ランニングマシンを使うときのシューズはどう選ぶ?チェックすべき4つのポイント
家でランニングマシンを使うときは、自分の好きな格好で走ることができますが、裸足だけはNGです。
裸足で走ったりすると、足裏が擦れて怪我をする可能性があります。
安全に走るためには、きちんとランニングシューズを履かなければなりません。
とはいえ、初めてシューズを購入するときは、どれがよいのかわからず、迷ってしまうこともあります。
そんなときは、いくつかのポイントをチェックしてみましょう。
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タイプの違い
ひとくちにランニングシューズといっても、すべてが同じ性能をもっているわけではありません。
大きく分けて3つのタイプがあり、それぞれ異なる特徴を備えているのです。
その点をチェックしておかないと、使いにくいものを選んでしまう可能性があります。
では、3つのタイプを簡単に紹介していきましょう。
クッション系
走るときは、足に負担がかかりすぎることを避けなければなりません。
あまり大きな負担をかけ続けていると、怪我をすることがあるのです。
屋内でランニングマシンを使うなら、アスファルトの上よりは負担が少ないものですが、初心者でまったく対策をしなかった場合は、足を痛める可能性も高くなります。
それを防ぐために最適なのが、クッション系のランニングシューズです。
クッション系というだけあって、高い衝撃吸収機能を備えており、走るときの足への負担をしっかりと軽減してくれます。
そのため、走り始めたばかりの初心者や、長距離を走る人にはおすすめです。
ランニングマシンを使うときも、軽い負荷で長めに走ることになるので、このタイプを選んでおきましょう。
適度な重みによる安定性もあるため、かなり走りやすくなっています。
レース系
レース系のランニングシューズは、衝撃吸収よりも軽量化の方に重点を置いています。
反発力も高いので、スピードを上げるにはぴったりなタイプであり、「もっとタイムを縮めたい」という人におすすめです。
レース経験者など、走ることに慣れた上級者から好まれるタイプなので、室内で軽く走りたいだけなら、あまり向いていません。
ダイエットのために初めてランニングに挑戦するような人は、別のタイプにしておきましょう。
トレーニング系
トレーニング系は、クッション系の衝撃吸収機能とレース系の軽さをバランスよく備えたタイプです。
クッション系ほど足への負担を軽減できないので、初心者にはあまり向いていませんが、そこからさらにステップアップするときに使うならおすすめです。
少し走り慣れてきてレースに挑戦してみたいときなどは、このタイプでしっかりトレーニングしていきましょう。
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足の形に合っているか
ランニングシューズを選ぶときは、足の形に合わせることも重要なポイントになります。
クッション系ならランニングマシンに向いているとはいえ、足の形に合わないものを履いていると、痛めてしまう可能性が高いのです。
タイプをチェックしたのであれば、足の形に合っていることも、忘れずに確認しておいてください。
足の形にも3つのタイプがあるので、それぞれの特徴を紹介します。
スクエア型
足のつま先がほぼ一直線に揃っているタイプです。
つま先の幅が広くなっているので、足先が細すぎるシューズを履いていると、圧迫されて痛みを感じることになります。
快適に走るためには、なるべく幅広なものを選ぶようにしてください。
日本人には約1割しかいない珍しいタイプですが、もし当てはまるようなら、しっかりチェックしましょう。
ギリシャ型
人差し指が長く、親指よりもさらに突き出ているタイプです。
このタイプは、どんなシューズにも合うことが多いので、あまり苦労せずに選ぶことができます。
とはいえ、つま先の余裕がないものだと、人差し指が圧迫されることになるので、あまり小さいサイズは選ばないようにしましょう。
エジプト型
日本人だと最も多いタイプで、親指が一番長く、小指にかけて斜めになっています。
足の形で思い浮かべることが多いのは、だいたいこのタイプです。
最も突き出ている親指がつま先に当たりやすいので、なるべく余裕のあるものを選んでください。
とはいえ、あまり隙間が多いと脱げてしまうので、つま先が当たらないだけでなく、適度にフィットするものを選びましょう。
メーカーは国内か海外か
ランニングシューズを選ぶときは、メーカーもよく見ておかなければなりません。
国内メーカーと海外メーカーでは、足形がかなり違ってくるものなのです。
海外メーカーのものは、海外の人の体を基準にして設計されているため、日本人にはうまく合わなかったりします。
そのため、自分にぴったりな走りやすいものを見つけるなら、海外ではなく、なるべく日本のメーカーのものから選んでみてください。
海外の製品であっても、慎重に考えてよく探せば、使いやすいシューズが見つかることもありますが、そこまで簡単に辿り着けるとは限りません。
初めてで不安が大きいようなときは、より確実性の高い選び方をしていきましょう。
実際に履いた感覚
ランニングシューズ選びで失敗しないようにするなら、履いたときの違和感をチェックすることが、最も重要ポイントになります。
ネットで気になるシューズを見つけて、タイプやメーカーなどがわかったとしても、実物を履いてみないことには、本当に自分に合っているかわかりません。
問題がなさそうに見えても、足を入れてみると、「少しきついな」「ゆるすぎるかも」といった違和感を覚えることがあるので、画像だけで安易に決めないようにしてください。
失敗を防ぐためには、店頭での試し履きがおすすめです。
衣服の試着と同じように、実際に身につけることで見えてくるものもあります。
その感覚を参考にしてじっくり考えるようにすれば、ぴったりなシューズを確実に購入することができるのです。
靴下を履く
ランニングシューズを試し履きするときは、走るときに着用する靴下を用意しておきましょう。
靴下の厚みによっては、履いたときの感覚に違いが出る可能性もあるため、なるべく走るときと同じ状態にすべきです。
走るときに使うものより薄い靴下で試したりすると、あとになってきつく感じてしまう可能性があります。
最初から走るときと同じもので試していれば、そうした失敗を防ぐことができるのです。
普通の靴下は、ランニング用よりズレやすくなっていることもあるので、試し履きの際は注意してください。
時間帯にも注意
ランニングシューズの試し履きをするときは、時間帯を考えることも必要になってきます。
足のサイズは、時間帯によって微妙に変化することがあるのです。
その原因には、むくみがあります。
程度にもよりますが、むくんでいるときの足のサイズは、通常よりも大きいものです。
そのため、午前中に試し履きをしてても、実際に使うのが午後だった場合は、むくみの影響で小さく感じる可能性があります。
このミスを防ぐためには、ランニングマシンを使う時間がいつなのか、よく考えてから試し履きをしてください。
午前に使うなら午前に、午後に使うなら午後に試し履きをした方が、より正確に判断することができるのです。
まとめ
ランニングマシンを使うときはシューズが必須になりますが、適当に選んだりすると、快適に走ることができなくなってしまいます。
足が擦れることはなくても、走るときの衝撃を吸収できなかったり、サイズが小さかったりすると、足のダメージを軽減することはできません。
ここで紹介したポイントをしっかりチェックして、安全に走れるシューズを選びましょう。