いも焼酎が苦手な女性におすすめしたい「桜島」
いも焼酎の独特な香りやクセの強い味わいが苦手で飲めない、という女性も多いのではないでしょうか。
私もかつてはいも焼酎が苦手でした。
あっさりしていそうな米焼酎や麦焼酎から挑戦し、徐々にいも焼酎を飲むようになっていきましたが、最初はかなり苦戦したのを覚えています。
そんないも焼酎が苦手な女性におすすめしたいのが、桜島に酒蔵を構える本坊酒造さん作のいも焼酎「桜島」です。
いも焼酎「桜島」の正式名称は「桜島年号焼酎」といいます。
価格は1800mlで1600円ほどと、かなりお手ごろな焼酎ですが、これが臭味を感じさせないとってもフルーティな味わいで、本当に美味しいのです。
1.独特の臭みがしない、フルーティな味わい
まず、桜島を普通のいも焼酎だと思って飲むと全然違う、あの濃すぎるクセがほとんど無い、ということに驚くと思います。
いも焼酎はサツマイモから醸造されているだけあって、大抵はむわっと芋のにおいが鼻孔に充満しますよね。
ところが、桜島はふんわりと、ほのかに甘くサツマイモが香るのです。
口に含んだ瞬間に「あれ?
とげとげしてなくてあっさり、しかもまろやかだ」という感覚を味わうのですが、本当に荒々しさがなくとても上品で、フルーツのお酒を飲んでいるみたいです。
色々ないも焼酎を飲んでみましたが、飲みやすさならいも焼酎のなかでも抜群だと思っています。
2.黒麹仕立てであっさり
沖縄の地酒である泡盛。
それを作る原料といえば米や栗、泡などから精製された黒麹です。
黒麹でサツマイモのでんぷんを発酵させると、多くの場合は濃厚でずっしりとした、重みのある味わいになると言われていますよね。
どちらかと言えば白麹の方があっさりしているイメージです。
白と黒、どちらも同じ米麹なのでほとんど味に差は無いと言う人も、明確に味が違うと言う人もいますよね。
人によってかなり差があようですが、私は白麹の方が飲みやすいイメージで好きです。
ですが、桜島は黒麹で醸造したにも関わらず、どちらかと言えば甘口で軽い雰囲気のお酒です。
実際に甘いわけではありませんが、お湯で割ってみるとまるで焼き芋のような香ばしいかおりが漂ってきます。
ためしにロックでも飲んでみましたが、たくさんのお湯で薄めなくてもわりとぐいぐいいけました。
3.桜島ブランド
本坊酒造さんから発売されているいも焼酎にはほかにもたくさんあります。
白麹と、本坊酒造さんが独自で産み出した酵母を使って醸造される「さくらじま」、特許製法である磨き蒸留で作られた「あらわざ桜島」、夏限定・ロックや水割りなどで冷やして飲む「青天桜島」、そしてそれをスパークリングタイプにした発泡焼酎「青天桜島スパークリング」など、個性溢れるラインナップです。
どれも軽やかで飲みやすく、フルーティでさっぱりしているという感想です。
特に桜島スパークリングは割らなくてもストレートでいけるので、ビール代わりにぐいぐいいけました。
4.飲み比べセット
また、さつま芋の種類を変えてみることで焼酎の味と香りが劇的に変化するので、飲み比べセットを購入してみるのもおすすめです。
いも焼酎によく使われる代表的な品種は黄金千貫ですが、食用として一般的な紅さつま、柑橘系のような味わいの紅黄金、むらさき芋の頴娃紫、オレンジ色の芋ジェイレッドなど、色々な品種から作られた焼酎も発売されています。
素材の違いをぜひ味わってみてください。
私のおすすめは紫芋です。
香りがとても華やかで、スッキリとしたキレのよいコクが味わえます。
まとめ
ご紹介したいも焼酎は、いずれも価格が1本1000円~2000円ほどまでと、かなりお手ごろになっています。
九州に住んでいなくとも、お店や通販で手軽に購入できます。
今までいも焼酎を敬遠していた女性の方はもちろん男性の方も、ぜひ焼いた茄子やサンマをおつまみにしながら飲んでみて下さい。
いも焼酎のイメージがガラッと変わるかもしれませんよ。