
主原料はとうもろこしを主原料にしています。
その他にライ麦や小麦、大麦などをブレンドして作っていいます。
そのため、味や香りがブレンド方法で全く違うのです。
さらに、バーボンに使われる水はライムストーンウォーターという弱アルカリ性の硬水でカルシウム量が高いのが特徴です。
バーボンの特徴
バーボンは男らしいキリっとした味わいが特徴のお酒です。
まろやかというよりは荒削りなイメージで、熟成期間は短い物が多い傾向にあります。
そのため、トゲトゲしたという言葉が最も似合っているウイスキーと言えるのではないでしょうか。
しかし、熟成期間が短いのに深い味わいを出せる秘密が製法にあります。
バーボンは製法過程にホワイトオークの新樽を使用しています。
その樽の中を焦がして詰めるため、少し焦げたような香りが深みを引き出しています。
だから、短い熟成でも深みのあるウイスキーを作ることができるのです。
オーク材の樽を使うことで、少し薬や樹脂のような独特の香りになりますが添加物と間違われる人も多いようです。
このように、バーボンは独特な香り、味が他のウイスキーと違う特徴と言えます。
バーボンの厳しい審査
バーボンはウイスキー界で最も厳しい審査基準があるお酒であると知っていましたか?
大きく違うのはバーボンのみ着色料は使ってはならないことです。
さらに、アメリカ国内で飲まれるバーボンは多数の条件を満たす必要があります。
まず、アメリカ合衆国で作られている事はもちろんのこと、主原料のとうもろこしは51%以上使っていなければなりません。
製造には必ず新品のオーク樽を使用し、炭化皮膜処理というのもします。
そして、蒸留中は80%以下の度数で製造をしていきます。
チェック項目として、アルコール度数は熟成前に62.5%以下を検査し、瓶詰めの際はアルコール度数40%以上を保持していなければなりません。
このように、バーボンを作るのは思っているよりも大変で、製造者の苦労が少し分かるのではないでしょうか。
おすすめのバーボン
先ほどお話したバーボンの審査基準で出荷時はアルコール度数40度以上がバーボンの条件の一つとなっていましたよね。
しかし、アルコール度数40度と聞くと女性には難しいのかもと思っている人も多いのではないでしょうか。
そうなれば、バーボンは選択しにすら入らずカクテルなどを選ぶことになるでしょう。
そこで、バーボンを愛する私が比較的親しみやすい物をピックアップしました。
アーリータイムズ
バーボンの中でも結構安い方で知名度もあり親しみやすいバーボンです。
普段バーボンを飲む人なら少し違う味を飲みたい人におすすめです。
また、キレがありスッキリ飲めるので、普段バーボンを飲まない人でも手を出しやすいのも特徴です。
さらに、冷やすと香りや味が増しますのでバーボン通の人は試してみると良いと思います。
ジムビーム
アーリータイムズよりも甘味が強く、柔らかい印象のバーボンです。
比較的飲みやすいのが特徴でロックでもスキスキいけちゃいます。
ジムビームはバーボン好きなら誰でも知っているほど人気の高い物の1つです。
これも価格は安めで手に入りやすく、バーボン初心者にも始めやすいのではないでしょうか。
バーボンの大事なお供
バーボンをより深く楽しむためには、お供選びが重要になってきます。
そもそも、バーボンは少量をちょびちょび飲み、香りや味を楽しむお酒です。
そんな、バーボンに合うおすすめなお供は、比較的香りが強いものを選びましょう。
具体的には少しクセのあるものや、甘みのあるものがおすすめです。
そこで、行きつけのバーテンダーに聞いた人気のお供を紹介します。
香りの強いお供
定番で人気の高いものはスモークチーズやビーフジャーキーなどで、安価に済ませたいならカルパスなどもおすすめのようです。
