エアロバイクを長持ちさせるためには、製品選択と使い方やメンテナンス意識が大切
エアロバイクは、自宅で簡単に継続した運動ができる便利な器具ですが、耐久性も考慮しておきたい部分です。
一度購入すれば、できるだけ長く使いたいと考えるのは当然でしょう。
各製品の価格帯や日常での使用状況によって、耐久性にも違いが出てきます。
長持ちするエアロバイクの選び方や使用方法、意識すべき点について考えてみましょう。
目次
エアロバイクは運動が苦手な人でも使いやすいフィットネス器具
エアロバイクは「フィットネスバイク」という名称でも呼ばれることからわかるように、運動目的やフィットネス目的、ダイエット目的などに利用されるものです。
その特徴は、自転車型の器具として、足でペダルを回転させることによって負荷をかけるものです。
屋内で使用するものであり、外出の必要がない点がメリットです。
天候条件にも左右されず、周辺環境が運動に適してない場合などにも効果を発揮します。
重い負荷や軽い負荷など、その時に合わせて何段階もの様々な負荷を選択することができるため、外での運動が体力的にきつい人にとっても問題なく利用が可能です。
エアロバイクも継続的な使用で経年劣化する
エアロバイクを使用する際には、耐久性や故障頻度がどの程度なのか気になることもあるでしょう。
例えば、実際の自転車を使用する場合は定期的なメンテナンスが必要です。
使用年数や状況によっては、故障や不具合が発生する場合もあります。
格安な自転車になれば、ある程度の期間で買い換える必要が生じるケースも多いです。
エアロバイクは実際の自転車ではなく、家の中で使用するフィットネス器具であるため、自転車と同列に扱うわけにはいきません。
しかしペダルを漕いで負荷をかける以上、部品が消耗して経年劣化することは、実際の自転車と同様にあります。
使用頻度によって耐久性は違ってくる
エアロバイクは格安なものから高価なものまで幅広くありますが、高価なものほど故障しにくく長持ちし、格安なものは相応に耐久性の劣る面があります。
エアロバイクを長持ちさせるためには、最初の製品の選び方が大切です。
まず、自分自身がどのような目的でエアロバイクを使用するのかについて考えておくといいでしょう。
ダイエットが主目的のような軽い運動であれば、それほど高価なエアロバイクでなくても十分に対応できます。
過剰な負荷をかけることも少ないため、品質が短期間で劣化する心配が少なくなります。
一方、ある程度の運動を行うことが目的であれば、利用時間も多くなり、負荷の変化を様々にして使用することも多いでしょう。
その場合であれば、より耐久性の高い製品を購入する方が適しています。
一定の価格帯以上の製品で、品質の丈夫なものを選ぶことがより重要になります。
エアロバイクは、家庭用のものでも10万円以上する機種もあれば、1万円や2万円台で買える製品もあります。
製品自体の品質もありますが、自分自身が何に利用するかによって選ぶ製品も変わってきます。
現在の目的に合致するエアロバイクを選ぶ
最初はダイエット目的に使っていたのが、エアロバイクに慣れてきて、さらに激しい運動に利用したいというようなケースもあるでしょう。
途中から利用目的が変化することもありますが、まずは現時点で考えている使用目的で選ぶ方が価格的にも選びやすくなります。
それぞれの目的と、用意できる費用のバランスを考えながら選ぶことがおすすめです。
価格帯によって連続使用の可能時間は違う
適切なエアロバイクの使用方法は、品質を長持ちさせます。
エアロバイクはペダルを漕ぐことによって熱が発生するため、内部の温度上昇によって部品が影響を受けます。
一定時間使用した後は、休ませて熱をとることが製品を長持ちさせる秘訣です。
もちろんこれも製品の価格帯によって違いがあります。
高価な製品であれば、耐熱性も高いため、長い時間の連続使用ができるものが多いです。
購入しやすい価格帯のものは、連続使用が30分までの制限のあるものが一般的です。
30分の時間制限はあっても、通常の運動で個人が利用する場合はそれほど問題ないと考えられます。
負荷にもよりますが、30分間ペダルを漕ぎ続けるというのは結構な運動量です。
ダイエットや適度な運動などの目的であれば、特に問題のない制限時間です。
本格的な運動として連続使用したい場合や、家族全体で使用したい場合などは、限られた制限時間では使いにくいこともあるでしょう。
そのケースでは、より高価な製品を購入して、長時間の連続使用ができるものにする方が効率的です。
正しい使用方法と定期的なメンテナンスが長持ちする秘訣
各製品の連続使用時間について取扱説明書でしっかり確認し、それを守った使い方をすることが製品を長持ちさせる秘訣です。
使用時間を超えたからといってすぐに壊れるようなことではありませんが、積み重なっていけば製品にダメージが蓄積していきます。
当然ながら劣化が早まるため、修理や、場合によっては買い替えの必要も生じます。
金銭的にも負担が重くなります。
メンテナンス方法についても製品ごとに違いがあるため、取扱説明書で確認しておきましょう。
メンテナンスを確実に行っていけば、製品の長持ちにつながります。
故障が生じた場合はすぐに修理に出す
具体的にエアロバイクが故障したと判断できるのは、どのような時でしょうか。
もちろん動かなくなれば故障していることは一目瞭然ですが、使用していて異音がするとか、ペダルを踏んで違和感があるような場合にも、故障しているケースが考えられます。
故障した状態のものをそのまま使用していると、さらに悪化して修理が不可能になったり、安全面で悪影響が出たりする可能性があります。
部品が劣化してパーツが外れるようなことがあればもちろん問題です。
エアロバイクは家庭用に使う以外にも、フィットネスジムや、介護現場のリハビリで使われることもあるなど、必ずしも慣れている人が使用するとは限りません。
その点を考慮して、さらに安全性への配慮を行う必要があります。
エアロバイクは通常利用において安全性の高い器具ですが、耐久性を高めるためにもメンテナンス自体は意識して行うことが大切です。
不具合を感じた場合はメーカーに修理に出すなどして、確実に対処すれば製品の寿命は長くなります。
総合的な使いやすさと耐久性を備えたものがベスト
エアロバイクを選ぶ場合は、もちろん耐久性だけが判断基準ではありません。
操作性、快適性、機能性など幅広い判断材料があります。
静音性についても快適な使用のためには欠かせない部分です。
エアロバイクはアップライトタイプと呼ばれるものの人気が高く、流通も多いです。
アップライトタイプは、通常の自転車に乗っているように上半身を起こした状態で使用することができ、初心者にも違和感なく利用できるのが特徴です。
サドルの高さの調整も可能で、初心者から本格的な運動まで幅広く利用できます。
また、カロリーや走行距離など様々な数値を表示する機能が付いているエアロバイクであれば、毎日の使用においても目安ができて効果的です。
これらの総合的な使いやすさと、できるだけ長い期間の使用に耐えられる耐久性とのバランスが、最適なエアロバイクを選ぶために意識しておきたい部分です。
まとめ
エアロバイクは、自宅にいながら有酸素運動ができるため、ダイエットやフィットネスなど幅広い利用ができます。
また自分の体力に合わせて運動することが可能であり、足腰を痛めることもなく、安全性においても高いものがあります。
長期に渡って継続した運動をするためにも、エアロバイクを長持ちさせることが大切です。
購入機種や使い方、メンテナンスなどを意識していけば、より長く使用が可能になるでしょう。