マンションやアパートの上階で使用した場合、ランニングマシンの騒音は抑えられる?
家で手軽に走ることのできるランニングマシンは、ランナーさんなら家に1台置いておきたいものです。
ランナーさんでなくても、運動不足解消でちょっと走りたいけど人前では恥ずかしい、などという人にも好評です。
しかしこのランニングマシン、静音設計となっていてもやはりモーター音などは完全にはなくなりません。
そして最大の問題は、走る人の起こす騒音です。
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目次
モーター音の静かなランニングマシンは勿論ある
ランニングマシンのラインアップを見ていると、静音とか静かのロゴの付いた製品も散見されます。
なのでこういった製品を購入すれば、静かに運動ができるだろうと購入を決める人もいないではありません。
勿論設計上で、モーター音など他の製品よりも静かに可動できるというのは間違いありません。
このモーター音、結構響きますから静音設計はありがたいものです。
購入するなら勿論、静音と謳ってあるものを購入したほうが、後々のためにも面倒がありませんね。
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ランニングマシン使用時の騒音とは
モーター音も勿論気になるのですが、もっと問題になるのは走っている時のランナーが立てる音です。
走っている最中にどうしても起こる着地音や衝撃音、振動などがもたらす音ですね。
これがランニングマシンの最も大きな騒音と言えるのは、間違いありません。
モーター音なら、周囲の家に響くことはありますが、窓を閉めたりの簡単な防音対策を施すことで何とかなります。
静音設計のものを使用すれば、かなり緩和されるのでまあ対策は結構取れるものです。
しかし走っている時に出る音というのは、これは一戸建ての家の1階で使用するならともかく、2階でとか集合住宅の上階でとなると、防ぐのは大変に難しいのです。
音、振動が起こす音というのはいわゆる音ではないので、防ぐのが難しいのです。
家の階の足音の響きといえば
自分の住んでいる集合住宅での、上の階の騒音をイメージしてみてください。
テレビの音とか音楽の場合は、両隣からの方が激しいです。
しかし上の階からの騒音というと、足音が代表とされるものです。
実際筆者の家の場合も、上の階に元気な男の子二人がいたので、夕方などはドタバタとかなりの足音が聞こえていました。
鉄筋の建物でも、こればかりはどうにもならないようですね。
親御さんが顔を合わせると、申し訳ないと謝ってくれたものです。
まあ夜は早く寝てくれていたので、問題はありませんでした。
でもこれ、ランニングマシンの場合は大人が使用するもので、大人の体重は勿論子供よりも多いものです。
つまり、着地音も比例して大きくなるものです。
加えて言えば、ランニングマシンの使用は時間問わずのこともあります。
真夜中のランニングマシンは、まあ集合住宅では止めておいたほうがよろしいですね。
昼間だって結構響いてしまう振動音対策は?
さてこの振動音、何とか対策を取らないと、特にアパートなどの木造住宅では使用が不可能になってしまいます。
迷惑にならない時間をと思っても、他の住人との生活時間が違えば、これも難しいものです。
いっそ、集合住宅では使用しないという方向に持っていけば良いのかもしれませんが、それもちょっとさみしいものですね。
できれば周囲に迷惑をできるだけかけず、自宅でのエクササイズをしたいところです。
振動音を抑えることで、騒音も減らす方法がないではありません。
いくつか簡単に出来る方法を、見ていってみましょう。
振動音を減らすのに有効なアイテム
ランニングマシン購入の時に、すでに防音マットも購入している人も少なくないはずです。
しかしこれ、防音であって防振動でないところが、弱いとも言えます。
コンパネを使用してみる
コンパネ、コンクリート型枠用合板の略です。
ベニヤ板を張り合わせたような構造の板です。
これを敷くことによって振動を分散させることが出来ます。
ランニングマシンの下に敷いて、着地した時の振動を平均に分散させ、着地音を一点集中から広く分散させるのです。
そうすれば振動音も広く分散されるので、一点集中よりも音が響かないということになります。
ジョイントマットを使用してみる
組み合わせることで広さも変えられるという、子供さんのいる家庭には何枚か常備されているマットです。
防音も双撃吸収もある程度してくれますし、結構冷えも防いでくれるので、キッチンや洗面所などに敷いている家庭も多いですね。
冬の間はリビングの足元の冷えを防ぐのに利用する、ということも出来ます。
これが防振にかなり役立つので、ランニングマシンの下に敷くのには結構おすすめなのです。
正直これ、100均でも売っていますが、まあホームセンターなどの品のほうが無難に利用ができますね。
ラバーシートも利用してみる
防音防振の代表格が、ラバーです。
なのでこれもランニングマシンの下敷きに利用するのも、悪くありません。
ラバーなので結構蒸れてしまったりもしますから、一番下に敷くと床に良くないかもしれません。
そのへんは臨機応変に他のものと組み合わせてみるのもいいかもしれません。
サイズも色々ありますので、ランニングマシンのサイズに合わせての購入がおすすめです。
上記のものを組み合わせてみる
それぞれ特徴のある品ばかりですが、これらを組み合わせて下敷きにすれば、かなりの騒音対策になります。
ジョイントマットを一番下に敷いてその上にコンパネを載せて、最後にラバーシートを掛けます。
ラバーシートは普通のフロアマットでも代用できますね。
コンパネのサイズより大き目にしておくと、見た目がいい感じになるのでおすすめです。
最後にランニングマシンを載せて出来上がります。
ここまで振動対策すると、かなり防振できます。
まあと言っても、完全にというわけではないことも、忘れないでください。
またランニングマシンの置き場所ですが、部屋の中央ではなく壁沿いにしたほうが安定しますし、音も軽減されるのでおすすめです。
走るという行動の意味するもの
走るということは瞬間ですが、両方の足が一緒に空中にあることになる行動です。
どちらかが常に地面にある場合は、ウォーキングということになります。
まあ走るということイコール、ジャンプに近いと見てもいいかもしれません。
つまり走るということは、空中からの着地をするようなものということですね。
しかしジャンプならそうそう連続してということはありません。
しかし走る場合はこれが連続しての動作になりますし、ランニングとなると長時間に渡るということにもなります。
これを部屋の中でやるのですから、やはり騒音振動音は避けられないことになってしまいますね。
他にも何か対策は無いものでしょうか。
走り方にも問題解決の糸口が
子供が走っているのを見ていると、本当に足音が凄いと感じることはありませんか。
子供の場合、まだまだ腹筋も背筋も出来上がっていないので、それこそ足の力だけで走っている状態なのです。
なのでああいった、ドタバタとした形容できないような足音がするのです。
大人も同じことです。
マラソンランナーのプロやベテランの場合、走っている時の足音は本当に僅かです。
パタパタというのがふさわしい感じですね。
腹筋や背筋をきちんと使って鍛えていれば、ああい言う走りができるわけです。
ランニングマシンを使用していて、自分でもすごい着地の振動を感じるようなら、それは脚だけでの走りになっているということです。
その辺りも注意していくと、ランニングマシンの振動音や騒音も軽減できないとは言えません。
しっかりと筋トレの上、ランニングしたいものですね。
まとめ
まあ正直な所、特に木造の場合の2階とか3階では、ランニングマシンの使用は諦めたほうがいいかもしれないというのも事実です。
この足音、着地による振動音というのは、実感してみないとわかりにくいのですが、かなり神経にも響きます。
寝る時間になってこれが響いてくると、本当に迷惑と感じる人は多いはずです。
防振対策騒音対策、そして自分の走り方にまで注意を置いて、出来るだけ周囲にも迷惑をかけずに走っていきたいものですね。