また、カルパッチョやアンチョビなどもバーボンが魚の生臭さを消してくれるので相性の良いお供と言えます。
もし、家庭で安く抑えたい場合は缶詰など濃いもので代用すると良いでしょう。
甘みのあるお供
甘いお供は、一般的にチョコレート類が多く出回っている傾向にあるようです。
その他にもケーキやアイスなども相性が良く、特にバーボン初心者はバニラアイスにバーボンをかける人もいるようです。
個人的にはレーズンバターがおすすめで、甘すぎず塩味もあるのでバーボンとの相性も抜群です。
バーボン通ならこれを飲め
バーボン通なら絶対に飲んだ方が良いものがクラフトバーボンです。
クラフトバーボンとは、俗にいうプレミアムバーボンのことです。
さらに言えば、最高峰のバーボンという意味で捉えてもまず間違いないでしょう。
その理由に、材料は選び抜かれた最上級のものを使用し、製造や保管方法まで職人の手作りで行っているからです。
そのため、生産数量は少なく職人の考えや思いが詰まっています。
見分け方はラベルにスモールバッチ(small batch/小ロット)の表示があるものを指します。
そんな、バーボン通なら飲んで欲しいクラフトバーボン5種類を紹介します。
ノブクリーク
ノブリークの熟成期間はなんと約9年の最高傑作で、独特の香りや味の高さを楽しめる1本です。
大人のウイスキーという芳醇な味わいは、バーボン通にはたまらないのではないでしょうか。
飲み方はストレートかロックで、晩酌に軽く楽しみたい人には水や炭酸水で割ると徐々に変わる味を楽しめます。
甘味はないですが、深みは抜群のバーボンです。
ノブクリークシングルバレル
先ほどのノブリークとは違い、甘めのバーボンです。
主に、フルーティーな香りが特徴でバニラやナッツの風味との相性も絶妙です味わいはほろ苦さと甘い香りを楽しめます。
ノブクリークシングルバレルはスピリッツチャレンジで最高賞を受賞しており、それに負けない香りと味わいのバーボンです。
ブッカーズ
ブッカーズは濃い黄色が特徴のバーボンです。
香りはあまり強くはありませんが、飲むとレーズンの香りが鼻に抜けるのを体験できます。
とにかく鼻を突き抜けるほど刺激が強いもので飲む前は注意が必要です。
しかし、バーボン通なら病みつきになる1本です。
飲み方は、ロックやストレートだとさすがにきつい人が多いので基本的には水割りやソーダ割りがおすすめです。
ベイカーズ
ベイカーズは約7年熟成させたバーボンです。
他のバーボンに比べて色が濃く、クセが強く後をひく飲み心地が特徴です。
口に入れると、バニラやレーズンの香りが喉を通したあたりでやってきます。
味は柑橘系の酸味とカラメルのような苦さを実感できるバーボンです。
思った以上に舌に長く残るため、ロックやストレートで飲むと余韻を長く感じ続けられるでしょう。
時間をかけて、味わいたい人にはおすすめで贅沢な時間を過すことができます。
ベイゼルヘイデン
ベイゼルヘイデンは約8年熟成したバーボンで、その中でも珍しくライ麦に特化した1本です。
そのため、ハーブのような柑橘系の香りとライ麦の辛味のある味わいを感じるとこができます。
キリっとした印象で後味もスッキリしているので、肉系のお供がおすすめです。
バーボン通が1度飲むと新しい世界観を感じられることは間違いないでしょう。
まとめ
みなさんバーボンの歴史や特徴を知り、価値観が少しは変わったのではないでしょうか。
バーボンの飲みにくい印象とは裏腹に実は案外飲みやすく、独特な樽の香りやバニラ系の甘みを感じることができるお酒です。
普段、バーボン通も4,000円~6,000円程度の低価格の物を選ぶほど手に出しやすいお酒だと言えます。
たまに贅沢をしたい人やバーボンが好きな人はクラフトバーボンを1度は飲んで欲しいと思います。